教会堂の殺人 ~Game Theory~ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990509

作品紹介・あらすじ

メフィスト賞受賞の人気シリーズ、最新刊! テーマは「ゲーム理論」!?

狂気の建築家が建てた、訪れた者を死に誘う館――教会堂。
そこにたどり着いた人々は次々に消息を絶ち、ある者は水死し、
ある者は火に焼かれ、ある者は窒息した状態で、発見される。
警察庁キャリアの宮司司は、失踪した部下の足取りを追い、
教会堂へと足を向けた。待ち受けていたのは、
均衡に支配された迷宮と、『真理』を求める死のゲーム……!
天才数学者が出題した極限の問い(ジレンマ)に、解は存在するのか?

感想・レビュー・書評

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  • 今回はみんなほとんどが単独行動なので一緒になって頭を使い、それぞれが思ったこと、したこと、をなぞって泣きたくなりました。キャラ像は前作後半から少しずつ想像と離れ、最終的に思わず息を飲んだり呆然としたりする行動や結果が待っていました。ゲーム理論等、数学的なことは今回も上手いところを突いてきたと思います。最初のころのクローズドや密室の本格ミステリとは違いますし、最初のころの方が好きなんですが、でもこういう堂への挑戦も私は面白いと思います。ただし未読の方、注意書きはないですがシリーズは順番に読まないと辛いです。

  • これは本格じゃない。
    デスゲーム小説みたいな感じ。

    シリーズのクライマックスとしては、憤懣ですが、物語を数学的にゼロに近づけるという皮肉だとおもえばまぁしょうがないかと

  • 堂シリーズ、第5弾。

    どんどんワケが分からなくなっていく…。
    これってまだ続くんだよね?

  • 『要するに、真理とは常に隠されているものなのだ。

    あるいは、隠されているからこそ真理なのだと言うこともできるだろう。

    だから、真理を明らかにしようとするならば、その者は、隠されているものを暴く代償として、常に何かを要求されることになる。』

    ついに5作目か。4作目の最後を覚えてないので、何でこんな展開なのかよく分からなかったけど、話としては面白かった。

    でも、ミステリーではないな。

  • メフィスト賞受賞の人気シリーズ、最新刊! テーマは「ゲーム理論」!?

    狂気の建築家が建てた、訪れた者を死に誘う館――教会堂。
    そこにたどり着いた人々は次々に消息を絶ち、ある者は水死し、
    ある者は火に焼かれ、ある者は窒息した状態で、発見される。
    警察庁キャリアの宮司司は、失踪した部下の足取りを追い、
    教会堂へと足を向けた。待ち受けていたのは、
    均衡に支配された迷宮と、『真理』を求める死のゲーム……!
    天才数学者が出題した極限の問い(ジレンマ)に、解は存在するのか?

  • 「…うわああああ」
    私も号泣したい。

    神=ゼウス で 百合子=ハデス
    なら
    藤衛=クロノス なのか
    そして十和田はただの「人」として、神々の争いにどう干渉していくのか(それともしないのか?)
     

  • トリックは相変わらずふーんという感じです。私にとっては。神様や天才でない私としては全て雲の上の話のようにも思えてきました。シリーズなので、一応次回も読みます。

  • 久々に、こいつら、ホントどーでもいいことで争ってんなー、と思いました、まる

    この作者でそう思ったのははじめてのことですね。
    どうも、全力で文系です。

    このシリーズではほとんど感想に「文系です」って、ある種言い訳を書いている気がします。お経除く。
    お経も、もう一度読み返したらもうちょっと理解できるのかしら。

  • シリーズ5作目。
    教会堂とゲーム理論。
    というかものすごいダンジョン感。

    まさか、まさかあの人が。
    えっ嘘でしょーーーーーとなって謎解きとか神とかよりも衝撃を受けてしまい思考停止。

    わたしあの人が結構好きだったんだな…。

  • 第一作目を読んだときに、誰がこの結末を予想したでしょうか。茫然自失

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著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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