- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063367379
感想・レビュー・書評
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内容もさることながら、装丁もインパクトが有り、凄くイケナイ物を手にしたようで、作品が持つ感性と同調してしまうのがなんだか怖かったのを覚えています。
素人目にも分かるくらいに、絵も構成も下手くそで荒削りなんだけど、
技術だけ追っていては決して到達しえない「パワー」があって、
ダイレクトに本能に訴えかけてくるものがある。
と言ってみたものの、作品全てが面白いわけではありません。
何が言いたいのか分からず消化不良の作品もあります。
個人的には、「桶の女」が一番好きです。
切なく、寂しい話なんですが、諸行無常とはこういう事かと納得させられます。
ヤンマガで連載してましたが、あの頃のヤンマガはパワーがあったなと、ふと思い出す。
同時に、サブカル全盛の時代だからこその表現なのか?
そもそも、こういう作風って、今ニーズがあるのだろうか?とも思う。
幾つかの作品は30~40分位のミニマムなショートムービーで見てみたい気もします。
垢抜けてなくてもいい、都心よりも地方を舞台にして欲しい。
あぁ・・・でも、思い込みたっぷりに表現されても困るから厳しいか。
☆4つなのは、「桶の女」が優れているから。それ以外は☆3つかなと個人的に感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「僕といっしょ」と同時期に掲載されて、衝撃を受けた記憶が有るような、無いような。遊女の話を初めて読んだ記憶が有るような、無いような。
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なんというか持て余してるものを感じた。
下手すぎる絵に小説的な言葉の数々。
馬鹿な女がたくさんでてくるけど、諦念をうまく扱えていて普段目にする物語とは別種の真理をうまく描いていると思った。 -
1巻もあります。不条理ものが好きな方におすすめ。読んだあとは嫌な不快感を堪能できます。