- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062940863
作品紹介・あらすじ
私の瞳は、なにも映さない。お母さんのタルトは美味しいし、家の裏にある森はいい匂い。ひだまりは暖かい。でもいつか、皆が夢見るように語る、美しいものを見てみたかった……。草原で出会った魔法使い・ヒトが私にくれたのは、「綺麗なものだけが見える」不思議な目だった。これは、あなたが見失ってしまった綺麗なものをもう一度見つけられる、やさしさと友情のお話――。
感想・レビュー・書評
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この方の本は今までに何冊か読んだことがあったんだけれど、そのどれとも違ってファンタジックで不思議な話だった。主人公の目が見えないというのはそれだけで読み手も惑わされる。服部まゆみさんの本を読んだ時と同じような手探りの感覚でした。でも、どちらかと言うとスープ屋とかの方が好きかな。
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化け物の姿をした魔法使いヒトと、視力がなくなったお嬢様ヒカリの話。
あまり面白くなかった。 -
綺麗な物の定義とは一体何なのかを考えさせられる一冊。
見たくないものがあるからこそ、綺麗だと感じられる事がある。
綺麗な物とは見た目の問題ではない。
心揺さぶるもの、自分が大切だと思うものこそが綺麗なものなのかな。 -
可愛らしい愛の話。ヒトをみたら私も驚くのだろうか。今の私には見えない気がする。
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きれいな話をつくろうとして、きれいな話ができました。という感じ。
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綺麗なものしか見えない少女。しかも最初は見えても新鮮味がなくなったら見えなくなるって、お伽噺の悪い魔女にでもかけられそうな呪い。実際は良かれと思ってかけられた魔法。綺麗なものって何だろう?というお話だった。
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魔法使いが願うこととは……。
綺麗なものとは……。
醜いものとは……。
お伽話のような、童話のような、心が綺麗になる物語。 -
綺麗なものってなんだろうね。
醜いものがあるからこそ、綺麗なものがあるんだろうね。
少し予想がついてしまったけれど、それでも終盤はあまりの優しさと美しさにじんわりと暖かな気持ちになった。
魔法使い。本当にそうなのかもしれない。
ヒカリのお母さんの出会いも読んで見たいなぁ。 -
図書館の本棚から。気になったので借りてみました。
いいものに出会えたと思いました。