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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
蟲師の原点がここにあります。個人的には「岬でバスを降りたひと」「化石の家」がじんわりきました。もともと軍艦島に興味があったので、もし同じような人がいたら「迷宮猫」もいいと思います。
古い伝承、銀河鉄道の夜、軍艦島、姉弟!私の好きなモチーフてんこ盛りで、もうそれだけでうれしい!
どの作品も胸がチクっとするような切なくて優しい物語。
『蟲師』で有名な漆原 友紀の作品集。古くて地味、故に落ち着く。
『化石の家』に住む、「囲われ者」の女性の台詞が好き。
「石達は自ずから 結晶という 完全なものに近付く術を知っているのに 私達は どんなに進化を続けても 明日を確信できない」
綺麗で、正直な言葉だなあと。
石が羨ましくなる。だけどきっと、そう思っているのが一人ではない。というところに、些少ながら救いがあるんだと。無機物になりたくなる時も、動物に生まれ変わりたくなる時も、そりゃありますよ人間だもの(みつを?)
『迷宮猫』が好き。
単身東京に来て暇ぶっこいてた入試直前に購入。
気に入った+他に読むものがなかったため、何度も読み返した覚えが。
“ばあちゃんの始めた この店で 私は育った 岬の端 バスの終点そばの 一軒家 遊ぶ相手も 近くにおらず たいてい店で過ごした 二時間に一本 岬を巡る バスが来る やる事のない 休日には バスの客を 数えて 退屈をしのいだ 他に 交通機関も なかったから バスで来た人は バスで戻るのが ふつうだった けれど 時折 降りた数より 乗った数が 少ない日があった” ショートストーリの詰め... 続きを読む »
世にも奇妙な、というか。不思議な気分になる短編集です。時々うすらさむくなりますが。
「バイオ・ルミネッセンス」が好きです。蟲師を先に読んで「光脈」にとても惹かれたのもあって。
近代っぽいというか現代っぽいというか、そんな「虫師」もお気に入り。
蟲師一巻の「瞼の光」と、21世紀の間みたいな。
再読。初読時ではそんなこともなかったのに『岬でバスを降りたひと』に鳥肌立ちました。丑三つ時に読んだからだと思われる(笑)。『黒い指』も同様に恐ろしかったな。『迷宮猫』はストーリーではなく単純に集合住宅というシチュエーションがなんとなく薄ら寒くさせます。あとがきにあった九龍城には外国だからか恐怖より浪漫を先に覚えますが、軍艦島はゾクリとくるものがあります。初読では印象の薄かった『うたかた』にしんみり。『Mar・man』にはやっぱり泣かされる。『蟲師』原型『虫師』は連載とはまた違った趣でこっちも良いよなあと。
2010.05.11
初めて読んだ作家。
なんとなく好きな感じのものが多かった。
『蟲師』を読んでみたい。
「蟲師」の原作者さんの、昔の短編を集めた作品集。気持ちが透明になるような、ファンタジーでした。
彼女達は
この世界を去って
どこへ行ったのだろう
(岬でバスを降りたひと/迷宮猫/サンゴの子/銀河の眸/バイオ・ルミネッセンス/うたかた/花咲く家路/化石の家/雪の冠/Mar・man/蟲師.ほか)
蟲師がおもしろかったので。
漆原さんの世界観は素敵だなあ。初期からそれは確立されていたのだとわかるおはなしたち。
この人の話は非日常なことが日常に溶け込んでいて錯覚に陥る。切ない話が多いけど、優しい気持ちになれる、何かにふと気付かせてくれる、そんな不思議な話が大好きです。
蟲師の原型になる作品が巻末に2作。
巻頭の「岬でバスを降りたひと」が良い。
自殺者が立ち寄る店、それを見続ける人。
人が人に何かを出来る事なんて少ないけども、
ただ、見て、声をかける事でも“救い”はあるんじゃないかなあ。
かなり短い話とかもあるんですけど
それにすらアジがある!!!
漆原さんの才能が詰まった一冊です!!

#manga





