LOST 失覚探偵 (中) (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 107
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940573

作品紹介・あらすじ

不可能状況での圧死・爆死。怪奇連続殺人に挑む、聡明英知の名探偵!

「失覚の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治の病。
病魔に冒された美貌の名探偵・六元と、助手の三田村は、荒廃した戦後の東京で、六道に擬えられた二つの殺人事件を解決した。
直後、立て続けに、足痕なき開放空間での圧死――修羅の事件、凶器のない密室での爆死――餓鬼の事件が! 探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!? 失われる探偵の物語、加速する第二章!

感想・レビュー・書評

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  •  弔われる男は、幸せだ。心の中で誰かが想起し続ける限り、その男はいつまでも生きているのだから。本当の意味で人が死ぬのは、誰にも思い起こされることがなくなったとき、無縁仏として扱われ、固有名詞を失ったときなのだ。
     だから俺は、覚悟したのだ。「本当の意味で死ぬ」ため、海に出るのだと。
    (P.103)

  • 前巻に引き続き、またしてもとんでもない殺害方法が……! 圧死もなかなかのものですが。やはり破裂死のインパクトが強烈すぎ……そしてこんな殺され方はしたくありません、絶対に。トリックとしてはこれ、すんごく魅力的なんだけど。嫌だよなあ。
    さらに感覚を失くしていく探偵と、そして黒幕と思われたあの人物の顛末。あれはきっとあの人だろう、というのは見当がついていたのだけれど。まさかこういう展開になるとは。ますます目が離せず、下巻へ直行。

  • 『失覚の病』を患った名探偵・六元十五、とその助手・三田村の物語
    第2章

    <あらすじ>
    第3の事件が発生
    ヤクザの組長が自宅の庭先で圧死
    この事件も六元が解決するが、青の視覚を失う。
    そして六元のもとに電報が届く。「修羅から餓鬼へ」

    第4の事件が発生
    貧乏建具職人の胃が破裂して死亡
    この事件も六元が解決するが、触覚を失う。

    そしていつの間にか、六元の背中に紙が貼られていた。
    「餓鬼から畜生へ」

    六元に残された感覚は、赤の視覚と聴覚のみとなった。


    (下)につづく、、、

  • 【あらすじ】
    不可能状況での圧死・爆死。怪奇連続殺人に挑む、聡明英知の名探偵!

    「失覚の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治の病。
    病魔に冒された美貌の名探偵・六元と、助手の三田村は、荒廃した戦後の東京で、六道に擬えられた二つの殺人事件を解決した。
    直後、立て続けに、足痕なき開放空間での圧死――修羅の事件、凶器のない密室での爆死――餓鬼の事件が! 探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!? 失われる探偵の物語、加速する第二章!

    【感想】

  • う~ん今回も面白い事件の謎。  
    読み応えのある謎の事件。   
    しかしまぁ圧死はとんでもないな。 
    破裂もとんでもないけど、圧死はえげつないな、発想が。 
    物語の核心は下巻へ。

  • 圧死の手口にはちょっと疑問があるな。あの方法でも地面には何らかの後が残るんじゃないかな?

  • 2017/04/15読了

  • 上巻に続き、事件も推理の仕方もあまり好みでないけど、感覚を失ってどうなるのかが気になるので下巻まで読むことにする。

  • お願い、もう推理をしないで。
    謎を解けば、感覚を失う。試される探偵の運命、第二章。
    不可能状況での圧死・爆死。怪奇連続殺人に挑む、聡明叡智の名探偵!

    「失覚の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治の病。病魔に冒された美貌の名探偵・六元と、助手の三田村は、荒廃した戦後の東京で、六道に擬えられた二つの殺人事件を解決した。直後、立て続けに、足跡なき開放空間での圧死――修羅の事件、凶器のない密室での爆死――餓鬼の事件が! 探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!? 失われる探偵の物語、加速する第二章!

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著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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