日本国の正体 政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か (現代プレミアブック)

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著者 : 長谷川幸洋
  • 講談社 (2009年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062950503

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日本国の正体 政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か (現代プレミアブック)の感想・レビュー・書評

  • QAの見本が載ってる!!ちょうど仕事で作っていたんで、見本になった。

    霞ヶ関とかの動きを見ると、仕事のやり方の(良い意味でも悪い意味でも)勉強になる。

  • 天下りをしなくても済むような、公務員制度改革の実現に尽きるなあ。

  • 行政マンは勘違いしてはいけない。三権分立で国権の最高機関は国会。選挙で選ばれた国会議員による多数決の決定こそが民主主義。行政マンはそれに従う義務がある。行政マンのための政治・行政ではないはず。それぞれが問題意識をもって審美眼を養い、行動を起こせば、きっと何かがかわるはず。自分にも何かできることはあるかもしれない。。勇気を奮い立たせてくれる本でした。

  • 何だか日本という国の将来が心配になってしまう本です。政治家や官僚はよい大学をでて、頭がいい人たちだと思われますが、日々の政治活動をみていると小学校の学級会みたい。そもそも、政治家が官僚に太刀打ち出きるほどの能力もないし、今の政治家は小粒になった感じ。正直官僚を使えないでしょう。官僚のあり方を変えるにしても、等の官僚が政策を牛耳っているのだから変えようがない。
    メディアはメディアで偏向報道。TVなんか見ていると、都合のよい部分だけを報道しているし。新聞も結局官僚のいいなり。と、言うことを再認識した本です。

  • 日本を動かしているのは誰なのでしょうか、この本では、政治家・官僚・メディアがどれほど権力を持っているかについて記されていますが、2009年8月の総選挙の結果、民主党が政権を担うことになってどう変わっていくのでしょうか。

    またインターネットやブログ等の急速な発達によって、マスコミ(新聞社、テレビ)も今までのような力を保持するのが難しくなってきていて時代が変化する局面に来ているのではないでしょうか。

    この本の著者の長谷川氏はマスコミ業界(新聞社)に身をおいているので、言いたいこと(マスコミが規制に守られている等)が完全に文章に書ききれていないような気がしました。また政府紙幣の発行に関するコメント(p189)の是非については、今後も調べていこうと思いました。

    以下は気になったポイントです

    ・議員会館の密室で日常的に行われている官僚と議員のやりとりは、政策審議そのものである、国会質問の要点を官僚に事前レクチャーしてもらう野党議員もいる(p51)

    ・小泉政権が改革の名にふさわしい前向きの課題に取り組んだのは、後半の郵政民営化から、郵便貯金と簡保保険で集めた資金を自動的に国債で運用していた仕組みを改めたのがポイント(p55)

    ・GDP成長率が長期金利よりも低ければ、政策目標は基礎的財政収支の均衡だけではダメで、増税が必要になる(p61)

    ・財務省は当初「埋蔵金はない」としていたが、1ヶ月もたたないうちに、08年度予算編成で、財政融資資金特別会計の準備金から、10兆円を取り崩した(p70)

    ・福田政権は公務員制度改革をする気はなかったが、内閣支持率の低下を見て、国家公務員制度改革基本法を成立させた(p73)

    ・事務次官等会議は、定例閣議前日の月曜日と木曜日に開かれるが、法的は設置根拠はない、閣議にかけられる案件は必ずその会議で承認されたものに限定(p79)

    ・小泉政権下では、経済財政諮問会議において閣僚同士が直接対決したが、今では完全に空洞化している(p83)

    ・政府の歳出拡大か減税かという問題は、おカネを政府に使ってもらうのか、私たちが使うのかという問題である、お金はもともとは私たちにある(p98)

    ・給付金でも減税でも国民に還元されるという点では同じように思えるが、減税であれば課税ベースが小さくなるが、給付金では課税ベースは変化しないので、赤字国債の増発で賄うことができると財務省は考える(p105)

    ・「ばらまき」とは、国民の特定層や特定業界に恩恵を与える財政支出と定義すると、定額給付金は「ばらまき」からは遠い存在である(p107)

    ・霞ヶ関の政策発想法に従えば、関連業界団体つくり、基準認証、モデル事業の実証試験、天下りへと繋がる(p130)

    ・新聞記者が、警察や役所がやっていることを、いち早くつかんでそれを報じるのが仕事と理解した瞬間に、その情報が正しいかどうかを検証するということを忘れてしまう(p145)

    ・財務官僚にとって主計官は、予算配分権限があり、花形中の花形のポストである(p156)

    ・財政審や政府税調など、有識者を集めて議論をしている形を整えているが、実際にはとっくに結論を決定していて、それに後から権威付けすることが目的(p161)

    ・役所が開く記者会見の多くは、記者クラブに加盟した記者のみを対象に開かれ、それ以外の記者は事前の了解なしには出席ができない(p165)

    ・新聞は自民党の派閥政治を批判してきたが、自分達自身も、記者クラブという派閥の中で、官僚によって支配されている構図に気づいていない(p170)

    ・日本では官僚として優秀な業績を残しても、民間がそれを評価して高給で迎える... 続きを読む

  • 昨今のメディア不信について整理ができた。
    官僚→政治家
    官僚→メディア
    という情報の流れに関して、官僚が中心にいることは自明。特に国民にリーチするメディアの役割は大きく、メディアは官僚からそっぽを向かれないように記者クラブや個人的なつながりで取り入る。官僚は組織が国民を導きたい情報をリークさせる。
    嗚呼、国民はメディアの流す情報を無条件に信じる。(ここは思考停止が入るのだけど、それは教育の問題が大きい)
    メディアで書かれている「政府高官筋からの情報」については疑ってかからなくてはいけないな。

    この作者は朝ナマでよく見る人だったね。知らなかったー

  • 中川昭一氏の酩酊会見、高橋洋一の窃盗事件、小沢一郎の政治献金問題は財務省の策略。新聞社は霞ヶ関の補完勢力。官僚は入省したときから天下りを考えている訳ではない。
    霞ヶ関をどうするのかが真の争点であった。霞ヶ関とはよくいったもので霞がかかったようで姿はよく見えないが実は官僚こそが真の主役。
    財政再建を増税で行うか、歳出削減で行うか。
    福田は日本は政治が弱いので官僚が強くなくてはいけないと言った。使える貴社は優秀な官僚に取ってみれば都合の良い拡声器として利用される。与謝野は政策通と言われていたが財務省、経済官庁から黙っていても最新の情報をもらえるからそれをそのまましゃべっているだけ。それを多くの新聞は政策通として取り上げてきた。
    主計局や課長クラスなら内部資料があるので問いと答えが決まっている。

  • 官僚と政治家、それに記者クラブというシステムで、官僚からの情報を垂れ流しにするマスコミ、その癒着関係を書いた書。

    筆者が新聞記者であり、政権にも一時いたために信憑性はあると思うが、
    出版時ははじめてのことかもしれないが、最近では自明のこととなっているために★3つとした。

    ページの割には文字数が少なくて、読みやすかったのですが(笑)

  • 日本の政治システムに関して多くの著作があるが、2011年現在、最も本質を捉え、分かりやすく書かれている。
    民主党に政権交代したものの、ほとんど現状が変わらない原因は官報複合体に原因がある。

  • こんな骨っぽい記者、論説委員もまだ、日本にいるのだと安心した。

    サブタイトルにある政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か。について、現今の日本の政治分野での各プレイヤーの行動を実際体験したことに基づき書き下ろされている。

    とっても解り易かった。

    著者は慶応大学経済学部出身ということもあり、囚人のジレンマを持ち出し、官僚に翻弄されない記者活動のあり方を提案したあたりは、愉快だった(笑)。

  • 参考になった。

  • 自分が言いにくいことは誰かにかわって行ってもらう。これは官僚の常套手段といってよい。いいかえると、自分は決して表にでない。あくまでも舞台裏で物事を動かすというのができる官僚の鉄則である。

    官僚は政治家を使いこなし、官僚の官僚による官僚のための予算や政策の実現を図っている。

    役所がくれる特ダネは結局のところ、役所が書いて欲しいネタだ。新聞は他の新聞にでていないネタが大きく紙面にでていれば、「抜いた!」と大喜びする。だが役所の側も大きく扱ってもらって嬉しいのである。いくら特ダネであっても、結果として役所の広報を手伝っているだけになりかねない。それが本当に国民に役立つのかどうか、記者たちは大変な努力をはらって報じる価値がある話なのかどうが疑問がある。

    2011/11/27 再読

  • 情報操作のやり方の本としても読めるかも。いやはや、内情ってこうなっとるんですね。

  • 《「私はかつて官僚のポチだった」政府税調委員も務めるエリート記者が本音で綴った懴悔録。》

    《日本を本当に動かしているのは誰か、真の権力者は誰なのか――

    「三権分立」「国会 は国権の最高機関」などのタテマエとはおさらば。本当のリアルな姿を知りたい人のために、官僚組織と政権の裏側、そしてそこにビルトインされているマスメディアの実態を、実際に体験した具体例を元に描き出す。
    二言目には「財政再建」を唱える財務官僚が不況を大歓迎し、一歩裏に回ると赤字ばらまきのために奔走する理由、経産省の役人らが天下り先を作り出す「専務理事政策」、大手マスコミの「できる記者」ほど役所の「ポチ」に陥りやすい構造などなど、新聞やテレビでは絶対にわからない、教科書には絶対に書かれない「権力の実体」が浮かび上がる。

    【目次】
    第1章 官僚とメディアの本当の関係
    ・新聞は何を報じているか
    ・不可解な事件
    ・霞が関の補完勢力になった新聞
    ・転向の理由
    ・政権を内側からみるということ

    第2章 権力の実体
    ・政治家と官僚
    ・「増税」をめぐるバトル
    ・財務官僚の変わり身
    ・福田首相の本心
    ・事務次官等会議

    第3章 政策の裏に企みあり
    ・「政策通」の現実
    ・カネは国が使うべきか、国民が使うべきか
    ・定額給付金は「ばらまき」か
    ・「官僚焼け太り予算」を点検する
    ・政策立案の手法
    ・「専務理事政策」とはなにか

    第4章 記者の構造問題
    ・記者はなぜ官僚のポチになるのか
    ・真実を報じる必要はない?
    ・「特ダネ」の落とし穴
    ・記者は道具にすぎない
    ・官僚にとっての記者クラブ

    第5章 メディア操作を打破するために
    ・霞が関幻想
    ・先入観としての「三権分立」
    ・「政府紙幣発行問題」の顛末
    ・記者が陥る「囚人のジレンマ」
    ・報道の力を取り戻すために》

    +p.111【天上がり(反・天下り)財務省追従の学者やエコノミストが政府関係機関の長になる事。情報が入り箔付けにもなり研究がしやすくなる】
    +p.114【官の焼け太り】
    +p.125【専務理事政策:先輩の天下り先確保。デキる官僚・昇進の条件。(伸びそうな産業の業界団体をつくり、「政府に要望を出す窓口」として法人化、自省OBを専務理事として天下り。次は基準認証制度をつくり統一規格にすれば相互に利用しやすく産業全体が発展するともちか
    け毎年入る規格試験料を専務理事の人件費にあてる。舞台回しをした官僚は局長への出世の道が。)】
    +p.184【「官僚制」:ビューロクラシー】
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    +p.【】
    +p.【】

  • よくぞ書いてくれました。政権交代ばんざい。

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