- Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063145373
作品紹介・あらすじ
動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。
すべての生命は、他の生命をおびやかすために在るのではない。ただ、それぞれが、在るように在るだけ──。”蟲”と”ヒト”とを繋ぐ”蟲師”・ギンコの旅路、「光の緒」「常の樹」「香る闇」そして前後編からなる「鈴の雫」にてついに降幕。
感想・レビュー・書評
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何という打ち切り感。
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大好きです。当時は映画も観に行ったっけな。
監督は大友克洋で、ギンコはオダギリジョー。
それでも原作には程遠い完成度で残念でした。
仕方ないよ、この世界観や設定は再現不可能。
漂う仄暗さと、隣り合わせの闇、大きな何か、
流れるままただ淡々とそこにあり続ける現象、
なす術もなく彷徨う心、突き動かされる衝動、
現実にありそうでなさそうな、不思議な世界。
読む毎に静かに身体中に染み渡るようでした。
なんとも言い難い感情になる。好きだなあ。。
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裝幀/住吉昭人(フェイク・グラフィックス)、泉栄一郎(フェイク・グラフィックス)
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どの短編も質がよいが個人的に飛び抜けてよいと思えるものがなかったので飽きてしまった。人間のままならなさを自然がただそこにある圧倒的正しさで押し潰してしまうというストーリーは、一回でわかったよという気分に。それを変奏されてもなと。
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■書名
書名:蟲師(10)
著者:漆原友紀
■概要
動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。
すべての生命は、他の生命をおびやかすために在るのではない。
ただ、それぞれが、在るように在るだけ──。
”蟲”と”ヒト”とを繋ぐ”蟲師”・ギンコの旅路、「光の緒」「常の樹」「香る闇」
そして前後編からなる「鈴の雫」にてついに降幕。
(amazon.co.jpより引用)
■感想
最終巻ですね。
この漫画、かなり中途半端で終わってしまいましたね。
なんというか、らしいと言えばらしいのですが、もう少し謎として残っている部分も
描いてほしかったかな~と思います。
蟲のネタが大変なのも分かるのですが、どれも面白く読ませていただきました。
機会があれば、続編をやって欲しいです。 -
完結
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最終巻。香る闇はじわじわ怖かった。ヒトのヌシの話も。まだまだ続きそうな雰囲気で終わってしまって、さみしい。
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1~10巻まで読み終えたので、こちらに感想をまとめます。
大変面白かったです。ハッピーエンドなんだかバッドエンドなんだかわからない、なにか割り切れないストーリーも独特で面白いのですが、蟲師の魅力はなによりもこの世界観そのものだと思います。原初的で、常識ではとても考えられないような奇妙な生態を持つ『蟲』たちの存在を中心として語られているのに、不思議と納得できるというか、一度として見たことなんかないのにどういうわけか懐かしいような、何故かはわからないけれど、「こういうことを知っている」といった感覚を、少なくとも日本人ならば多くの人が感じるのではないでしょうか。山や河、海、土、雲、闇…そういうものの中には何かがあって、それは我々人間がどうにかできるようなものではない。人間には立ち入ってはならない領域というものがあり、その禁を犯した者はどうなるかわからない。科学や理性の力などではとても説明しきれないなにかというものは、やはり確かにある…というような、直感、なにか大いなるものへの畏れ…。そういうものが、『蟲』の形となってこの物語たちを動かしていて、だからこそ独特な魅力を放っているのだと思います。
どの話も好きだなあ。『綿胞子』、『山抱く衣』、『野末の宴』、『隠り江』、『常の樹』が特に好き。『水碧む』や『鈴の雫』も好き。いや、どれも甲乙付けがたい! この世界観に触れられて、本当に良かったと思います。満足しました。 -
最終巻。
遠い昔の話のような、今も近くで起こっている話のような、そんな不思議さを最後まで貫き通した蟲師最終巻。
ギンコはやっぱり不思議な人物のままでした。
続きもっと読みたいけれど、これで終わりなのが残念。 -
長い時間、村を見守ってきた木が、村の危機を救ってくれた話が良かったです。
壮大だし、今まで結構蟲と人は別物だ、と突き放した話が多かった木がするので、ヒトに優しい蟲が出てきてくれてよかったです。
もっと続きが読みたかったですが、これが最後のようなので、アニメの方にいってみたいと思います!