アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)

  • 66人登録
  • 3.62評価
    • (4)
    • (12)
    • (7)
    • (2)
    • (1)
  • 10レビュー
著者 : 高橋洋一
  • 講談社 (2013年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062952064

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)の感想・レビュー・書評

  • この手の本を読むのは初めてだったので、今まであまり本を読んでこなかった私にはなかなか読みごたえがあった。
    内容はアベノミクス肯定派の意見である。といっても、ただひいきにかかれているわけではない。著者も自身で述べているが、立ち位置云々ではなく、「論理的」にかつ丁寧に論述されている。
    今までは私自身も、メディアの意見を鵜呑みにしてきてしまったが、この本を読んで、今回の政策がこれからの日本を変えていく上で、また、デフレから脱却するためにはいかに重要であるかを理解した。
    私のような初心者でも、アベノミクスとそれに関する内容を学ぶには必ず頼りになる一冊であるのは間違いない。

  • <感想・内容>
    タイトル通りアベノミクスにおける金融緩和を大絶賛する本。量的緩和政策自体の評価はともかく、本書は非常に説得力に乏しい。

    1)相関関係を因果関係に置き換えている点。
    社会科学をかじった人間なら自明の事だが、相関関係=因果関係ではない。確か本書ではマネーサプライと物価上昇率の相関をあたかも因果関係に置き換えていた。加えて物価上昇、株価上昇→景気回復という、極めて単純なモデルで説明している…因果関係を主張するにはもう少し検討が必要だろう。
    2)同じ穴の狢
    本書では日銀関係者が相当バッシングされていた。筆者によれば彼らは巨大な利権を有しており? そのポジションからインフレターゲットを否定したとある。しかし、筆者自身が自慢げに主張しているように彼自身安倍ー竹中(悪名高き経済学者…?)の政権側の人間であり、彼自身中立的な立場でない。彼自身が政策を絶賛するのは理解できるのだが、人の事を言える立場ではないと思う。
    3)結局の所クルーグマンだより。
    散々アメリカの経済学者の名前を出しており、「アメリカ様が言う事は絶対正しい」とでも言いたいようだ。インフレターゲット論自体を私は否定しないが、この議論が受け入れられなかった背景にはライバル仮説も有力だったということも考慮しなければならない。日本の学者にありがちな「外国=進んでいる」という議論から一向に抜けられていない。

    一般向けの本だから仕方がないのかもしれないが、考えてみれば疑問符だらけの本書。

    個人的な疑問としては
    製造業とサービス業が日本においてはそれぞれ2割ぐらいGDPを産出している。製造業の空洞化は必至であるにもかかわらず輸出産業に注力した円安誘導政策は妥当なのだろうか…?
    (本書では製造業=日本の産業の全て…みたいな書き方がされていたが、実際の所日本の経済成長においては輸出の寄与率より個人消費の寄与率の方が高いらしい。)
    できれば高橋さんが学術論文を出して学術的貢献をしてもらいたい。

  • 元財務官僚の高橋洋一氏のアベノミクス解説本。

    本書は3部に分かれており、1部はリフレの誤解を解くためのQ and Aで16答。2部は、本書の根幹になりそうな著者のアメリカでのリフレと政策の出会いと帰国してから政策提言の実情や説明、3部がアベノミクスの死角となっている。

    高橋洋一氏の本は何冊か読んでいるが、数学科卒の人間からすると、文系の法学部出身が多い官僚は、ロジックよりもシンパシーを大切にする人間が多く見えるのだろうなと思った。個人的には、経済学は理論通りではなく、生ものの面があるとは思うが、著者の考えに沿えば、日本の狭いスタンダードに惑わされるのはよくないと思った。

  • 2000年8月 ゼロ金利解除
    2006年3月 量的緩和解除
    reflationリフレ=緩やかで安定的なインフレにする政策
    FRB「失業率が6.5%を下回らない限り量的緩和を続ける」
    2013年1月22日 日銀インフレターゲット受け入れ
    黒田バズーカ→インフレ予想,実質金利低下→企業の設備投資

    実質金利=名目金利-インフレ率

    2008年リーマンショック アメリカ→量的緩和

    民間の銀行=一定金額を日銀の当座預金口座へ(法定準備預金額)

    IGMforum

    名目GDPの伸び率3,4%→国債金利3,4%程度→今は1%なので3割下落する。→この状態を暴落とすれば,経済成長率3%を異常と言っているのと同じ。

    CDS(国債の信用度を測る商品)は改善

    円高,金利暴騰→ポジショントーク
    日本ほど資産をもっている国は珍しい。

    日銀の購入資産→社債,手形(CP),ETF,REIT→マーケット規模の大きい国債がよい。

    インフレ,金融緩和→1,2年雇用改善→2年半貸し出しも増える。
    日本経済→内需中心,輸入価格10%上昇=影響0.3%

    浜口雄幸,井上準之助→金本位制へ
    第2次若槻礼次郎→犬養毅,高橋是清(金輸出禁止,国債の日銀引き受け)→大恐慌を乗り切る。

    1998年大蔵省スキャンダル→財政,金融担当部門の分離

    シニョレッジseigniorage 通貨発行益

    物価連動国債→市場におけるインフレ予想
    日銀,大蔵省の洗脳部隊

    2007年7月9日安倍政権 18,261円

    米国債の償還 売り買いのスプレッド 100億程度の手数料が金融機関へ

    安倍首相「国家に身を捧げる」

  • 実質金利(=名目金利ー予想インフレ率{物価上昇率〕)を下げることが、経済成長に重要!

    物価連動国債
    元本が、物価に連動して変わる。

    国際金融のトリレンマ
    ①固定相場制
    ②独立した金融政策
    ③自由な資本移動
    ①〜③のどれかを諦める必要がある。

    アベノミクス
    ①金融政策
    ②財政政策
    ③経済成長戦略

  • 本書の特徴は、アベノミクス反対派の主張に対して、どこがどう間違っているのかを数字・データを根拠に簡潔に述べている点にある。
    確かに内容は勉強になるが、挿話が自慢話ばかりで鼻につく。いやらしい人間性が出ているのが残念。

  • はっきり言って『ため』になる!16の俗説を論破!!

    著者の政策へのかかわりと、これまでの歩みについて丁寧にかかれています。
    「著者が10年以上前から提言している金融政策を理解して押し進めている安倍総理にがんばってほしい。」
    「アベノミクスをこのまま順調に実行し、デフレを解消してほしい。」と期待が高まりました。

    安倍さんのほか、キーマンとなる人物の実名も登場し、政治的思惑が描写されてとても面白いです。

    世界標準から乖離している日銀の実態と、財務省(旧大蔵省)との政治的な関係を知る事が出来て、これまで知らなかった事実に触れ、非常に興奮するとともに、何も知らなかった自分を反省。
    本書に出会う事で、もっと政治と経済に興味をもたなければならないと思うと同時に、偏向報道等に振り回されない客観的視点をもち、情報を見極める必要性があるなと思いました。
    ケータイだけじゃなく、金融政策さえガラパゴス化されている日本。それを作り上げた日銀。責任もとらない日銀はまさに最強。やっぱり日銀法改正は絶対するしかないな。
    日本をこれ以上ヤバくするのは、さけなければ。

  • 求めてる情報は無かったけど、いい本だと思う。

  • 経済は、予想で動くものであり、『実質金利=名目金利-予想インフレ率』となる。すなわち、「人々の予想」が大きなウェートを占める。名目金利がゼロであっても、予想インフレ率を高めることができれば、実質金利はもっと引き下げることができる、ということが本書のポイントかな。
    結局、今年のGDPはどうなるのでしょう。

全10件中 1 - 10件を表示

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)を本棚に「積読」で登録しているひと

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)の作品紹介

「大胆な金融緩和によるデフレ脱却」を唱えるアベノミクスを市場は高評価。民主党政権時代の停滞がウソのように円安と株高が進み、景気回復の足音は確実に大きくなってきた。日銀新総裁のもとで本格的に金融緩和が実施されれば、日本経済は復活し、「失われた20年」で手にするはずだった「富」を取り戻すことができる――。
 10年以上も前からインフレ・ターゲット導入によるデフレ退治を主張し、安倍首相の経済ブレーンとして金融政策のアドバイスもしてきた筆者が、世界標準の最新理論と、豊富で具体的な事例・データをもとにアベノミクスが経済を回復させるメカニズムを平易に解説する。
 また、反リフレ派がまき散らすトンデモ理論――「金融緩和をすると国債が暴落する」「金利が急騰して銀行が大打撃を受け、金融システムが崩壊する」「ハイパーインフレが来る」「金融緩和は通貨安戦争を引き起こす」「物価が上がるだけで賃金は上がらないから、国民生活はますます苦しくなる」等々――を木っ端微塵に粉砕。あわせて、政府中枢の仕組みを知る筆者だからこそ見えてくる、「アベノミクスの死角」についても言及する。
 俗論・珍説に惑わされないために、財務省や日銀の「情報操作」に躍らされないために、そして日々の経済ニュースを正しく理解するために、必読の一冊。

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)はこんな本です

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる (現代ビジネスブック)のKindle版

ツイートする