首洗い滝 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940740

作品紹介・あらすじ

地図にない滝から流れてくるのは、人間の顔――。

『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、泣ける怪異譚第二集。

その滝に近づいたら死ぬ――。クライマーが山深い滝で事故死した。その死体は顔面を抉り取られて、凄惨な肉塊と化していた。広告代理店勤務の高沢春菜は、付近の登山道の整備中、事故現場に遭遇。地図にない滝に関する奇妙な怪談を耳にする。

感想・レビュー・書評

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  • よろず建物因縁帳第二弾。ある集落の登山道の案内板の仕事を請け負った春菜。事前調査で現地に出向くと偶然1人のクライマーから滑落事故に合った友人の救助を求められたが、何やら様子がおかしい。
    今作も怖いは怖いが前回よりも怖さがじわる要素は少なめに感じた。そう感じた理由は亡くなった人物の様子は前回同様に恐ろしいものがあるが、主人公の春菜が直接恐怖を体験する場面が少なく見せ場もなかったからだと思う。
    今回は神仏分離など昔の神社仏閣がストーリーの中にある。そうするとどうしてもそこら辺に疎い人のためなのか説明文のようなシーンが入ってしまう。そこが少し退屈に感じた。ストーリーの第五章だけが、何が原因で何をどうすればいいのか考え、行動に起こしたのでハラハラとドキドキがあって楽しめたが少し物足りなさを感じた。
    個人的にはサニワの春菜不発といった印象。

  • 登場人物:主人公のキャラクターが鼻につく。その他キャラクターも魅力に乏しいと感じました。

    ストーリー:設定は好みですが、怖くないしのめり込めませんでした。


  • よろず建物因縁帳シリーズ。

    今回のテーマは、シリーズ2作目にしてすでに建物因縁ではない気がしたけど、ヒロインの春菜の仕事とは関連があるからいいのか。にしても、このシリーズはやっぱりしっかりホラーなのね。怖いよーと竦みつつ、途中で読むのを止めるのも逆に怖いので、一気に読んでしまいました。まぁ、このシリーズは最後にはきちんと因縁を解き明かして、切ってくれるみたいなので、その点は安心して読めるかも。因縁の背景もきっちり作り込まれていて、興味深く読めました。

  • シリーズ第2弾。

    祓い屋の仙龍、祓い時を引き寄せる春奈、実はすごい僧侶達でいわくつきの土地を祓うお話。

    本作は秘密の滝に憑いている霊を祓うが、ただゾッとするだけではなく、そこに至るまでの悲恋が良かった。
    春奈という主人公がときどき見せる女性的な行動にややイラっとするが、そこも含めて祓い屋仙龍の代々引き継いでいる血のようなものがさせているのか・・・・?
    と思ったりもする。

    早く次作が読みたくなるシリーズです。
    おすすめ。

  • 因縁帳シリーズ②

  • フォールクライミングというもの自体、怖くてやろうと思えないので、そこがいわく付きの滝だとか絶対無理。ホラーの舞台はどこであっても怖いけど、水の中ってほんとに抗えないかんじがして、いっそう怖い。
    コーイチの有能ぶりに驚く。

  • よろずシリーズの中で1番怖い。

  • #読了 #内藤了 #よろず建物因縁帳 #講談社タイガ

  • 04月-08。3.0点。
    よろず建物因縁帳、第二弾。
    信濃の山奥、地図に無い滝から、顔の皮が剥ぎ取られた死体が。。

    前作より短め、少しずつキャラクターたちが確立されてきたかな。次作に期待。

  • ネットで頼んで心待ちににしていました‼︎

    あっという間な読了。
    ただ前回の方が私は好き。

    首洗い滝は昔、落人の首を刎ねていた場所。
    その落人の祟りかと思っていたら違く、身重の美女と彫師の妄念から来るものだった。彫師は美女の事を思うあまり菩薩像に念が宿り顔を探して彷徨う。

    なぁ〜んかイマイチだよね。
    悲恋ってやつなのかな?
    それでも怨念としては弱いと思う。
    怪談としても前回よりは怖くなかった。

    次に期待‼︎

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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