- Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063288933
感想・レビュー・書評
-
捨てる前に登録(自炊)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第6巻もガンの話。
23歳の末期ガン患者に、自由診療で、つまり保険が効かない全額負担での未承認薬の治療を行う。
そのためには本人にガンであることの告知をしなければならなかった。
延命治療。それは死を先延ばしにしただけとも言える。
死の恐怖と戦わなければならない時間が、長くなったとも言える。
告知の難しさがここにある。
完治できる病なら告知してもらいたい。
しかし、不治の病なら。
死ぬことが分かっているなら、それでも告知してもらいたいか。
死を受け入れることができるのか。
限りある生に意味をつけることができるのか。 -
すい臓がんを患った辻本という患者に対する、抗がん剤による治療が始まります。すでにがんが全身に転移していた彼女は、何も知らされないまま、完治すると信じて抗がん剤の副作用に耐えようとします。一方、看護師の皆川と交際を始めた斉藤は、自分が彼女に対して何ができるのかまったく答えのないままに、研修期限を終えようとしていました。
そして物語の焦点は、庄司と宇佐美の過去に焦点が移っていくことになります。当時2人は、やはりすい臓がんを患った23歳の児玉典子という女性患者を担当することになりました。そして若い彼らは、未承認の抗がん剤を使って彼女を生きながらえさせることが医者としての使命だと信じていました。
今回は、どのような経緯をたどって庄司と宇佐美の立場の違いが生まれたのかということが描かれています。ターミナル・ケアにかかわる問題に、2人の先輩医師のたどってきた道を知った斉藤が、今後どのような形でみずからの道を歩んでいくことになるのかということは、次回以降に持ち越しのようです。 -
庄司先生かっけえぞ
-
電子書籍にて。面白い。
-
癌の終末期治療をどう捉えるかは大変難しい問題であると思う。当事者の気持ちをどこまで理解することができるのだろうか。
自分自身がその立場になった時、告知はしてほしいと思うが、本当に目の前にその事実を突き付けられた時の自分を想像することはできていない。 -
初めて主人公以外の人物達が二人活躍するパターン。
医者って何なんだろう。
確かに、病気を治すのが医者の仕事なら、治らない病気を与えられた場合は、医者は詐欺師じゃないか?
心療内科とか、今通っている所もさっぱり治してはくれない。
治らないのか、治す気もないのか。
患者と医者の距離感を考えさせられた。 -
何やら迎合し始めたり…恋愛したり…予想外の展開
-
スマホアプリで無料で読める。