クロ號(1) (ワイドKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 69
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063374636

感想・レビュー・書評

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  • かわいらしい絵に反して、猫たちの生活を真実のままに、優しく時に残酷に描いたこの作品。こんなにも猫に厳しい猫漫画は初めてです。モーニング連載時から読んでおり、最初は普通のネコエッセイ漫画かと思っていたら、突如として人間に蹴られたり、脚を切られたりするので、そのような回を読んだ後の一週間はずーーーんっっと気分が落ち込みました。もちろん残酷なだけでなく、飼い主達とのご飯を巡る攻防や、恋人猫達との恋愛、仲間猫たちの友情などもおもしろおかしく描かれており、にんまりする回も多いのでご安心を。外猫の自由か家猫の安心か。猫にとっての本当の幸せが、はたして何であるのかは知る由もありませんが、とにかくまた猫と一緒に生活したい!と強く思える作品です。ここでこのような主張をするのはちょっと違うかな、とは思うのですが、猫や犬と暮らしたいな、と思う方はペットショップやブリーダーからではなく、保護施設などから引き取ると幸せな猫が増えると思います。ペットショップに行く前に一度のぞいてみてはいかがでしょうか。生体売買が少しでも減る事を、切に願います。(ふじた)

  • 筆で書かれた優しいタッチの絵柄と、
    リアリティのあるシビアな世界観。
    でも、描写は猫への愛情にあふれている。

    記号として、アニメのキャラクターとしての『猫』じゃなく、
    生きている動物として、猫が描かれているように感じました。

  • 拾われた黒い半外ネコの日々のお話。シビヤな世界に飄々と生きて、恋して、死んで行く猫達の姿に泣けた…
    星が四つなのは、ときどき悲しすぎるのと、すでに入手しずらくなっているため。

  • 猫マンガ。猫目線で描かれています。
    だから、飼い主のセリフを理解せずに、気ままに行動する猫の姿を見ることができる。
    猫、かわいいなあ。

    猫の思い通りにならない人間社会。
    猫目線で見ると、なかなかシビアな世界です。
    なんか上手く説明できないけど、いろんな人に読んでもらいたいマンガだ。

    それにしても最終巻らへんが、割と手に入りづらいっぽい。
    Amazonのユーズドでも最終巻がちょっと高くなっていました。


    【巻数】全9巻
    【掲載誌】モーニング、イブニング
    【連載年】2000年~2005年

  • 全9巻。
    最初、杉作J太郎氏が路線変えたのかと勝手に勘違いして
    手に取ったら全く違う作者さんでした。ゴメンナサイ。
    ねこのコミュニティを尊重してる感じ。
    特にベタベタ接しているわけでもないのに猫への愛に溢れている。

  • 自由奔放に駆け回るクロ、その仲間達。
    彼らの目から見た不思議な人間達。
    最終巻(9巻)、悲しいです。

  • 猫まんが〜 猫って。猫って。いい。かわいいだけじゃない猫の本質。

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著者プロフィール

新潟県新潟市(旧亀田町)出身。プロボクサー引退後に漫画家を目指す。1999年に講談社の青木雄二賞を受賞、2000年に累計20万部のヒットとなる『クロ號』(講談社)で漫画家デビュー。『猫なんかよんでもこない。』(実業之日本社)が40万部のヒットとなり、2016年に実写映画化&テレビアニメ化される。他に『コクロ』『マル犬ロッキー』(講談社)など作品多数。『漁港の肉子ちゃん』(幻冬舎)のコミカライズも担当している。

「2023年 『こねこのすりすり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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