ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)

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著者 : 岩明均
  • 講談社 (2009年2月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063145496

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ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)の感想・レビュー・書評

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  •  故郷カルディアでの思い出に決着をつけたエメネウス。彼は遂にマケドニア王・フィリッポスに仕えることとなる。ちなみに、フィリッポスはアレキサンダー(アレクサンドロス)大王の父。やっと話が入り口まで来たという感じもするが、ここまでの物語も面白いから「やっと」感はほとんどない。

     マケドニアに書記官として仕官することになるエメネウス。
     本巻ではマケドニアに来てからはあまりストーリーの進展はなかった。が、その分面白かったのが、細工に関する二つの話。
     一つは、エメネウスが居候する屋敷の庭にある噴水の仕掛け。水流の力でポセイドン像が動いたり、魚やタコが出てきたりする仕掛けなのだが、その仕掛けを見て応急処置を施すエメネウスの姿が、何か良いんです。
     もう一つは、王子のために玩具を作るシーン。これもちょっと手が込んだからくり玩具で、こういうのも見ていてワクワクさせられる。
     これは『ヘウレーカ』でもあったのだが、当時のテクノロジーでからくりを作るシーンに私は弱いのかも知れない。しかも、作者の描き方が上手くて、仕掛けをいきなり見せるのではなく、どういう風になってるか少し謎解きのエッセンスを入れて描いているのがニクいところ。読んでいて、登場人物と一緒になって「これ、どうなってんだろ?」と考えながら読む内に、マケドニアン・ピタゴラスイッチの世界に引きずり込まれてしまう。

     もう政治とかいいから、当時のテクノロジーでの工夫・からくりをもっと見せて欲しい!(笑)

  • ついに、アリストテレス以外に、知ってる名前が出て来ました。
    アレクサンドロス!アレキサンダー大王の事ですよね。

    俄然、面白くなって来ました。

    エウメネス。軍師みたいな人なのだろうか?
    物語は面白いのですが、主人公の彼の名は、世界史に出てきた記憶が無いんですが・・・

    歴史物を、主人公が誰か知らずに読むって言うのも、ワクワク感倍増です。

  • 故郷カルディナでエウメネスは自分が去った後の周囲の人々の行く末を知る。ヘカタイオスの部下、ゲラダスに襲われるが返り討ちにするエウメネス。追われる身となり、アンティゴノスの下で職を得てこの街を出る決心をする。
    そしてついに明らかになるアンティゴノスの正体。アンティゴノスは、街を包囲するマケドニア王フィリッポスだった。
    マケドニア首都ペラで書記官になり、エウメネスの新たな人生が始まる。

  • 父の墓。そして母の墓。

    氏の描く顔を見ると先行する作品群を鮮やかに思い出す。
    それがいいことなのかよくないことなのかはわからないが。

  • 故郷カルディアに戻り、兄に再会。“母”の末期の悔悟を知る。マケドニア王に認められマケドニア王国に官吏になる。エウメネスが飄々としながら、あらゆる事態を難なく乗り越えるのが爽快。新キャラが数多く配されました。新たな舞台に期待が高まります。

  • 帰ってきたよ。
    そしてまたここを自分の足で出でいく。

    アテネに来てからの噴水のくだり、おもちゃのくだりとても興味深く面白い。

  • http://navy.ap.teacup.com/book-recommended/61.html

  • マンガ

  • 故郷に戻り懐かしい友、兄に再会したエウメネス、母親の墓石にエウメネスが彫られていたのはちょっと感動でした。あとカロンが自由を手にしていた事も良かったわ。エウメネスと一緒にカルディアに入ったアンティゴノスの正体にビックリだったけど、やっぱりエウメネスってすごい強運の持ち主だなぁ… とため息。もちろん運だけでなく彼自身にも魅力があるからだと分かりますが。 感謝、感謝のお借り本。

  •  表紙は第1巻冒頭に登場している、マケドニアの敵ペルシャのトロイアス州総督の妻・バルシネ。

     ボアの村人として成長した青年エウメネス。だが平和は続かない。近隣で友好関係を結んでいたギリシャ人の都市ティオス市の有力者の息子が野心家であり、ボアの村を占領しようと画策する。本巻はエウメネスの知略で木訥なボアの村人にそれを撃退させるという話。つまり軍師エウメネスの誕生が描かれるわけである。戦闘力でも覚悟の点でもハンディのある村人に策略を授けて、有力者の私兵とはいえ、訓練された軍隊を撃退するのだ。
     こういう話を書きたかったんだろう。こういうのを読みたかったんだよ。
     それに痛快なのは弱きを助け、強きを挫くからだろう。また、エウメネスがカルディア時代に買っていた猫と同じ名前の少女サテュラと彼は互いに意識し合う関係にあるのだが、サテュラが件のティオス市の有力者の息子の許嫁と決まっていたことで、さらに話はややこしくなる。
     つまり、事態の収拾のためにはエウメネスは村を去らねばならなくなるのだ。故郷のカルディアにでも行ってみるよということになって、話は第1巻冒頭につながる。第1巻から本巻の刊行まで2年9カ月。ああ。

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