聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.52
  • (6)
  • (24)
  • (27)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 171
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990028

作品紹介・あらすじ

年の瀬が迫ったある晩、東上野のアパートの一室で顔のない男の死体が発見された。現場に駆けつけた新米女性刑事・如月塔子が目にしたのは、顔や腕が損壊された惨殺遺体。その腹部には、黒々とした文字で《27》と記されていた。被害者の身元、遺体損壊の理由、そして禍々しい数字……謎は積み上がっていくばかり。猟奇的な犯行ゆえに次の殺人事件が起こる可能性も示唆される中、塔子は相棒の男性刑事・鷹野とともに捜査を開始する。はたして事件の真相とは!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 事件の繋がりがとで面白かった。
    誰が犯人なのか、動機は何かと気になり一気に読んでしまった。
    第四の事件のみ犯人が違うのは、予想できるけもまさかの展開!
    なんだか切なかった。

    このシリーズの犯人の動機って、他の警察小説と違ってちょっと動機が薄いというか人間的な心理が強くて特別残らないんだよなぁ。
    猟奇的な理由でもなく、切なくなるような理由でもなく本当に言葉は悪いけど普通な感じ。
    そこがもう少し変わってくるともっと面白いのになぁ

  • 若干、雑な箇所もあるが、最後まで一気に読める。

  • 多少期待外れ

  • シリーズ5作目。
    これも結構意外な展開で面白かった。
    まだ、あと2作あるので、楽しみです。
    ドラマもまたやって欲しいなあ~

  • 東上野アパートの一室で、顔や腕が損壊された惨殺遺体が発見された。現場に残されていたのは、遺体の腹部に黒く書かれた“27”という数字と、狩りの守護聖人が描かれたポストカード。猟奇的な犯行ゆえ、事件が続く可能性も示唆される中、被害者の身元、遺体損壊の理由、禍々しい数字の意味…謎は積み上がっていくばかり。刑事・如月塔子と十一係のメンバーが挑む、最も残酷で哀しい事件の真相とは?捜査と推理の傑作警察ミステリ!

  • 下っ端の如月塔子の勘が冴える
    次々と起こる意味ありげな殺人
    途中に挟み込まれる人生模様が
    ラストに集約されるカタルシス
    読書時間が短い!

  • 11月-2。3.5点。
    シリーズ。上野で連続殺人。死体は硫酸で焼かれ、
    謎の数字が。
    安定したシリーズ。結構面白い。
    次作も期待。

  • 2015_09_09読

  • 警視庁捜査一課十一係シリーズ、5作目。

    地道な捜査と閃きの捜査のバランスが上手く、筋道立っていて、描写が丁寧。非常に読みやすい。塔子さんも人間味が良く出ていて、大好き。事件の方も、猟奇性が疑われるような凝った細工がしてあり、最初から謎に惹きこまれる。取り敢えず犯人は何となく予想がついたけれど、今作はそれだけでは終わらない。更にその奥に隠された真実には驚かされた。捻りのある展開で面白かった。シリーズを通して良作揃いだと思いマス。

  • 如月塔子のシリーズ。薬品でやけどさせられた連続殺人事件を追う。
     最後のどんでん返しまでの地道な捜査が面白い。上手くいかないことも律儀に描いてある印象。やっぱり塔子は好きだ。日常の心配とか不満とかあっても自分の仕事を真面目にこなしている感じ。

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

麻見和史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×