- Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063144338
作品紹介・あらすじ
11世紀、北欧の地は、蛮族と恐れられた
ヴァイキングにより戦火にまみれていた。
その中に、父親を殺され、復讐のため戦場
を駆け抜けた少年・トルフィンがいた。
彼は仇敵・アシェラッドを殺すために生き、
生きるために戦った。だが、イングランド
王位をめぐる争いの中でアシェラッドは
不慮の死を遂げる。唯一の希望を失い、
奴隷に身をやつしたトルフィンはそれでも
なお安息と豊穣の地、ヴィンランドを思い描く。
心休まる日はいつ訪れるのか。
”本当の戦士”の物語が紡がれていく。
感想・レビュー・書評
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君の涙で、決して癒えぬ傷を洗おう。
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イングランドとヴァイキングのことが分かって面白い。
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父親を殺したアシェラッドの一味にトルフィンが身を寄せたのは復讐のためなのだろうか。
トルフィンの殺気を充満させた眼、躊躇なく敵兵を殺す狂気、鉄砲玉のように戦地に飛び込む無謀さ、どれもが10歳そこらの子供とは思えない。
復讐に取りつかれたトルフィンの歪んだ姿を見ていると、父親の死がトルフィンにとっていかに大きなものだったか、ひしひしと伝わってきて胸が苦しくなる。
また、アシェラッドが父親代わりとしてもう少しトルフィンを気にかけると思っていたが想像以上に冷たい。
今後誰かトルフィンを変えてくれる人が現れるのだろうか。 -
マンガ
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物語はイングランドへと舞台を移す。デンマークヴァイキング軍による、イングランドの襲撃。それが、凄まじい規模で行われていたという歴史的事実が克明に描かれている。
物語は次への弾みをつけているところだろうか。最後に収録された「はたらくユルヴァちゃん」などは、そうした箸休め的な要素を強く感じるが、この巻自体がそうであるようにも見える。
アシェラッドとトルフィンの関係には、戦士としての気概のようなものがハッキリと見える。相手側に回ったトルケルも含めて、この物語はヴァイキングの戦士らを描いているのだということがよくわかるところだ。
今回も面白かった。星五つで評価している。 -
絵がキレイだなぁ。トルケル隊が落ち葉の中を進むとこ良い。落ち葉舞ってる。宗教話も面白い。
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トルケル強え。この頃の戦士の宗教観ってこんな感じだったんだろうな。