恐怖小説 キリカ

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  • 36レビュー
著者 : 澤村伊智
  • 講談社 (2017年1月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940528

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恐怖小説 キリカの感想・レビュー・書評

  • これ読んでレビュー書けます?

  • 毎回思うんだけど境目のないこわさが今回はかなり際立っていた。エグくてやりたい放題でイヤミスならぬイヤホラーっぽく、リアル過ぎて精神的に混乱した。けど面白いという…参った…。

    実話というテイ。フェイクドキュメンタリー。(187ページ)

    100回は言えないので1/3の30回くらいで、どうか許してくださいな。
    「くろっくろっ、くろいいえっ」
    帯の貴志さんのコメントも突き抜けていて面白い。これはもうかなり楽しんじゃっているのでは…?

  • 日本ホラー小説大賞を受賞した作者による、自伝的小説……だったらとんでもなく怖いお話。ネタばらしはないけれど、「ぼぎわんが、来る」と「ずうのめ人形」を先に読んでおいたほうが楽しめそうです。そして「ぜんぜん面白くなかった」なんてネットで酷評してようものなら……うふふ。
    序盤のリアリティが半端ない。受賞の体験とか、校正の経緯とか、そのあたりは実話なんだろうなあ、でもなんか物語的な起伏はいまいちかなあ、などと思いながら読んでいると。そのうちどんどん狂ってくる物語。残虐シーンもてんこ盛り。心理的恐怖もぐいぐい来るし。そこまでいらんわリアリティ!と思うほど、気持ち悪さが増してきます(褒めてます、念のため)。
    そして、この「小説」が書かれた目的……いやいや、小説をそんなのに「使う」だなんて! 邪悪すぎますよそれ。たしかにこういうのを読むと、一番怖いのは人間なのかなあって思えてしまいました。「本物」ねえ……実話でないことを祈ります。

  • 貴志祐介氏の「ついうっかり本物を世にだしてしまいました。」には二つの意味がこめられてると読み終えて分かりました!うかつなレビューは怖いので書けませんが(笑)、前2作については多少なりとも人間の怨恨からなる霊や妖怪なるもののお話で「ひゃ〜、人間(の憎悪)って怖い〜」でしたが、今回は「ほんまもんの人間が怖い」でした。しかし、これ講談社だったんですね。てっきりKADOKAWAのシリーズだと思ってて、あれ、いつ真琴とか出るんだろ?と思ってました(笑)。

  • レビュー書くことが憚られる怖さですね。作者ほんとうにやばいんじゃないのかと感じさせる凄みがある。どんでん返し的に予想を裏切ってくるのはほんとうに上手い。三章構造で章ごとに語り手が変わるやり方は前作でも使われてたなあなんて感想すら作者の掌の上で。こちらが読んでどう感じるかを先回りされているという感覚が、作者に見られているという感覚に繋がってさらに怖いよ。

  • 「ぼぎわんが、来る」「ずうのめ人形」に続いての第3作目。

    おめでとうございます、澤村さんの「ぼぎわん」が日本ホラー小説大賞の大賞に選ばれましたーーー。
    KADOKAWAからの電話で話が始まる。
    あれ、本人出ちゃった。
    作家名もタイトルも社名もそのまま何度も使う、とか実在するホラー作家・作品をバンバン出す・・・・とかがちょっと私には・・・・お許しはもちろんとってあるんですよね?って心配になるほど。出てくる作家さんのことが好きだからなおさら。


    小説作品を見せ合う仲間たち。その中の一人が妙な考えからストーカー行為を始めるようになる。「妻・霧香」も危険な目に合うので友人に相談、作品の調整、担当編集者の体調不良による交代・・・・。前の2作とは違って「怖い化け物」は出てこない。
    前半は「これでいいの?」「このままいくの?」「何かが変」「うーん」で進み、後半進むにつれてサイコミステリーになっていく。
    この中でのサイコパスとある考えが全く一致してしまって、ヤバイ、と思った。
    こんな感じの感想を書くと、殺されちゃうかな・・・・。

  • 久しぶりにホラージャンルを読んだ。
    澤村さん自身を主人公に、実は澤村伊智は狂っている。と言う何処までが本当なのか境界線が分からなくなる話。
    このレビューが酷評だったら澤村さんが殺しに来るのだろうか!?
    講談社の本なのにあんなにカドカワの事がずっと書かれている本なんて初めて読んだ。
    ホラー小説作家だけにいい感じに狂った人のイメージが付いて、最後のエピローグの後の一文に鳥肌がたった。

  • ホラー小説のモキュメンタリーは三津田信三が手掛けた印象が強く、それを超えるのはなかなか難しいと思っていたけれど、こっちか!という思い切った方向からの作品で驚かされました。
    ネタのひとつひとつに新鮮味はなくても、それを組み合わせることで新たな(そしてとっても怖い)ホラー作品の出来上がり。
    それにしても「ぼぎわん」の時も感じましたが、この作者の「今」を作品に練りこむ力は相当なものだと思います。
    文化というより時代の(嫌な)空気を実に巧みに作品に絡めて来る。
    次作はどんな澤村的恐怖が繰り出されるのか…怖い限りです。

  • 私はホラーが好きです。特に日本映画のホラー。
    この作品は映像化してくれたら面白いだろうなーと思いながら読んでました。

    「ぼぎわんが、来る」でホラー大賞を受賞した著者・澤村伊智さんが主役。
    読み進めていくと、あれ?これ本当の話?…どんどん雲行きが怪しくなっていくんですけどー!怖いながらもページを繰る手が止まりませんでした。
    表題のキリカは澤村さんの奥様のお名前だそうで。(作中でってことでいいんですよね?)
    なんかリアルなのか創造なのかわからなくなってきて怖い。
    そして人間がやっぱり一番怖い。
    私、とっても怖がらせていただいたので、お願いですから殺しにこないでくださいね。
    いやー…レビュー書きにくいです笑

    次の作品も期待してます!

  • 皆さんがレビューで「レビューが書けない」って言ってたわけが、読んでみて、ようやく実感としてわかりました(苦笑。

    最初・・・1章の中盤くらいで読むの嫌になっちゃったんです、これ、私の好きなタイプのホラーじゃないのかな。と思って。(レビュー書くのが怖くて、これ以上細かく書けない。(;´▽`A
    で、一章読むのを飛ばして(実際には1章のラスト数ページだけ読んでから)、2章を読みました。
    そっからは、読みましたけれども。

    全部読んでから、一章の読んでないところも読みました。
    安心して読めました(苦笑。
    怖さがあるのに、ちゃんと夜中にトイレに行ける、実話怪談系じゃないホラーです、なんか、キリカだからじゃないけど、キリきりと胃にくるホラーです。

    個人的には、前作「ぼきわんが、くる」「ずうのめ人形」のが大好きです。また、こういった作品を書いて欲しいです。

  • レビュー書くのが恐ろしくなっちゃうお話。じわじわと染み込むような怖さ。個人的には過去2作品の方が好みです。

  • 著者の作品の中ではぶっちぎりで面白かったです。現実と虚構の境目が分からないこの感覚が何とも言えません。参考文献を見て余計怖くなりました。
    「結局人間が一番怖い」とは思いませんが、リアリティを追及していくとどうしても幽霊や悪魔は、現実と地続きになれないという点で劣ってしまうと思います。
    この作品の恐怖は共通して「人間」でしたが、各章毎に変化しているのが面白いと思いました。第1章はヤバい奴に目をつけられた恐怖、第2章は暴力的な恐怖、そして第3章はそれらの恐怖が合わさって現実と繋がる恐怖。あくまで私の感想ですが。レビューを書くのも躊躇ってしまいます。でも現実とフィクションを区別できないほど子供じゃありません。過去作品のレビューもそのままで。
    個人的にどうかと思った点は、作中の登場人物が代弁してくれたので割愛。過去作についても著者自身の批評だから容赦がなかった……。1点だけ、「ミザリー」を読んだことがないので、内容を知っていたらもっと楽しめたのかな。他に登場するホラー小説も機会があれば読んでみよう。

    長々と書いてしまいましたが、誰か来たようなので、この辺で終わりにしたいと思います。

  • 高評価せざるをえない

  • 読みやすくて、エンタメ性が高く
    読者を最後まで引っ張って読ませていく力のある作家。

    という印象は変わらない、というか強くなったものの、
    前2作のような正統派ホラー作品が読みたいと言うのが
    正直な感想。

    意欲作だと思うし、面白く読めたものの、
    渾身の一発ギャグみたいなもので
    今回限りでしか使えないネタ。

    期待しているからこそ、ホラー作家として
    今は一作一作王道ホラーで力を磨いていくべき時で
    地に足を着けて行ってほしい。

    ホラー作家として今後進んでいくのであれば、
    現状は怖がらせ方が弱いというか、
    怖がらせ方の型がまだできていないと思う。

    怖がらせ方の弱さを、エンタメ性・リーダビリティで
    カバーしている状態なので、
    正統派の切り口でどうやって読者を怖がらせるかに
    向き合った作品作りをしてほしい。

    なお、もし本レビューに不満・不平がある場合は、
    当方の連絡先にお越しください。

    〒112-8001
    東京都文京区音羽 2-12-21
    野間省伸

    よろしくお願いいたします。

  • 怖いわ…しかも本自体の作りが凝ってる。レビュー書いても大丈夫かな?と一瞬不安になる自分がいる(^_^)

  • 結構 殺人シーンが 微細に描写されてますので なんか 読んでで目の奥が 痛くなる・・・ 金づち怖い
    恐怖小説 キリカ タイトルからして センスあります 澤村先生 見てますかー!

  • こわいこわいこわいこわいこわいこわい
    もう、うっかり本の感想なんて書けないよぉぉ
    ぼきわんもずうのめもこわかったけど、これがいちばんこわいよぉ
    あ。ずうのめが第30回山本周五郎賞候補作品に選ばれてめでたい(おずおず

  • ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣にはいつも支えてくれる最愛の妻・キリカ。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて不幸(ミザリー)は、僕とキリカのとある「秘密」を暴き出すが──。

    こわいよーーーーー!3作目でこれを出すってほんとちょうどいいのかも。今後澤村先生の本読む時は毎回思い出してしまうよ………自分のレビューも振り返ったよ……しかし他社作品のダイマすぎて笑ってしまった。いいのか講談社!ある意味お仕事小説なのかもしれない……真梨先生も書いてたし、素人読者レビューってやっぱりみんな見てるのかな……

  • 図書館本。
    ぼぎわん、ずうのめと怪異系のホラーが続きさて今回はどんな怪異かと思ったら・・・
    いやあこれは怖い。
    正直この怖さはぼぎわんやずうのめをはるかに超えているんじゃなかろうか。
    まあ、ぼぎわんもずうのめも怪異事態が怖いよりもそこに関わる人間が怖かったんだけどね。
    これはもうその人間が主役。
    人間怖い。
    しかも作者やその周りの人間に起こったことというか起こしたことというか、ノンフィクションのような体のフィクションなのでさらに怖いわ。
    というかフィクションだよね?
    小説なんだよね?
    そうだよね?
    ね?

    ーーーーーーーーーー

    というかこんな作品描かれたら感想は褒めるしかないじゃないか(T_T)

  • 辛辣にレビューすると作者が殺しにくるそうなので、うーん。とりあえず作中に自分を登場させてここまで頭おかしい人物像にできるってすごいよね。次回作も読みます。

  • ★5つにしておきます。。。

  • なんて言うか…
    何を書こうにもネタバレになってしまいそうで書けない!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
    『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』が好きで
    この本も迷うことなく買ったけど…
    私の評価は高いですよ~。
    私は北海道に住んでるので
    わざわざここまで出張に来なくてもいいです。
    はい、高評価なんで(。-‘ω´-)キッパリ!!(笑)
    澤村伊智先生がKADOKAWA日本ホラー大賞を受賞した事を発端に
    不可解な出来事に巻き込まれていく………が??
    現実と虚構が上手くミックスそして結構グロいヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

  • 折原一に、綾辻行人の「殺人鬼」をプラスしたような作品。でもよく出来てるなと思いました。

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ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣には支えてくれる最愛の妻・キリカ。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて不幸は、僕とキリカのとある「秘密」を暴き出すが――。

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