蟲師 (4) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063143324

作品紹介・あらすじ

動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。

感想・レビュー・書評

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  • 時代設定すらファンタジーなのに、懐かしさを感じさせるのすごい。何から何までファンタジーなのに、物語自体に説得力があるのすごい。サンカからインスパイアされたという「ワタリ」の存在が興味深い。こんなにすごい話なのに、後書きで作者が自分で読み直すの精神的に辛いと書いてたことが気になった。

  • 裝幀/住吉昭人(フェイク・グラフィックス)、泉栄一郎(フェイク・グラフィックス)

  • 蟲師 (4) (アフタヌーンKC)

  • 夫婦の絆、親子の絆、その間に入り込む蟲たち。恐ろしいのになぜか憎むこともできない、そんな蟲ばかりでてきます。 ギンコのルーツが少しずつ明らかになってきて、どんどんこの世界にひきこまれていく感じ。今までにない体験。

  • ギンコの少年時代がちらりと垣間見える「草を踏む音」
    ミハル、すず姉弟とギンコのやりとりがほんわかする「春と嘯く」 全部がめでたしめでたし、という訳ではなく、ちょっと切ないラストも楽しめる。
    しかし…実写化はキツイ…世界観ぶち壊しになりそうだ。。

  • ■書名

    書名:蟲師(4)
    著者:漆原友紀

    ■概要

    世をざわめかせる超話題作、待望の聲高き 第4巻現出! 動物で
    も植物でもない、生命の原生体――“蟲”。時にそれはヒトと棲む
    世を重ね、奇異なる現象を呼ぶ。ヒトと蟲の世をつなぐ“蟲師”・
    ギンコが見つめる生きゆくモノ達の姿には、定められた形などない――。

    第4巻
     虚繭取り(うろまゆとり) --アニメ第17話 放浪の旅を続けるギ
     ンコの「ウロ繭に届いた、自分宛ではない千切れた一通の文」。
     「まだ続けてたのか…。」行方不明の双子の姉を探すその文を手
     に、ギンコはウロ守・兎澤綺のもとへと向かう……。
     
     一夜橋(ひとよばし) --アニメ第13話 山間に架かる吊り橋から
     落ちた少女。到底助からぬ高さだったにも関わらず、少女は谷底
     から自力で歩いて戻る。しかし少女は心を無くしていた。「谷戻
     り…」里の者は噂する。治療に呼ばれたギンコは、少女の身体に
     蟲を見る。少女に何があったのか…。また里に伝わる「一夜橋(
     ひとよばし)」の伝説とは……。

     春と嘯く(はるとうそぶく) --アニメ第15話 「毎年冬になると
     どこからか採ってきた春の山菜を抱え春まで目覚めぬ眠りに付く
     弟。」冬の凍て山に難儀したギンコが一夜の宿を頼んだ民家。肩
     を寄せ合うように生きる姉弟が抱える誰にも言えない秘密、「春
     まがい」の謎にギンコが挑む……。

     籠のなか(かごのなか) --アニメ第14話 旅の途中、脚を休めた
     竹林でギンコが出会ったのは、「竹林に囚われた男と、人と白い
     竹の間に産まれた男の妻。」。どうやっても竹林から出る事のか
     なわない男の夢は、家族3人でふもとの村に戻る事……。男の願
     いを受けてギンコは白い竹を調査するが……。

     草を踏む音(くさをふむおと) --アニメ第26話 「毎年、五月雨
     (さみだれ)降る頃山へとやって来る奇妙な集団」。蟲が見える
     地主の息子は、集団に属する少年イサザと知り合う。光脈を追い
     放浪し続ける事の定められた「ワタリ」の少年と、決められた場
     所に定住し続ける事の定められた少年……。互いに違う地点に立
     ち、違う価値観を持ちながらも、互いが互いを羨みながら、少年
     時代のひと時を共に過ごした彼らが歩んだ道は……。
    (From amazon、wikipedia)

    ■感想

    春と嘯く(はるとうそぶく)と草を踏む音(くさをふむおと)が
    好きですね。

    蟲師には、お互いがそこにいるだけ、誰も悪くない、価値観の違い
    を受け入れる(なければいけない)お話が多いですね。

    何が良い悪いで無く、自分で選択し、自分で責任を持って、その
    選んだ道を歩いていくというのが、お話のベースにあります。
    勿論、蟲に憑かれてしまうのは不幸ですが、それを受け入れて
    各々の人間が道を選んでいきます。

    私は、こういうの、好きです。

    だから、この物語も楽しめるのだと思います。

  • この独特の世界観、いいですね~
    毎回読むたびにどっぷりこの世界に浸れるので、贅沢な時間になっています。
    虚繭取りのお話をアニメで見たとき、怖いなと思いました。
    『閉じてはならん。開けてはならん……』

    巻末のおまけまんがが、不思議でちょっとぞっとするようなお話で、毎回楽しみです。

  • 4-6

  • 珍しくまっすぐメッセージが描いてあるなと思ったのが「草を踏む音」。沢をせき止め山を削った途端に、光脈はずれ、災厄がもたらされる。「蟲師」にしては珍しく、すっごく現実に通じるものをダイレクトに感じる話でした。

  • 収録
    ・虚繭取り
    ・一夜橋
    ・春と嘯く
    ・籠のなか
    ・草を踏む音

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞1998年冬のコンテストにて四季大賞を受賞した短編を連作化した『蟲師』でデビュー。同作は第30回講談社漫画賞一般部門を受賞した。他に『フィラメント ~漆原友紀作品集~』『水域』がある。「アフタヌーン」2018年6月号より『猫が西向きゃ』連載開始。


「2021年 『猫が西向きゃ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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