恋と禁忌の述語論理 (講談社ノベルス)

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著者 : 井上真偽
  • 講談社 (2015年1月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990387

恋と禁忌の述語論理 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • ライトノベル的な設定ではあるなぁと思う。数学的なスキームを持ち込んで謎解きという形は、結果として少々無理がある設定だったかなぁと思う。推理や操作を専門とする人ではない人が素人探偵として参加するものは数あれど、ロジカルといえば確かにそうなんだけども、そのロジカルさはどの程度「人」に応用できるのかという点でなんとなく無理さを感じてしまう。ロジカルじゃないとそれはそれで不満なので、わがままだなと思う(笑)

  • ミステリにつきものの「論理」だが、きっちり数理論理学にまで落とし込むとは、何ともためになるお得な一冊である。キャラ・駆け引きのわかりやすさもあるし「数学ガール」のように漫画化しても良いと思う。その辺を差し引いたミステリとして読むと意外性は少ないが、新機軸として評価していいと思う。7.5

  • <真偽の審議は神技の真義>
    推理小説,(本格)ミステリと切っても切り離せない「論理」.
    では,「論理」をつきつめる「論理学」でミステリにアプローチするとどうなるか,を考えた一作.
    まさにメフィスト賞っぽい一冊.

  • 予想してたけど論理的な解説は頭に入らなかった。特に3話目。

  • 事件の経過で気になる点がいろいろ。
    動機を問わないのは、同意見。

  • デビュー作。『その可能性はすでに考えた』は既読。
    論理的といわれるミステリーはあるけど、この作品の論理は別もの。難しいけど面白い。
    最後の話は『その可能性はすでに考えた』に繋がってるなぁ。

  • 大した才能があったもんだ

  • アラサー美女の数理論理学者で主人公にとって叔母にあたる硯さんと理系大学生の主人公の話。
    その主人公によって持ち込まれてくる事件を数理論理学を使って推理していきます。

    まずその発想が面白いと思いました。
    私は証明で力尽きたので正直ちんぷんかんぷんでしたが勉強すればまた見方が違うと思います。

    テンポもよく登場人物の会話も軽快でいいと思います。
    それに最後には驚かされました。
    続編ないのかな?

  • 第51回メフィスト賞受賞作!理系ミステリの新たな到達点。名探偵を超える最終探偵、誕生!

  • 求めていた内容とはずれていた。

  • 最近、流行りのスタイルかな。個人的にはかなりありでした。良くできてるなと。

  • めくるめく論理の世界。
    記号論理、命題論理、述語論理、様相論理をあやつり、探偵の解決策を検証します。
    論理的な説明が圧巻です。
    そこまでしなくても、という感じもありますが。
    それぞれ独立した短編なのですが、全体を貫く・・・。
    こういうミステリ大好きです。

  • ストーリーはビブリアとかタレーランとかをもっとベタベタにした感じ。
    謎解き部分で論理記号使って演繹的に解くのは新しかったし明確で面白い。
    ただ序盤の充足問題をめちゃくちゃ難しいというのは言い過ぎじゃないかなあ。

  • 各論賛同総論残念、なので別作品に期待して星五

  • 図書館で借りた本。
    アラサー美女の硯さんが論理を使って謎を解く。
    「スターアニスと命題論理」仲良し4人組のお茶会事件「クロスノットと述語論理」イタリアンレストランの従業員殺人事件「トリプレッツと様相論理」双子ちゃんのどっちが犯人?事件「恋と禁忌の・・・・・・?」上記3作品をつなぐもの

  • 数理論理学で事件を推理していく、というミステリー。
    キャラクターも立っていて、会話のテンポも良く、数理論理学も説得力があり、なんだけど、肝心の事件自体がちょっとありきたりというか、リアリティが薄い印象・・・かと思っていたら最後はちょっとびっくり。
    それはまあ事件設定が薄いはずだよねって感じにはなりました。
    ただ少し、技巧に走りすぎた感じはしました。

  • 正直予想ではもっと軽く読めると思ったんですが表紙に騙されました。
    まず謎解きがあってその答え合わせが数理論理学で証明で本当に苦しめられました。
    最後の謎が一番気になります。

  • アラサーの天才数理論理学者で美人の叔母、変わり者の探偵たちを友人に持つ大学生の甥と設定はライトノベルだが、内容はメフィスト賞受賞作らしく理系のロジック満載の推理と意表を突くオチ。
    数式などは表面だけしか理解出来なかったが十分面白かった。脇役の探偵たちも十分にキャラが立っていたところも良かった。

  • アラサー美人論理学者が,甥からの「解決済み」の事件の相談を論理学で検証する話。
    ありがちな個性派探偵モノではあるが,作中にもっとありがちな個性派探偵を出して,論理学で上回るという,アンチありがちな個性派探偵小説の一面も持つ。
    事件自体はイマイチだが,論理学とはなにかが何となく分かる。
    ちなみに作者は東大卒で,「真偽」と書いて「マギ」・・・。

  •  探偵曰く、「神の奇蹟」の証明には、それが「どんな手段を以てしても人間には成し得ないこと」――つまり「不可能性の証明」が必要となる。それは俗に「悪魔の証明」と呼ばれる、最悪最凶の証明方法だというのだ。
    (P.296)

  • 数理論理という、とてもアカデミックな探偵手法を入れたミステリ。
    一旦一般的で本格な解法で解決されているように見える事件を、安楽椅子探偵が再調理する、というパターン。
    一般的な手順で行われた結論の欠落をロジカルに導きだすのも、その先の数理論理による新事実もしっかりしていてそれなりに楽しめたが、いかんせん事件自体やトリックが魅力に乏しい。
    続編が待ち遠しい、とはならなかった。
    3-

  • サブキャラのインパクトがそれぞれデカい。どっからでもスピンオフ出来そうなくらい。

  • ”恋と禁忌の述語論理”井上真偽著 講談社ノベルス(2015/02発売)

    ・・・第51回メフィスト賞受賞作。
    大学生の詠彦君が天才数理論者の叔母・硯さんに相談する三件の事件。
    数理理論は事件の証明が出来るのか?

    ・・・”花屋探偵””大学生探偵””職業探偵”、三者が出した推理を再考査する。
    三人ともシリーズ化できそうな位、魅力的な探偵だったので硯さんの前座扱いになって惜しい、と思っていたところの最終章。
    予想外のどんでん返しとタイトルに繋がるラスト。

    今年の一番を十分狙えるタイトルでした。

    ・・・論理学についての記述は私には難解でしたが、ある程度流し読みにしても十分楽しめました。
    (解る人にはもっと楽しめるのかも?)

  • 【収録作品】レッスンI「スターアニスと命題論理」/レッスンII「クロスノットと述語論理」/レッスンIII「トリプレッツと様相論理」/進級試験 「恋と禁忌の……?」

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