黄色い本 (KCデラックス アフタヌーン)

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著者 : 高野文子
  • 講談社 (2002年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063344882

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黄色い本 (KCデラックス アフタヌーン)の感想・レビュー・書評

  • 貸してくれた先輩に感想をなんて伝えようかとても迷う。

    読書の終わりはお別れなんだ。
    最後のページを何度も開き、この世界に入り込みたい、この人達のここからの時間を共有したい、と思った時の気持ちを鮮明に思い出す。

    「好きな本を一生持ってるのもいいもんだと俺は思うがな」
    というお父さんの言葉に頷きながらも、実ッコちゃんは買わないんじゃないかなと想像する。
    そしてなんとなくその気持ちも分かるような気がする。

  • 30年ほど前、高野文子の「絶対安全剃刀」を読んだときはびっくりした。構図といい、その平坦なストーリーといい、これって漫画という枠じゃないよな、と衝撃的だった。当時は「ニューウェーブ漫画」と呼ばれていたっけ。
    その後の作品には、あまり驚きはなく、追いかけていなかったが、先日、ある本棚で新作を見つけた。

    いいねえ、やっぱり…、いや傑作かも、表題作は。

    現実逃避としての読書体験をみごとに描きつつ、それだけに終わらない。「本を読むクワク!」とは違う感じ…というかそれだけじゃない。
    「日常」を描いた漫画(映画、小説)は多いが、日常を描くだけに終わってしまっているものが多い。日常の奥にある不穏な空気や悲しみや時代感などを感じさせないと、深みのない表面的な雰囲気だけの作品にしかならない。
    高野文子の漫画からは、日常の奥にある「何か」を感じさせる。

    ラストで「チボー家の人々」を読んだ主人公は、図書室に本を返却する。父親の「好きな本を一生持っているのはいいものだ」というアドバイスには従わず、本を買うことはないだろう。

    面白い!と勧められたけどあまりの長さに読むのを諦めた「チボー家の人々」、やっぱり読むべきかなー。

  • 絵柄が受け付けないけれど、すごい技巧だと思う。

    すごく好きで、その本の世界に入り込んでしまって登場人物と会話しちゃう感覚、昔はあったなー。

    マヨネーズという話もなんだか味わい深かった。

  • 方言の心地よさ。
    時間を気にせず、夜中まで読みふける幸せ。
    本の中の親友たち。

  • もう一度。何度でも何度でも読み返す。「好きな本を一生持ってるのもいいもんだと俺は思うがな」実ッコが戦ってるものは何なんだろうな、そんなことを何度も考える。ワタシもこんな風に本を読もう、と思う。

  • 表題作は★★★★★
    もちろん他も素晴らしい。
    高野文子は一生読める漫画。
    読み捨てではなく家に永久保存したい本。

  • これは…こんな感じ初めてなのだ(;゚д゚)
    漫画を読んだはずが一冊の本を読書したような読後感?!

    本が好きな僕は気に入った(〃ω〃)

    正直、一回目では面白いとは思わなかった(-ω-;)
    でも二、三回と読むと何故だか面白くなってくる!まさにスルメ本!!

    何度も読めるから限られたお家のスペースにこの本を置くことに僕は決めたよ(。・ω・。)b

    内容は『元祖、日常系漫画』?

  • 本好きだったあなたなら、わかる。

    登場人物に対して「置いていかないで」じゃなくて、「さようなら」って思うところが好きだ。個人的に。

  • こちらは短編集のマンガです

    マンガが好きで課外活動コミュでは漫画読書会たるものを開いております。
    (5/27はスラムダンクをやります、みんな来てね!)
    そこで紹介してもらった、マンガの面白さを再認識した作品。

    何しろアングルが凄い「ハエのような視線」とも言われているらしく遠近・角度・構図が自由自在。

    そしてスルメ的な味わいのあるマンガ。
    「就職を控えた女学生が、図書館で借りた本の登場人物に自分を重ねながら読みふける」
    あらすじを言ってしまえばこれだけの平凡な話なのに
    絵の構成が面白いので何度も読みたくなります。
    また、本好きの人ならばわかる、好きな本を読み終わってしまったときの微妙な寂しさのようなものも見事に描かれております。

    子供では良さがわからない大人のマンガとはこの本なのだと実感できる本です。

  • 明るくて、ふわふわほわほわした話。

  • シンプルな線、淡々としたお話。
    だけど、強く心に残る短編漫画。

  • そう、誰にだって「黄色い本」があったと思う。 読んでるとすっかりその世界に吸い込まれてしまって、夢中で、一緒に生きている気持ちになってしまった本。
    幸福な読書。

  • 本を読む、という行為は、自分という個の存在をなくしていくことに近いと思う。面白い、夢中になれる本ならなおさらだ。
    この漫画の主人公の少女は、「チボー家の人々」に夢中になる。自身の生活、家、学校、将来を思うとき。どんな瞬間にも心を本に奪われている。
    それは至福の時。ページをめくるたびに別れが近づくことがわかっていても。
    高野文子の漫画は、画面全体の絵、レイアウトがとても美しいです。練りに練られたネームも然り。流行なんかには流されない、高野文子、という漫画がここにあります。
    本に没頭するあの感覚、感動がそのまま詰まっています。本が好きな人なら、きっと心に響くことでしょう。

  • さすがの画力、デザイン性。

    一コマ、一コマに意味があり、コマとコマの間のつながりを理解し、それをストーリーとして味わうのに、時間がかかる。なので、するする読めない。じっくりじっくり読む。

    生活の一場面を職人芸のように、きりとるような。
    マンガ。

    この本にでてくる女の主人公何人かは、ダメな男に弱いのかな?と、感じた。

    イヤで、せこいけど、魅力的という書き方なのかな?
    それとも、男なんて、そんなもの。という突き放しつつ、暖かく見守る母性本能なのか?

    私が女だったら、普通にかっこよく、やさしい男がいいな。

  • これはちょっとよく分からない。

  • 山村修『遅読のすすめ』を読んで
    この本のことが書かれてiいて
    読んでみました。

    なんだか良さが分かりませんでした。

  •  穂村弘氏のエッセイで紹介されていた。
     初めて読んだ、こんな漫画。小説は想像力を要するもの、漫画は頭ゆるゆるでも読めるもの、と思っていた。その先入観をひっくり返してくれた。1回読んだだけじゃ理解できなかった。
     本に夢中になるあまり本の世界に入り込む、表題作『黄色い本』。本の中では何にだってなれる。いや、子どもの空想の世界で不可能はない。そんな懐かしい感覚を呼び覚ましてくれた。

  • 小中学生の頃、夢中になって本を読んでいるといつの間にか現実との境目がなくなっているあの感じ、本好きならたぶん知っているあの体験を、きわめてリアルに、漫画というかたちで定着させたことがすごいことなんではないかと思います。

  • 高山なおみさんおすすめ。

  • チボー家の人々が全5巻
    チボー家は飽きずに読めたが、こりゃなんだ。

  • 2015.10読了。

    1回じゃわからず、少し置いてまた読んでみた。なんだかわかんないけどなんだかおもしろかった。おもしろくて切なくて温かくて悲しくてかわいくて難しくて。これからも読み続けていって、その度にいろんなことを思うのかなー。初高野文子さんだったので、他も読んでみるー。

  • ふわぁ〜、っと不思議な浮遊感。

  • マニエリスム
    パラノ的な日常

  • 7/10 M.S.さんオススメ

  • 経験としての読書の本質

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