恐怖小説 キリカ

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著者 : 澤村伊智
  • 講談社 (2017年1月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940528

恐怖小説 キリカの感想・レビュー・書評

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  • 皆さんがレビューで「レビューが書けない」って言ってたわけが、読んでみて、ようやく実感としてわかりました(苦笑。

    最初・・・1章の中盤くらいで読むの嫌になっちゃったんです、これ、私の好きなタイプのホラーじゃないのかな。と思って。(レビュー書くのが怖くて、これ以上細かく書けない。(;´▽`A
    で、一章読むのを飛ばして(実際には1章のラスト数ページだけ読んでから)、2章を読みました。
    そっからは、読みましたけれども。

    全部読んでから、一章の読んでないところも読みました。
    安心して読めました(苦笑。
    怖さがあるのに、ちゃんと夜中にトイレに行ける、実話怪談系じゃないホラーです、なんか、キリカだからじゃないけど、キリきりと胃にくるホラーです。

    個人的には、前作「ぼきわんが、くる」「ずうのめ人形」のが大好きです。また、こういった作品を書いて欲しいです。

  • これ読んでレビュー書けます?

  • 毎回思うんだけど境目のないこわさが今回はかなり際立っていた。エグくてやりたい放題でイヤミスならぬイヤホラーっぽく、リアル過ぎて精神的に混乱し凍りついた…参った…。

    実話というテイ。フェイクドキュメンタリー。(187ページ)

    100回は言えないので1/3の30回くらいで、どうか許してくださいな。
    「くろっくろっ、くろいいえっ」
    帯の貴志さんのコメントも突き抜けていて面白い。これはもう身内だけでかなり楽しんじゃっているのでは…?

  • 日本ホラー小説大賞を受賞した作者による、自伝的小説……だったらとんでもなく怖いお話。ネタばらしはないけれど、「ぼぎわんが、来る」と「ずうのめ人形」を先に読んでおいたほうが楽しめそうです。そして「ぜんぜん面白くなかった」なんてネットで酷評してようものなら……うふふ。
    序盤のリアリティが半端ない。受賞の体験とか、校正の経緯とか、そのあたりは実話なんだろうなあ、でもなんか物語的な起伏はいまいちかなあ、などと思いながら読んでいると。そのうちどんどん狂ってくる物語。残虐シーンもてんこ盛り。心理的恐怖もぐいぐい来るし。そこまでいらんわリアリティ!と思うほど、気持ち悪さが増してきます(褒めてます、念のため)。
    そして、この「小説」が書かれた目的……いやいや、小説をそんなのに「使う」だなんて! 邪悪すぎますよそれ。たしかにこういうのを読むと、一番怖いのは人間なのかなあって思えてしまいました。「本物」ねえ……実話でないことを祈ります。

  • 貴志祐介氏の「ついうっかり本物を世にだしてしまいました。」には二つの意味がこめられてると読み終えて分かりました!うかつなレビューは怖いので書けませんが(笑)、前2作については多少なりとも人間の怨恨からなる霊や妖怪なるもののお話で「ひゃ〜、人間(の憎悪)って怖い〜」でしたが、今回は「ほんまもんの人間が怖い」でした。しかし、これ講談社だったんですね。てっきりKADOKAWAのシリーズだと思ってて、あれ、いつ真琴とか出るんだろ?と思ってました(笑)。

  • レビュー書くことが憚られる怖さですね。作者ほんとうにやばいんじゃないのかと感じさせる凄みがある。どんでん返し的に予想を裏切ってくるのはほんとうに上手い。三章構造で章ごとに語り手が変わるやり方は前作でも使われてたなあなんて感想すら作者の掌の上で。こちらが読んでどう感じるかを先回りされているという感覚が、作者に見られているという感覚に繋がってさらに怖いよ。

  • 「ぼぎわんが、来る」「ずうのめ人形」に続いての第3作目。

    おめでとうございます、澤村さんの「ぼぎわん」が日本ホラー小説大賞の大賞に選ばれましたーーー。
    KADOKAWAからの電話で話が始まる。
    あれ、本人出ちゃった。
    作家名もタイトルも社名もそのまま何度も使う、とか実在するホラー作家・作品をバンバン出す・・・・とかがちょっと私には・・・・お許しはもちろんとってあるんですよね?って心配になるほど。出てくる作家さんのことが好きだからなおさら。


    小説作品を見せ合う仲間たち。その中の一人が妙な考えからストーカー行為を始めるようになる。「妻・霧香」も危険な目に合うので友人に相談、作品の調整、担当編集者の体調不良による交代・・・・。前の2作とは違って「怖い化け物」は出てこない。
    前半は「これでいいの?」「このままいくの?」「何かが変」「うーん」で進み、後半進むにつれてサイコミステリーになっていく。
    この中でのサイコパスとある考えが全く一致してしまって、ヤバイ、と思った。
    こんな感じの感想を書くと、殺されちゃうかな・・・・。

  • 久しぶりにホラージャンルを読んだ。
    澤村さん自身を主人公に、実は澤村伊智は狂っている。と言う何処までが本当なのか境界線が分からなくなる話。
    このレビューが酷評だったら澤村さんが殺しに来るのだろうか!?
    講談社の本なのにあんなにカドカワの事がずっと書かれている本なんて初めて読んだ。
    ホラー小説作家だけにいい感じに狂った人のイメージが付いて、最後のエピローグの後の一文に鳥肌がたった。

  • ホラー小説のモキュメンタリーは三津田信三が手掛けた印象が強く、それを超えるのはなかなか難しいと思っていたけれど、こっちか!という思い切った方向からの作品で驚かされました。
    ネタのひとつひとつに新鮮味はなくても、それを組み合わせることで新たな(そしてとっても怖い)ホラー作品の出来上がり。
    それにしても「ぼぎわん」の時も感じましたが、この作者の「今」を作品に練りこむ力は相当なものだと思います。
    文化というより時代の(嫌な)空気を実に巧みに作品に絡めて来る。
    次作はどんな澤村的恐怖が繰り出されるのか…怖い限りです。

  • 私はホラーが好きです。特に日本映画のホラー。
    この作品は映像化してくれたら面白いだろうなーと思いながら読んでました。

    「ぼぎわんが、来る」でホラー大賞を受賞した著者・澤村伊智さんが主役。
    読み進めていくと、あれ?これ本当の話?…どんどん雲行きが怪しくなっていくんですけどー!怖いながらもページを繰る手が止まりませんでした。
    表題のキリカは澤村さんの奥様のお名前だそうで。(作中でってことでいいんですよね?)
    なんかリアルなのか創造なのかわからなくなってきて怖い。
    そして人間がやっぱり一番怖い。
    私、とっても怖がらせていただいたので、お願いですから殺しにこないでくださいね。
    いやー…レビュー書きにくいです笑

    次の作品も期待してます!

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恐怖小説 キリカの作品紹介

ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣には支えてくれる最愛の妻・キリカ。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて不幸は、僕とキリカのとある「秘密」を暴き出すが――。

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