謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ)

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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940948

作品紹介・あらすじ

「館」の謎は終わらない――。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!
奇怪な館、発生する殺人、生まれいづる謎、変幻自在のロジック――!
読めば鳥肌間違いなし。謎は、ここにある。新本格30周年記念アンソロジー第三弾。

収録作品:
はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
綾崎 隼『時の館のエトワール』
白井智之『首無館の殺人』
井上真偽『囚人館の惨劇』

感想・レビュー・書評

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  • 新本格30周年記念アンソロジー…アンソロジーってあまり手に取ることはこれまでなかったけど、どうしても読みたかった恩田陸先生の 『麦の海に浮かぶ檻』を読むために手にしました。やっぱりいいなぁ…『麦の海に沈む果実』の番外編、主人公はあの人!だから、今そうなんだぁ~と納得できました。読めてよかったです!

    他の作品では、綾崎隼先生の『時の館のエトワール』:時間が狂う館、「時の館」に修学旅行で宿泊することになった女学生…時間が狂うとはどういうことなのか…。
    井上真偽先生の『囚人館の惨劇』:兄妹の乗ったバスが転落事故を起こす…生存した他の乗客と一緒に近くにあった館で救助を待つことになったが…その館は囚人館だった…。
    この2作品は読ませてもらえた感がありました。でも、その他の作品は、読み終えはしたけれど私好みではなく残念でした。

  • 予備知識なしに読みました。
    はやみねさん、恩田さん、高田さんの作品は前提となる本を読んだ方がよかったかもしれないですが、楽しめました。
    綾崎さんの作品は青春を感じさせる良い話でした。時と時計の作品も書かれているので読んでみたいです。
    白井さんの作品は好みが分かれるかも。かなり強烈な印象です。インパクトが強すぎて忘れられない作品となること間違いなし。
    井上さんの作品は少し前の事故をモチーフにしたのでしょうか。ちょっと怖い話でした。まさに館ミステリー。ラストが良かったと思いました。
    白編もあるので、そちらも読みたいです。

  • アンソロジー。

    『思い出の館のショウシツ』はやみねかおる
    『麦の海に浮かぶ檻』恩田 陸
    『QED~ortus~―鬼神の社―』高田崇史
    『時の舘のエトワール』綾崎 隼
    『首無舘の殺人』白井智之
    『囚人館の惨劇』井上真偽

    麦の海シリーズの入っているというので読みました。
    当時の謎の一部がわかったので、満足です。
    QEDシリーズは、蘊蓄が楽しかった。
    囚人館は、やられましたぁ~(^◇^;)

  • 白井智之と井上真偽の差よ笑

  • 新本格を愛する6名による館もの。なかなかピンポイントなアンソロジー。ファンタジーからグロまで様々で、各話ほど良い長さ。
    ただ著者紹介に他と比べて苦しい肩書きのものがあり、実際話をを読むと納得で苦笑い。

  • 「館」をテーマにした新本格ミステリアンソロジー。
    恩田陸の理瀬シリーズの短編が入っているので読んでみた。理瀬は登場しないが満足。
    他は高田崇史のQEDシリーズの短編があり、シリーズを読んでいるとこういうのはちょっと嬉しい。
    白井智之は安定のグロさ。一番よかったのは井上真偽『囚人館の惨劇』。加速するスプラッタとホラーの果てにどうなることかと思ったら、意外に読後感がよかった。

  • Q.E.D.の薀蓄が「節分」だったんですが、これを読んだ日も奇しくも節分。
    こういう偶然嬉しい

  • 恩田陸を目当てに購入。
    まさかまさかの理瀬シリーズのあの人が主人公とは!
    読み終え、なるほどーー!!とファンならば、嬉しい納得!
    もっともっと読んでいたかったーー。
    恩田陸の作品だけに星をつけるなら四つか五つなんだけど、後半の作品がグロくイマイチだったのが残念。

  • 新本格30周年記念アンソロジー。
    『白』と違ってダークな雰囲気の作品集に仕上がっていた。恩田陸の短編はやっぱりいいなぁ。
    井上真偽、余りチェックしていなかったが面白かった。他の作品も読んでみようかな。

  • 白井智之作品のために購入
    したがって評価と感想は単品のもの

    【首無館の殺人】白井智之
    梔子クチジロウ くちなしくちじろう
    倒叙モノかと思いきや…

    他の作家作品は後ほど読みます…たぶん

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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