- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062950725
作品紹介・あらすじ
ワールドカップ躍進の裏にあったチームマネージメント。それは"震災後日本"の第一歩に通ず。
感想・レビュー・書評
-
オシムが倒れて急遽日本代表監督に再登板し、W杯を闘った時期、メンタルマネジメントの面で岡田氏を支えた白石教授(スポーツ運動学者)との対談集(2011年刊)。
深い言葉が随所にちりばめられている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
98WC,Jリーグでは堅守速攻を得意とする監督だったのに、
なぜ主導権を握るサッカーを目指したのか不思議だった。
この本を読んで、疑問が解けた。
一人称を使わないで書かれているが、誰が書いた文かハッキリして欲しい。
(白石さんが書いたんだ思うが)
視点が定まらなく感じる。 -
名著だと思う。
前サッカー日本代表監督の岡田武史さんと福島大学教授で主にスポーツのメンタルメンタルのトレーニングで実績のある白石豊さんとの対談本。
一度の対談ではなく、南アフリカW杯前のオシムさんが倒れる前くらいから始まる出会いから現在に至る色々な場面での話が載っている。
おそらく、白石さんが残したメモを中心にライターが起こしたような書き方。
テーマは予選から本戦に繋がるW杯がメイン。
小説としてもマネジメント本としても啓蒙書としても読める。
小説としては、急に日本代表監督を務める事になった岡田さんが、どんな時に、どの様な事に悩み、そして結果を出して行くのかという話だし、
啓蒙書としては、スポーツを通じて日本人の作り上げた思い込みの限界を打ち破る話にも読める。
僕はマネジメント本としても面白かった。
「結果を出す」という事に異常にフォーカスした人の思考フレームが、徐々にメンタルというかマインドになって行く部分と、逆にこれまではマインドであった部分が科学になって行く部分はすごく参考になる。
人に薦められる本だとおもった。 -
岡田監督と白石教授の関係性、そして対話から、サッカーだけにとどまらない、今の日本に必要なこと、そして、今後の日本を再構築し、強くしていくための考察が記載されている。自分の分野だけに留まらず、いろんなものに目を向けたからこそ、偉業を成し遂げたのだと感じた。
-
コミュニケ―ション
否定から入らない
自分で気づかせる
指示出しばかりしない、考えさせる
対話・メールによるメンバーとのコミュニケーション
チームの作り方
魂を共有できるメンバーとの共有を数名から始め、徐々に拡大させていく
積み木を縦に積むだけではない。横も積む
川口能活の招集
私心無
コンセプト共有の徹底と実践
Enjoy,our team,do your best,improve,concentration,communication
村の祭り酒
一生懸命やっていれば、壁に突き当たる。一生懸命やっていなければ、壁に突き当たらない。突き当たる中でもがくことで突破できる -
資料ID:21104800
請求記号: -
メンタルタフネス、コーチング、チームマネジメント、リーダーシップというビジネス的要素にサッカーというエンターテイメントの味付けがされて、しかも直近のW杯代表監督が代表チームの足跡をもとに語る本で、本当に楽しめた。内容としては以下のインタビュー記事に近い。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/14/news010.html -
本書が語るのは、個を発火点とするムーブメントの広がりだ。スポーツ選手が偉業を達成するときの明鏡止水に似た心理にチームが突入する状態、これを著者の白石氏はゾーンと呼ぶ。
この感覚を知るものとして、ゾーンをつくりだすチーム作りに挑戦したい。 -
とてもとても良かった。南アフリカW杯に至るまでの岡田監督の苦悩が良くわかる。監督って大変。サッカーを知らなくてもリーダー論としても考えさせられる。バッシンクを受けても、目標をぶれずに突き進めば成果をあげられる。たとえ今すぐではなくとも、次につながる。サッカーの視点で言えば、長谷部選手の本を読むと、W杯の裏側が垣間見え、さらに面白いかと。