シュークリーム・パニック ―Wクリーム― (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 171
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990004

作品紹介・あらすじ

25歳のOL、真紀の暮らすワンルームマンションに通ってくる、おなかの横に渦巻き模様のある猫――いつしか真紀は、猫を部屋に招き入れ、「うずまきちゃん」と名付けて部屋で遊ぶようになった。そんな日常の中、近隣で傷害事件が発生! 所轄署の若手刑事にして真紀の彼氏である満久は、なんと、うずまきちゃんに事件にかかわる秘密が隠されているという――本格ミステリーなのにかわいさ満点(?)の「通い猫ぐるぐる」ほか2編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 軽く読めるのを探して読んだ。
    「限定販売プレミアムシュークリーム事件」メタボ研修に参加したおっさん4名。IRのシュークリームが盗まれる。
    「通い猫ぐるぐる」たまにやってくるネコ。
    「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告条」これが一番ツボ。オタク小説家が200万で買った色紙。何時何分に奪うという予告状が。盗まれたのではなく、色紙の上に落書きされた。つるつるにはまるまるむし。犯人は。え、あなた誰? 確かにちょっと出てきた名探偵の助手。名探偵が紹介しようとして、紹介をさえぎられた助手。おもしろすぎる。

  • 本格テイスト満載の軽い感じの短編集。
    読みやすいです。
    ラノベ批判しといて、自分ラノベみたいな表紙なのは、矛盾してないかしらと思いました

  • 短編3つ。表紙につられたが内容はまあ…

  • ノンシリーズの中編3編。
    メタボな男性たちが参加した体質改善セミナーでシュークリームが盗まれる「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」を筆頭にとにかくバカミス。
    どれもネタとしては面白いが、会話が冗長すぎなのと笑いのツボがハマらなくて個人的にはいまいち。猫丸先輩シリーズが読みたい…

  • プレミアムシュークリームの話がばかばかしくて一番好き。

  • 絶食の脱メタボ合宿でシュークリームを盗んだのは誰だ?!
    ネコちゃんに隠された秘密の番号とは?
    200万の色紙を盗むとの予告状の結末は・・・

    どれも軽妙でクスっと笑える
    軽い感じの短編ミステリ集

  • タイトル・表紙絵と内容にほぼ関連無し。2作の間に関連性も無しということで、何でこういう構成になったか、釈然としない部分が残る。
    3編目はバカミスと思いきやロートレック荘だったのは地味に衝撃的。6.0

  • +++
    「絶食って、何も食べちゃいけないんですか」―体質改善セミナーに参加したメタボな男性4人組。インストラクターの無慈悲な指導によって、耐え難い空腹感が行き場のない怒りへと変わっていく中、冷蔵庫のシュークリームが盗まれる事件が発生する。ミステリマニアの受講者、四谷は探偵役に名乗りを上げるが―!?爆笑必至の「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」はじめ、ひと味違う本格ミステリ作品を3編収録!
    +++
    「限定販売特別濃厚プレミアムシュークリーム事件」 「通い猫ぐるぐる」 「名探偵南郷九条の失策--怪盗ジャスティスからの予告状」
    +++

    コミカルタッチの本格推理小説である。やり過ぎと思えるほど繰り返される説明文といい、お約束のような会話といい、わざとうんざりさせようとしているとしか思えなかったりもするが、それがまたひとつの味になっていて、堅苦しいだけではないミステリになっているように思う。ふざけているようであって、押さえるところはちゃんと押さえられているのが著者流だろうか。愉しめる一冊である。

  • (収録作品)限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件/通い猫ぐるぐる/名探偵南郷九条の失策 ―怪盗ジャスティスからの予告状―

  • 今回も表紙のポップさ、可愛らしさに騙されてはいけない。タイトルもふざけた感じだが中身はしっかりしている。シュークリームが食べたくなる。馬鹿馬鹿しい内容だったりしてクスッとなるがこの感じがすごくいい!

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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