鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

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著者 : 内藤了
  • 講談社 (2016年12月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940535

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鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の感想・レビュー・書評

  • 山深い寒村、旧家の因習・因縁、土蔵に棲む祟り神。

    物語の設定にワクワクしたものの、主人公の現代的な軽いノリの言動が気になり、
    おどろおどろしい雰囲気に、いまいち浸りきれないまま読了。
    ページ数が少なく、さくさくと読み易くはあるけれど、設定のわりに、ライトなサッパリとした印象で、もの足りなさ、勿体なさを感じた。
    二作目に期待かな。

  • おどろおどろした雰囲気たっぷりのホラーミステリ。民俗学的な要素も楽しめます。ライトなレーベルだと思って読んでいたけれど、けっこう本格的に怖い作品でした。
    続く不審死、土蔵の扉に記された血文字、ひっそりと施された封印、謎めいた言い伝え、と道具立ては充分。一族の隠された秘密が徐々に明らかになっていくのにもどきどき。うわあああ、こういう展開好きだわー。
    そしてその因縁を解きほぐす方法も、ホラーでありながら論理的で、このあたりはきっちりミステリという感じがします。しかしそれにしても、こういう結末になるとは。読後感は穏やかでした。さて、このシリーズは続くようなので、次にも期待です。

  • ブクログのキャンペーンで当たったので。
    田舎を舞台にしたホラーが好きなので期待して読みましたが、少し物足りなかったです。もっと怪奇について掘り下げて欲しかったです。話がサクサク進むのはいいのですが、いまいち話に入り込めませんでした。

  • 初読み作家さん。時代物と思ったら、古い土蔵とその土地に関係するホラーだった。その筋の専門家がやたらかっこいいのが救い。家の近所でも最近蔵の移設してたのを思い出しつつ読んだ。

  • 山奥の旧家をめぐる謎を、広告代理店勤務の春菜と、因縁物件専門の曳き屋・仙龍が明らかにしていく。

    人間の血で「鬼」と書かれた蔵の戸、盆に隠れ鬼をしてはいけないという言い伝え、一族に頻発する不審死と、おどろおどろしいお膳立てはばっちり。雰囲気としては、三津田信三の刀城言耶シリーズに似てる。時代設定が現代なせいか、だいぶライトな印象ではあるけれど。
    でも、明らかになった祟り神の正体は切ない。厳しい時代を必死に生き、村を守ろうとした村人と蒼具家の人たちの想いが哀しい。

    自称キャリアウーマンで勝ち気な春菜のキャラに馴染めないまま終わってしまった。まだ1作目なので、徐々に定まっていくのかな。

  • 建物に纏わる怪異を書くシリーズになるらしいものの第一弾。
    猟奇殺人班シリーズとはうってかわってしっとりとした和物ホラーでした。
    空気感は三津田先生の刀城シリーズをものすごーーくライトにしたかんじだと思います。民話ホラーみたいな。
    冒頭の語りが結末に繋がるのがなんとも物悲しい雰囲気を醸し出していて面白かったです。

  • 最初のイメージはただただ田舎独自のしきたりの面倒臭さと例えようのない閉塞感に息が詰まりそうでした。変わり者の実力者達の手によって謎の鎧が剥がれ落ちていく様は悲しいけれどようやく行くべき場所が見つかった魂の鎮魂の願いがそこに見えたようで、風車や菊の花の描写が生きていたと思います。
    春菜の負けん気の強さはヒロインあるあるですよね。もっと厄介に足を引っ張ったり物語を引っ掻き回すのかと思っていましたが案外きちんと相手の話が聞けるし、準備もいいし大事なシーンでは大人しくしてくれていたので気を揉まずに読めました。
    お仕事の描写があまり記述されてなかったので、どれだけの手腕があるのか想像するしかありませんが軌道に乗るにはまだ早そう……今後もパグ顔の人に振り回されそうなので、続編も楽しみです。

  • 一気に読んだ、夜に読んだら薄気味悪かった。引き込まれた。

  • 夏の暑さ対策で選んだはずの本。急に朝晩涼しくなるんだもの。読んで心身共に寒くなると困るので、ホラーを読むときの私の常、お酒を飲んで酔っ払った状態で。

    旧家の跡地に「道の駅」を建てることになるが、敷地内に文化財に指定された土蔵が遺されていることが判明。タヌキ親父の設計士から話を受けた広告代理店勤務の春菜は現地調査に赴く。

    春菜は美人、因縁物件の「曳き屋」はイケメン、映像化に向きそう。三津田信三ほどは切なさを感じさせてくれないけれど、土の下を思うと胸が痛む。酒が飛ぶことのない程度の怖さ、軽さも頁の薄さも適度です。

  • 最初の方はスゴク怖かったけど、後半は可哀想でした。
    ホラーで考えられるイロイロなコトが詰め込まれてたけど、一つ一つにちゃんと理由があって全貌も明らかになったんで良かった。

  • ホラーは苦手。コーイチ君じゃないけど、マジ怖えっす。怖いけれど呪いの真相は可哀想過ぎです。祟るのも分からんでもないです。それと、長坂!アイツはもっとひどい目にあった方がいいんじゃないか?鉄槌を望む!

  • 仕方なかったこととはいえ、長く祟ったものだ。

  • シリーズなんですね。おどろおどろしい雰囲気でソワソワしながら読みました。田舎の風習とか好きだから楽しく読めた。
    真相が分かるときの転げ落ちるような感覚。勝ち気な春菜とかっこいい仙龍、チャラいコーイチ。次はどんなのだろうかと楽しみ。

  •  このシリーズは、いいですね。負けず嫌いな春菜、逞しい仙龍。なんで二人が惹かれ合ったのか全く分かりませんが、いいコンビです。 

  • 因習と人の業の深さ。
    現代社会に生きる者には理解しがたい「掟」や「しきたり」「しがらみ」を全部懐に抱いて、受け入れる強さと靭やかさ。
    人が住む以上、そこには歴史が存在する。
    悲しくても苦しくても、生きていく以上はそれを受け入れる他ないのだと痛感する。

  • 作者初です。
    あらすじ見て面白そうだから買いました。
    ページ数も少ないし、専門用語とかあまり出てこないので読みやすかったです、怖いけど、次どうなるんだろうと、どんどん読み進められました。脇役が、個性があって面白いです。
    読んでて気になったところは、風景とかの描写です。上手く言い表せませんが、なんか直接的というか、情緒的でないというか。特に、においの描写が。なんだろなー。気になりました。

  • 「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている蒼具家。その蔵には、人間の血液で「鬼」と書かれており、一族には不審死が頻発していた。一族に秘められた過去を因縁物件専門の曳き屋である仙龍が明らかにする…

    怖い話は苦手なのに、読み出したら止まりませんでした。怖いし哀しい真実なんだけど、ラストが清々しくて読了後はスッキリしてました。シリーズ2作目が今から楽しみです(*´꒳`*)

  • ゾッとする雰囲気から始まって、昔から続く怨念、祟りの元を絶つ。真実が見えてくる度に「怖い」から「悲しい」に変わる。集落とか信仰とか祟りとかツボ満載でとても面白かった!シリーズ2作目が楽しみ。

  • 内藤了『鬼の蔵 よろず建物因縁帳』 講談社タイガ。文庫書き下ろしの新シリーズ。藤堂比奈子シリーズに比べると、どうもしっくりこない。

    主人公は広告代理店勤務の高沢春菜。山深い寒村の旧家・蒼具家に移転工事の下見に行った春菜が古い蔵で見付けた『鬼』の血文字…

    土地や建物にまつわる怪異譚なのだが、同じ系統の作品で言えば、荒俣宏のシム・フースイ・シリーズの方が圧倒的に面白い。

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鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の作品紹介


『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、哀しい怪異譚――。

山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。
広告代理店勤務の高沢春菜は、移築工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。
調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。
春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。

鬼の蔵 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)はこんな本です

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