ラブロマ(5) <完> (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063143973

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻。
    最後までふたりはお互いの呼び方が「星野くん」「根岸さん」でしたね。
    その距離感が心地いい。
    人を好きになる、ということと本当に真剣に向き合っていると感じる誠実な恋愛漫画だな、と感じました。
    いや、恋愛だけじゃなくまわりの友達や家族、出逢った人たちへの作者の真摯な眼差しが、皮肉めいた作品を好む傾向がある自分には新鮮でした。
    感動して涙ぐんでしまった言葉も多くありました。

    『最近やっと分かったんです。根岸さんは俺の初めての他人だったんです。俺たちは違うから尊敬できるし、俺たちは違うから分かり合いたいと思えるし、俺たちは違うから惹かれ合えたんです』

    「頑張って正直であろうとしている星野くん」と「無理しなくても本当のことが言える根岸さん」
    彼は彼女に惹かれ、告白して思いが通じ、付き合って信頼と愛情を深めて行く。
    とにかく何でも‘対話’を通じ理解しようと努めるのが、『言わないでも分かるでしょ?』になりがちな自分には清々しい。
    この素直さを現実に持って返ったら痛い目あうぞーと思ってしまった私のチキンハート(笑)に作者が見透かして書いたような言葉が2巻目にありました。

    (無防備で隙のあるふたりに対して)

    『傷つくよ~痛いよ~正直に生きててもロクな目みないよ~』
    に対する星野くんの言葉。

    『それもみんな俺たちの持ち物です』

    星野くんの‘覚悟’に胸がいっぱいになりました。

    おはなしの終わり「めでたしめでたし」の後もふたりはこうやって一緒に歳を重ねてゆくんだろうな、いってほしいなと願える漫画でした。

  • 「すべてに射矢ガール」「赤灯えれじい」を連想し、それらよりも直球に「ド健康な」ラブコメ。
    いやーまさか「みかん」までこう描くとは。
    「彼氏彼女の事情」でもびっくりしたが。

    直前に読んだ村田沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」でアテられた脳に、別の角度からの薬を流し込まれた感じ。

  • 最高の二人ですわ。

  • 再読ー。
    零さん好きだったわー。

  • 名作。

    あくまでこれは青年マンガだと思う。大人が読むべきマンガ。
    これが読めるか読めなくなるかで、何かを測れるかもしれない。

  • ストレートど真ん中ラブコメ完結編。

    最後までブレないホシノくんにちょっと憧れました。
    ラスト3話はそれぞれが最終話の別バージョンとして
    描かれたそうですが、どれも好きです。
    恋っていいですね!(灰色の高校ライフを思い出しつつ)

  • 結局一気に全部読んでしまった…4年越しくらいの再読だなー。当時の私と今の私では、経験も、いる場所も全く違い、全く違う思いで読めた。けど、どちらにしても最高でした。素敵です。

  • また会えましたね

  • 完結。
    結ばれた二人。そして変わらない日常と大切な日々。
    終始変わらずやや退屈だったけども、
    愛という形を突き詰めていこうとする流れは悪くない。
    そういう意味では星野くんは非常に魅力的で良いキャラだった。
    というかロマン溢れる星野くんが全てだった気もする。

  • 超ハートフル漫画

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