ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.17
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本棚登録 : 504
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063107586

作品紹介・あらすじ

西暦2038年、夏。人類が地球から宇宙を見上げている、それぐらいの未来。団地に住んでいる小学4年生の沢渡ゆうまは、間もなく地球に大接近するという“SH3・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。そんな中、ゆうまは謎にみちたモノと出会う。どうやら地球のモノではない──しかも例の彗星とも何か関係があるっぽい! これって何!? 『ハックス!』の今井哲也が描く宇宙スケールの最新作!!


人類が地球から宇宙を見上げている、それぐらいの未来。宇宙大好き小学生、沢渡ゆうまは、謎にみちたモノと出会う。人工知能を搭載した家庭用オートボット・ナナコの体を乗っ取るように出現したそいつは、2010年に地球に降下したとき大気圏突入時のトラブルで故障し、団地に擬態して休眠していた人工知能なのだという。「私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか?」団地経由の宇宙行き、極秘ミッションが始まった!

感想・レビュー・書評

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  • これはいいジュブナイル。

  • Amazonさんに勧められてなんとなく買ったんだけど、気に入った! 面白い。先がスゲー気になるw
    宇宙と近未来と子供たちという組み合わせは定番だけど、それがいい。
    読んでてドキドキワクワクできる良質のジュブナイルだと思う。
    「秘密にしないといけない理由」が秀逸。
    あれこれと先読みしたくなる伏線もちらほら見えるし、今後が楽しみ。

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  • 団地に住む少年たちが、地球外からやってきた宇宙船の手助けをするおはなし。第1〜5話収録。
    主催の漫画オフ会で紹介された作品のひとつ。2038年と少しだけ未来なので、人工知能を搭載したオートボットやタブレット端末の授業など、今よりも科学の発達はしている。しかし主人公たちの心境や生活スタイルなどは現在とそれほど変わらないところが良い。宇宙船との出会いが団地の屋上であることに驚き(笑)ナナちゃん可愛くて好き。お母さんじゃなくても「悠真もっと素直に!ナナちゃんと仲良く!」と言いたくなる。

  • 2冊一気読み。ジュブナイルものでちょこちょこある「子どもだけどなんか大人びてる」ような雰囲気がなく、リアリティのある危なっかしさで物語が揺れていくのが良いなと。SF的な要素はまだ萌芽だが、後半を読むに十分な理由たる物語。

  • 「すげー、やべー、ドキドキする」小4の夏休み、団地の屋上、謎の知性体…ファーストコンタクト‼︎
    近未来のテクノロジーと少年時代へのノスタルジーという組み合わせが絶妙で心の琴線に触れまくりますね。
    生命体の定義、技術的特異点といったSFの普遍的テーマを盛込みつつ、純真無垢とは言えない子供の世界をきちんと描いています。ジュブナイルSFの傑作です。

  • ざっくり言ってしまうと、不時着した宇宙船を子供達が復活させようとする物語。
    舞台設定が近未来で、小型ロボットや、サポート携帯のような物が存在している、というのもポイント。
    この漫画は、大人よりも、子供に見せた方が、素直に宇宙への思いを馳せ、じんわりと感動する事ができると思う。
    大人になってしまった自分には、もっと短絡的、欲望的なものを求めてしまい、ちょっと物足りない、そう思いました。

  • 初読の方です。SFヤングアダルト小説の印象を受ける。内容は宇宙人と言うか宇宙船と小学生の交流を描いた話。出て来る機器・世界観が現在から未来への発展を忠実に表していてすんなり読み進められた。そして、主人公の考察も頷ける。このまま世間に宇宙船の存在が世間にバレずに進むのか。主人公の母親も昔に宇宙船との交流があった描写もありで…話の続きが気になります。

  • 近未来のSF漫画.阿佐ヶ谷という東京の閑静な住宅街で,小学生が宇宙を巡る不思議体験をする.主人公が小学生ということもあって,彼らの流され易さや考えの稚拙さがストーリー展開に非常にうまく出ている.壮大さと幼さのアンバランス感がよい.後半,小学生ならではの人間関係に辟易としている少女が出てくるが,これがまたいいパンチ.

  • #manga
     これは素晴らしい。近未来SFジュブナイル。高度に発展した地球のAIと、外宇宙から飛来し地球に潜伏中の自律型宇宙船、そして団地の子どもたちの物語。
     詳細なSF的設定に、幼年期のさわやかさ、現代的な問題も絡み、情感に訴えかけてきます。オートボット(AI搭載家事ロボ)が健気で泣ける。

     「ぼくらの」というタイトルでちょっとジアースのアレを想起して身構えてしまったけども(笑)万人に広くおすすめできる佳作です。続きが楽しみ。


    ・今井哲也「ぼくらのよあけ」1巻読了。

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著者プロフィール

千葉県船橋市出身。2005年「アフタヌーン」四季賞2005冬大賞を『トラベラー』で受賞してデビュー。代表作に『ハックス!』『ぼくらのよあけ』(ともに講談社)がある。2012年連載開始の『アリスと蔵六』は2017年にTVアニメ化されるヒット作に。同作品で第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。アニメと猫が大好物。

「2023年 『アリスと蔵六(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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