探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)

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著者 : 井上真偽
  • 講談社 (2017年5月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940719

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探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)の感想・レビュー・書評

  • たしかに、、、かつてないほど早すぎる。いわゆる倒叙ミステリの新機軸。刑事コロンボや古畑任三郎は、人よりちーとだけ早く犯人を見抜くが、それでも犯行が行われてからのこと。この探偵は、犯行が行われる前に犯人を特定して、犯行を未然に防いでしまう。莫大な資産を相続した妾っ娘を亡きものにすべく、強欲えのえみ~ず一族(仮称)が、我先にと偽装事故死への火花を散らす。小麦アレルギー、毒蜘蛛、ハロウィン、、、日常と隣り合わせの非日常が、なんともコミカルで楽しい。未遂だから罰せないジレンマには、半沢直樹的な「トリック返し」が痛快。キレキレ探偵の他、無垢なヒロイン、無表情メイド、分かりやすすぎる悪徳一家とキャラが立ち、かつ連作なので、どうみても連ドラ向き。下巻も良かったら5つ星。

  • みなさんのレビューで面白そうだったので図書館へ。
    結構人気があるのね。
    そこそこ予約入ってたわ。
    上下巻なのでまだ途中なワケだがとりあえず感想を。
    なるほど。
    確かに探偵が早すぎる。
    早すぎるがゆえに探偵ものとしての面白さは半減かな。
    謎解きとか、トリックとかその辺はあまり面白くない。
    が、探偵ものとして考えなければそこそこ面白いかな。
    期待が大きかった分、正直今のところそこまでではない。
    あとは後半、どう展開していくかだなあ。
    とりあえず下巻へ。

  • 事件を起こす前に解決してしまう探偵の物語。
    面白すぎて爆笑していた。
    父の死によって莫大な遺産を手に入れた女子高生が親戚に命を狙われるというゲーム的な設定も、トリッキーな友人も、もちろんトリックも、何もかも面白い。(上下巻共通感想)

  • 相続した莫大な財産のために命を狙われる少女。そして彼女の命を守るために遣わされた探偵。なのだけれど……まさしく「探偵が早すぎる」! 未遂、というかその段階で捕まえちゃうの!? 史上最速の名探偵、恐るべし。
    しかも次々繰り出される刺客とトリックに次々対処していく探偵。さくさくとなされていく「トリック返し」は実に見事です。ただし、なんかもったいないような気がしなくもないかも。犯人に同情はしないけれど、その無念さはいかに。

  • 犯人が事件を起こす前に解決するというのが、新鮮に思えた。
    トリックも斬新なものが多く、しかも暴いたトリックを犯人に軽い形でやり返す、トリック返しまでやってしまうのだから、ホント探偵が強すぎる。

  • これ以上ないほどの最速探偵。毎回どんなパターンで防ぐのか楽しめる。下巻も早く読みたい。

  • 探偵・千曲川光により助けられる女子高生・一華の物語。
    事件を未然に防ぐ設定のため、連作短編集の装い。
    どこで探偵が犯人を特定するのか?どの行動が犯人のミスだったのか?を考えるのを楽しむ作品。

    <あらすじ>
    父の死により莫大な遺産を相続した女子高生の一華。
    その遺産を狙って一華を事故に見せかけて殺そうとする親族。
    一華に常時仕える使用人の橋田は、一華を守るため探偵・千曲川光を雇う。
    千曲川は一華が犯人たちに襲われる前に事件を察知し、その犯人が実行しようとしたことと同じことを犯人に仕返す。
    闇の世界では伝説の『トリック返し』の異名を持つ最強の探偵だった。

    「ヘビースモーカー」
    小麦アレルギーで殺そうとした犯人をニコチンショックで倒す

    「毒蜘蛛」
    毒蜘蛛で殺そうとした犯人をセアカゴケグモで倒す

    「カボチャと魔女」
    爆弾で殺そうとした犯人を同じく爆弾で倒す

    ※すべて犯人は殺さず再起不能にさせた


    <下巻へつづく・・・>

  • とても面白かった。未然に防がない、防げない探偵物が多くある中で、これは面白い……。実際、事件を未然に防いだ探偵物も数多くあるとは思うが、この作品はテンポも良く読みやすく、1つの事件ではなくいくつかの事件を防いで行くというのが楽しさの1つだと思う。個人的にはシリーズ化して欲しい。

  • 一筋縄ではいかない探偵を送り出してくる作者の新作は、事件を発生する前に終わらせる探偵。ここまで徹底的なものは初めて読みました。トリックの応酬の見事さは言うまでもなく、細部まで丁寧に作り込まれていて読みごたえ抜群。更に一波乱も二波乱もありそうな下巻が待ち遠しいです。

探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)のKindle版

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