蟲師 (1) アフタヌーンKC (255)

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著者 : 漆原友紀
  • 講談社 (2000年11月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063142556

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蟲師 (1) アフタヌーンKC (255)の感想・レビュー・書評

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  • 本棚整理していたら思わず読んでしまった。
    「瞼の光」と「旅をする沼」が好き。

    「柔らかい角」は雪国に住む者としては
    冬の雪に音を吸いとられてしまいそうな世界観が
    (実際に“シーン…”という音が聞こえるほどシーンとする)
    よく表現されていて、今は夏だけど冬を思い出してしまう。

    章と章の合間の
    「ちょっと昔のはなし」がいい味でして
    たまりません♪

  • 紙からあらゆる自然の匂いがする

  • 読んでみないと伝わらない雰囲気感。
    すごく考えさせる数々の一話完結。

    なんかいでも時間おいて見直したい作品です。

    心の薬です。

  • 「互いに ただ その生を遂行していただけだ。 誰にも罪などないんだ」

    1巻の中で、一番好きなセリフです。

  • 鎖国が続いてるくらいの、あやふやな時代の日本。

    人々は、奇妙な「蟲」という存在と共存していて、そんな人々の暮らしを支えるべく、蟲師のギンコは旅を続けている。
    蟲はやっかいな存在で、ときには人に深刻な害を与えるが、悪意はない。
    蟲師ギンコは「そいつは蟲のしわざですな」と語り、淡々と治療を試みる。基本的にギンコは語り部だが、ギンコの過去が描かれたり、ギンコ自身がトラブルに巻き込まれるケースも多い。

    作者の想い入れが大きいのだろう、しんしんと雪が降り積もり、孤独と灯りの暖かさを同時に感じる、冬の描写がとにかく印象的な漫画。

    肌触りの良い和紙で作られた表紙や、水彩で描かれた鮮やかな色彩が、いっそう幻想的な雰囲気を楽しませてくれる。

  • この漫画を一言で面白い、と評価すると語弊があるかもしれない。この作品は、肌に合う人にとってはとても面白い、または、興味深いと言った方がいいと思う。
    実は、私も最初はこの本を読んで拍子抜けした。物語の起伏があまりに淡々としていて、オチもなんだか弱いからだ。しかし、読んでいて気付いたのだが、これは、日本の古くからの民話を読んでいるときの感覚にとても似ている。けして、怖さを扇情的に描いたものではなく、日本的な、ひっそりとした不気味さ、恐ろしさが垣間見える。。遠野物語を漫画にしたらこんな感じなんだろう。

  • 10巻まで刊行されていて、完結している作品なので、1~10巻まで全体の感想です。

    全体的な世界観は、明らかに宮崎駿の『風の谷のナウシカ』と『もののけ姫』にかなりのインスピレーションを得ていると思いますが、パクリといったものとは違うかと。作者の独創的な世界感がプラスされていて、『蟲師』独特の世界観になっています。

    ストーリーは一話ずつ、完結するので、ちょっとずつ読むのにも適していて(面白くてまとめ読みしてしまいましたが)、時間のない人でもこつこつ読めます。心温まる話もあれば、そこはかとなく哀しい余韻が残る話もあり、作者のストーリーテリングの巧さが光ります。個人的には、2巻「雨が来る虹がたつ」、4巻「一夜橋」、5巻「沖つ波」、かなり衝撃的だった7巻「花惑い」などのエピソードが好きです。エピソードのネーミングセンスも抜群。他もいいエピソードばかりです。

    作者の人生観とも言うべきか、自然や蟲はただそこにあるもの(良いものでも悪いものでもない)という考えや、いわゆるケセラセラ的・なるようになる、という考えが、作品全体を貫いているように感じます。善悪はっきりつける二元論に囚われない、振り幅を持った作者の考え方が、多種多様なエピソードにつながっています。

    漫画としては、登場人物の顔がどれも似ているのが、少し残念。基本的に1話完結にしているのは、そのへんの作者の力量からすると、非常に賢明だったと思います。10巻で、何の終わりも感じさせず、ふいに完結となってしまうのも残念。上記の作品全体を貫く思想を考えると、違和感はないのですが、もっと読みたかったというのが素直な思いです。

  • 不思議な世界に惹きこまれていきます。
    ギンコだけ洋服なのが不思議。。。

  • 手塚治虫の中でも、特に「どろろ」が好き(小学生高学年の時に受けた衝撃を忘れない)な私としては、この漫画に「どろろ」的な何かを感じました。

    蟲というのは、妖怪とは違うのかもしれないが、あまり気持ち悪くなく、人間、蟲どちらもの儚さの方が際立っている。

    もう少しくどく、グロテスクな、悪を感じるような部分がどぎつくてもドラマチックになるのでは。
    ただ、このさわやかさ、儚さが良いのかな。

    主人公のギンコはさわやかなんだから、たばこ吸わない方が良いのでは?と思ったけど、何か意味があるのかな?
    蟲よけとか。

  • 7年ぶりくらいの再読。作者の受賞作「瞼の光」は鮮烈に記憶に残っていた。知覚の微小な違和感や気付きを与えてくれる。静かに時間の流れの積層を感じながら読める、心地よいテンポのある漫画だなぁ。

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