蟲師(10) (アフタヌーンKC)

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著者 : 漆原友紀
  • 講談社 (2008年11月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063145373

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蟲師(10) (アフタヌーンKC)の感想・レビュー・書評

  • 最終巻。香る闇はじわじわ怖かった。ヒトのヌシの話も。まだまだ続きそうな雰囲気で終わってしまって、さみしい。

  • 1~10巻まで読み終えたので、こちらに感想をまとめます。
    大変面白かったです。ハッピーエンドなんだかバッドエンドなんだかわからない、なにか割り切れないストーリーも独特で面白いのですが、蟲師の魅力はなによりもこの世界観そのものだと思います。原初的で、常識ではとても考えられないような奇妙な生態を持つ『蟲』たちの存在を中心として語られているのに、不思議と納得できるというか、一度として見たことなんかないのにどういうわけか懐かしいような、何故かはわからないけれど、「こういうことを知っている」といった感覚を、少なくとも日本人ならば多くの人が感じるのではないでしょうか。山や河、海、土、雲、闇…そういうものの中には何かがあって、それは我々人間がどうにかできるようなものではない。人間には立ち入ってはならない領域というものがあり、その禁を犯した者はどうなるかわからない。科学や理性の力などではとても説明しきれないなにかというものは、やはり確かにある…というような、直感、なにか大いなるものへの畏れ…。そういうものが、『蟲』の形となってこの物語たちを動かしていて、だからこそ独特な魅力を放っているのだと思います。
    どの話も好きだなあ。『綿胞子』、『山抱く衣』、『野末の宴』、『隠り江』、『常の樹』が特に好き。『水碧む』や『鈴の雫』も好き。いや、どれも甲乙付けがたい! この世界観に触れられて、本当に良かったと思います。満足しました。

  • 最終巻。

    遠い昔の話のような、今も近くで起こっている話のような、そんな不思議さを最後まで貫き通した蟲師最終巻。
    ギンコはやっぱり不思議な人物のままでした。
    続きもっと読みたいけれど、これで終わりなのが残念。

  • 長い時間、村を見守ってきた木が、村の危機を救ってくれた話が良かったです。
    壮大だし、今まで結構蟲と人は別物だ、と突き放した話が多かった木がするので、ヒトに優しい蟲が出てきてくれてよかったです。

    もっと続きが読みたかったですが、これが最後のようなので、アニメの方にいってみたいと思います!

  • 間違いなく面白かった!ラストどうなるかと思ったけど変わらないのが良かった!

  • 「香る闇」の恐ろしさったら。同じ時間をぐるぐる回る・・・カオルの選択は正しかったのか。。
    最初は好みではなかった絵柄だが、水彩で色づけされたカラーページを見たり、話に入り込むにつれ、味のあるほっこりとする絵だなぁと。
    蟲の見える世界。ギンコが見る蟲と暮らす世界を一度見てみたいと思う。蟲と人は完全に分かり合うことはないけれど、でも共存している。夢のような、現実のような不思議な世界に浸れる。

  • 香る闇が好きです。

  • 今までは漫画でも本でもせっかちに読む癖があったのですが、この漫画を読むようになってからゆっくり読むことの楽しみを知った気がします。

    登場人物がギンコと別れるときってこういう感じなんだろうなぁ と感じた最終回でした。
    またゆっくりと読みたいです。

  • ショートストーリーが淡々と続いている漫画で
    絵もあの飄々とした感じも割と好きな漫画です。

    結構怖くて気持ち悪いはずなのに
    そう感じさせない。
    ちょっと切ないんだけど、深入りしすぎてないところなんかが

    あー乙一の雰囲気に似てるかも。


    随分前に読むのをやめてしまっていて
    TUTAYAで完結してんだなーと思って最後まで読んでみました。


    んんんんん、、、


    ショートストーリーをずっと続けてきた訳だから
    何かしら最後にこう伏線絡めて〆て欲しかったんだけど

    最後まで淡々と終わってしまって拍子抜け。


    え、これで終わり@w@;


    という感じです。


    オチを付けるって何でも難しいですね。

  • 以前に読んでいて映画を見たら、
    結末が知りたくなりました。
    雄大で不思議な物語。

  • 木の記憶を受け継いだ男の話「常の樹」。自然はただそこにあって心は無いようでも、大いなる心のようなものはあるんだなぁ・・・と、そう考えると、なんだかいろんなものに見守られているような、とても懐かしい嬉しい気持ちになるような話でした。また花の香りに誘われてある洞窟をくぐると同じ人生をイチからやり直してしまう「香る闇」。何度も繰り返す人生に辟易し、そこから抜け出せたのに、妻を亡くした時、男はまたその闇に進んで入っていく。なんだか、しんみり切ないお話でした。本当は前後編で描かれている最後の山のヌシの交代の話がグッとくる所なのでしょうが、私はなんとなく上記二つの作品に惹かれました。

  •  ブームの時には読まず、今更全巻一気読み。
     これはすごい。
     長編大河ロマンになってもおかしくないのに、1話1話が抑制された掌編になっている。すごいよ。圧縮。
     ギンコが完全な狂言回しに徹しているところも好み。
     現代の昔話なのかもしれないね。

     個人的にちょろっと気になるのは、蟲というものが人には見えない(見ない方が良いとされている)世界なのに、登場人物たちが「蟲師」と名乗って話が通じてしまうところと、ギンコが明らかな異形(白髪緑目隻眼)なのに、簡単に受け入れられるところ。
     私がギンコ自身の痛みを感じることがないところ、かなぁ。

  • 未レビュー消化。蟲を排除するもの、利用しているもの、ただ共生しているもの、この10巻という期間の間に様々な蟲という命と等しい存在との接し方を描いていて良かった。
     気に入ってる話は5巻の山抱く衣。土の上で生き、土で育ったものを喰らう人々の人生をうまく描いていた。土にも故郷はあり、そこに帰ろうと思うなんてとてもロマンチックだなと思いました。

  • 1~10巻読了(10巻以外はかなり以前に、ですが)

  • 収録
    ・光の緒
    ・常の樹(とこしえのき)
    ・香る闇
    ・鈴の雫(前編)
    ・鈴の雫(後編)

  • 全巻読了。
    いやー、良い作品でした。
    絵柄がかなり好きなのが決定的なのだけれど、ショートショートの魅せ方がとても良かった。
    アニメも少し見てみたいと思ったけど、全巻終わってから放送したんじゃないんだよね?終わって熱が冷めてからアニメ化って殆ど無いハズだから、終わり方に期待できないのが辛い。
    最終話もいつもの雰囲気のまま進んでくれてよかった。ヌシ様もよかった、というか可愛かったな。あのデザインはアリだと思う。
    所謂メインキャラクターが主人公だけという構成で10巻までこれるのが凄いよなぁ。良いキャラクター沢山いたのに、再登場したのはほんの一握りだけだった。

  • 人の中の様々な感情や資質が原因になって、時折不思議な症状があらわれる。その、原因になるものが、この作品の、蟲、です。
    人を見る目もやさしく、ときに厳しいメッセージを感じながらも心地よくて。人というもののさりげなさと重さを同時に感じさせてくれるような。
    読んだあとに激しく泣き叫ぶような話はないんだけど、寂しくて眠れなくなっちゃうようなお話が多かった。不思議で、とても気持ち良い。そんなシリーズでした。

    お話も好きですが、絵も素敵です、ギンコの、重いものを背負っているのにかかわらず飄々としたたたずまいも、とても好きでした。
    おまけコーナーの、作者・漆原さんのおばあちゃんの不思議な話もとても好きでした。そういう話を聞くと、日本はついこの前まで蟲だらけだったのではないだろうかと思います。

    そんな作品も、ついに幕引きということです。
    とてもさびしい。
    でも、ここのお話は今まで以上に素晴らしく、フィナーレに拍手喝采、そんな気持ちでいっぱいです。

  • 短編にしては面白い。日本的な画が印象的。

  • 「鈴の雫」のラストシーンでは鳥肌がたった。
    これは多分一生忘れられない感覚、感動だと思う。

    切ないのに、美しくて優しいのです。

  • 10巻まとめて大人買いして、続けて読んだ。この世界、いいな。ちょっと昔の日本が舞台なんだけど、そこには蟲と呼ばれる普通の人には見えないものが生きていて、それが原因で人が病気になったり、不思議なことが起こったりする。その蟲が見え、それに対処できる人が蟲師。その蟲師の一人ギンコが旅するその先々で出会う事件を短編形式で書いたシリーズ。

    シンプルな絵に加えて淡々とした話で、じわ~っと染み込んで来るような漫画だった。10巻それぞれにいい話が収録されている。短編集なので、1巻から10巻まで特に続けて読まなくても、という感じだが、続けて読むと所々に出てくるギンコの生い立ちが繋がっていいかも。

    ギンコが定期的に関わりを持っている人物が数人いて、そのどれもがいい感じに繋がっているのもいい。

    10巻完結だが、確固とした終わりがあるわけではない。

  • 9,10巻読了。いつか読もうと思っていたギンコの旅路の最終話をようやっと読めました。初期の蟲師の話作りは幻想的さ、自然に対する親しさとそれと表裏一体の畏ろしさのが第一に際立っていて、どっちかというと人間の物語は次点に回っていたように感じていました。ですが巻を重ねるにつれ人間の多面的な心情が非常に情感たっぷりに描かれだし、蟲という存在を内包する自然と人間が対等になったように後期では思いました。(人も自然の一部であり、自然が人の上位におわすものと作品が語るのとはまた別で、この『蟲師』という漫画の中で人間ドラマが自然とタメを張っているという意味です)特に巻数が後ろになるほど後味が苦いお咄が多かったように思いますが、それだけ深みは増していました。ギンコに蟲と人の世界をもう水先案内してもらえないのは残念ですが、いやあでも読めて良かったなあと思いました。

  • 霊峰。神木。自然崇拝。
    『ヒトも山の一部に過ぎない』
    という感覚を真から抱いた経験の有る人間は,今この国にどのくらい居るのだろうね。

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