悲亡伝 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062990615

作品紹介・あらすじ

あらゆる感情を持たないがゆえに、
生き延びることに長けた少年、空々空(そらからくう)。
人類殲滅を企む「地球」と秘密裏に戦う組織、
地球撲滅軍の切り札にして、諸刃の剣だ。
非人道的科学者・左右左危が彼にもたらしたのは、
世界各国の対地球組織から「裏切り者」を特定する任務だった。
空々空は、これまで死線を潜り抜けた九人の仲間と、
二人の新人少女隊員と共に、世界各地へ散る――、
悲しみを知らない十四歳の英雄が紡ぐ伝説、
新たなる展開へ!

感想・レビュー・書評

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  •  伝説シリーズ7巻目、四国編が終わり地球撲滅軍に戻った空々空は絶対平和リーグの生き残りの元魔法少女に、魔法少女に、魔女を引き抜いた通称”空挺部隊”の隊長になっていた。

     絶対平和リーグが送り込んでいたスパイの情報で、ロシアの対地球組織の壊滅を知る。壊滅の原因は他国の対地球組織が人間への裏切りではないかとの疑惑が生じる。

     空挺部隊は各国の対地球組織への潜入捜査を始める。行く先々、メンバーそれぞれの活動は死ぬほど簡単なものも、生き残るのも困難なものもまちまちだった。

     各国の対地球組織の壊滅の、その裏の陰謀は何かを探る。


     と、いうわけで7巻目。これ、一冊読むでもスゲー時間かかるんだよなぁ。そして一巻目に出てきたキャラの設定をすっかり忘れている。剣道に花屋に左在存とか。

     さて、五巻も続いた四国編が終わって新展開というやつです。
     空々以外に地球陣を見分ける能力者が出たり。対地球国家、人間王国と救助船リーダーシップは今後も出てきそうだ。

     残り3巻でどうするのか。次の大いなる悲鳴を止められるのか。四国編で停滞していたその辺の話がようやく動き出した。
     どうやって風呂敷たたむのか。完全に惰性で読んでるけど、ここまで来たら終わりまで付き合う所存。

  • 伝説シリーズ最新作! 少年・空々空の英雄譚、新たなる展開へ!

  • 背ラベル:913.6-ニ-7

  • 国内から世界各地へ、いきなりのスケールアップ。なのだが、どうにもその国際的な空気に臨場感はなく、ひたすら長い説明、設定を聞かされている感じ。背景が薄いんだよね・・・。まぁこの手の本に厚みを求めても仕方ないのだろうけど。地濃鑿だけが楽しそうである。絶対近くにいてほしくないタイプだけど、読んでて楽しめたのは彼女の言動くらいであった。手袋はやっぱ苦手。しかし今回の鋼矢と手袋はそこだけ違う作品みたいに過酷だった。

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★☆☆ 9
    【整合】★★☆☆☆ 6
    『意外』★★★★☆ 8
    「人物」★★★☆☆ 3
    「可読」★★☆☆☆ 2
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★★★ 15
    『奥行』★★★☆☆ 6
    『印象』★★★☆☆ 6

    《総合》67 C+

  • 四国編よりは読みやすかったかもしれないけど、長すぎて読むのが辛くなってまいりました。結局悲恋は花屋なの〜?
    舞台が転々とするけど、次は宇宙、、、、壮大な話のはずだがとてもそれが全く感じられない。

  • 四国壊滅から、今度は世界にってとこですか。四国のメンバーがメインで、活躍と言うより流されっぱなしの展開。まぁ、そういう作品ですし(^^;・・読者より作者が遊んで楽しんでる感じかな?
    特に感情移入する登場人物なし、色気もないし~空は実際ハーレム状態の筈だけど、もててもいないもんなぁ~
    世界の対地球組織が大代わりし、空たちは宇宙へ・・勝手にしてくれみたいな・・もともとスケールとか設定はいい加減だし。読者も矛盾、不合理を感じながら流されるしかないですね(^^;

  • ペアを組んで、裏切者を探すお話。
    四国編より面白い。
    相変わらずみんなぶっとんでていいなぁ

  • 空々空率いる空挺部隊、世界各地へ内偵調査!   
    個性的すぎるメンバーをそれぞれツーマンセルでどこに派遣するかで四苦八苦。    
    派遣先でも四苦八苦。     
    それぞれのキャラクターがそれぞれの特性を活かして大活躍!     
    ページ数を感じさせないくらい夢中で読み込める。     
    面白かった。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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