旧校舎は茜色の迷宮 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.29
  • (1)
  • (9)
  • (10)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 85
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990271

作品紹介・あらすじ

生徒から人気の高い男性教諭が、校舎から投身自殺した。しかし、現場には不審な痕跡が遺されていたため、警察は非公式に捜査を続けていた。いっぽう「怪談」や「都市伝説」に興味津々の高校生、秋美は、慕っていた教諭の自殺の真相を探るため、学校中で人気のイケメン男子学生ふたりと調査を始めるが――!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 物語が少々複雑に入り組み済み。ただこれだけ複雑な物語をまとめた力量はデビュー作としては合格。
    都市伝説。旧校舎。幽霊話と上手く物語に絡めているし、加筆修正はしているということもあるし、今後に期待大。

  • 2018.12.29読了

  • 文は読みやすくキャラクターもたっているが、荒削りな部分も多い。物語はマイルドで今っぽくない感じ。一時代前の少女マンガのような。島田荘司の選評がとても分かりやすくてよい。

  • 旧校舎で起きた二人の教師の死の謎に、学校のイケメン2人+語り手の少女が挑む。
    色々散らばっている伏線はきちんと回収しているしメイントリックも悪くないのにどうも雑然とした印象。登場人物の性格がいまいち掴み切れないのと後半で明かされる謎の重要な部分がどうも陳腐なせいか?

  • 島田荘司氏による選評にあるように
    確かにいくつか懸念・課題はあるものの、
    学園ミステリーとして確実に読んで
    面白さを感じるレベルに達している。

    リアリティがあるというか、
    ウラとオモテがある人物描写に長けていて
    キャラクター造形のうまさを感じた。

  • 生徒から人気の高い男性教諭が、校舎から投身自殺した。しかし、現場には不審な痕跡が遺されていたため、警察は非公式に捜査を続けていた。いっぽう「怪談」や「都市伝説」に興味津々の高校生、秋美は、慕っていた教諭の自殺の真相を探るため、学校中で人気のイケメン男子学生ふたりと調査を始めるが――!?

  • ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作(2013/6回)

  • 10/04/2015 読了。

    図書館から。

  • 地味に叙述。

    解説というか選評、本文を読んでいるときはあまりなんとも思わなかったけれど、たしかにそうだなあと。
    出てくる男性が少女漫画っぽいですね。出てくる女性も少女漫画っぽいですが。こちらは悪い意味で。

    話自体は面白かったですけど、少々とっちらかった感が。
    場面が多すぎる感が。私は頭が悪いので。

    確かにあの元凶の人が頭悪すぎる。確かに頭悪い頭悪いと言われていたけれど、それは優秀な人と比較されてのことであって、むしろ所謂DQN的(嫌いな言葉だけどある意味わかりやすいのです使います)な頭の悪さなんてどんなポッと出。

    キャラクターの頭の良さとか悪さって描くの難しいですよね。

  • 旧校舎で起きた教師の死。主人公秋美とオカルト好きの渋谷、生徒会長の木吉は真相解明を始める。

    なかなか読みやすく、幽霊が出ると噂の旧校舎、文化祭の準備…など高校生活の雰囲気が楽しかった。前半のタイトルぴったりの雰囲気の学園ミステリーのまま後半へいって欲しかったなと個人的には思った。

全15件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1985年鹿児島県生まれ。その後宮崎県で育つ。現在は東京都在住。飲食店経営の後、ミステリー小説の執筆活動を始め、『ビリーバーの賛歌』が「島田荘司選第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」で優秀作に選ばれる。作品は『旧校舎は茜色の迷宮』と改題され、講談社ノベルスから刊行。デビュー後2作目には同じく講談社ノベルスから、『幽歴探偵アカイバラ』を刊行。そして3作目、さんが出版より刊行された『憑きもどり』が映画化。
現在(2018年)は専門学校、「アミューズメントメディア総合学院(小説・シナリオ学科)」の講師。また、「総合探偵社リライト」の一員として活動している探偵でもある。

「2018年 『瑠璃色の一室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

明利英司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×