MARS 9 (講談社コミックスフレンド B)

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  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (106ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063031409

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  •  お互いがしんどくなるなら、とあえて距離を置いた、キラと零だったが、結局、どちらも相手のことが忘れられずに、よりを戻すことになる。
     ところが、零と付き合っていることが義父に見つかり、物分りのいいふりをして、一度は見逃してくれたはずの男が、零との付き合いを反対してくる。
     それに怒ったキラが拒否すると、男がつかみかかってきて、それを振り払おうとしたキラはそれだけでは落ち着かなくて、男を時計で殴ってしまう。
     そして「殺してしまった」と零の前に現れたキラだったが、零の機転により、男が生きていることを知るが、キラはもう自宅には戻らずに、零の傍にいることを選択する……

     という話でした。
     若すぎる二人が選んだ選択がうまくいくのかどうかはわからないけれど、困ったときに傍にいてくれる誰かがいることはとても大切なことだと思うし、キラの母親が自分の幸せを選んだように、キラはキラの幸せを選んで歩いていけたらいいなあ、と思います。
     まずはその第一条件、体の問題に立ち向かわないといけない……というところでおしまい。

     この先にまた試練が現れるだろうけれど、今後も二人が幸せであればいいなあ……とは祈っています。

  • 冷めた、とか堪える。。せっかく掴んだものが無くなってしまった不安。無くなってから大事なものに気づくのは、まぁ当然。何だかんだ言って元サヤに戻ってよかった、ハラハラした。
    キラ父…どうしようもないな。

  • 中学校の時か、スゲー好きだった漫画。今も好き

  • 自分を凌辱した継父を赦(ゆる)し、家族として共に暮らし始めたキラ。それを理解できず憤る零は、キラに別れを告げる。傷つき、行き場を失った魂が彷徨う絶望の奈落に、戦いの神(MARS)の光は、まだ見えない……。凄絶のファイナル・ラブ第9巻、「喪失」。――永遠でなければ、誰もいらない。

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著者プロフィール

1959年、大分県の観世流能楽師の家に生まれる。
82年、「別冊少女コミック」(小学館)にてデビュー。『おなじくらい愛』(85)で初連載を開始する。代表作に『ボーイフレンド』、『MARS』など。『ボーイフレンド』は第33回小学館漫画賞を受賞。2002年「モーニング」にて『ES ーEternal Sabbathー』を連載。 現在、「モーニング」にて、ルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、最も信憑性の高いとされているサチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝(本邦未訳)をはじめ、膨大な資料を精緻し生み出された全く新しいチェーザレ像や、当時の絵画を参考に、その美麗な線によって忠実に再現されたイタリアの街並みなどが話題を呼び、漫画としての面白さはもちろん、権威ある歴史学者からの評価も高い。
著者公式サイト「惣領冬実@web」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/kotama/index2.html

「2015年 『チェーザレ 破壊の創造者(11)限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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