おひとり様物語(1) (ワイドKC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063376531

作品紹介・あらすじ

恋物語の名手がオムニバスで贈る切なく温かいリアル女子ストーリー!

おひとり様ライフ満喫中の書店員・久里子さん、初めての彼氏に振られてどうしていいかわからない女子大生・未和ちゃん。恋人と同棲中ながら、生活時間帯がまったく合わない0L・悠希さん…。恋物語の名手がオムニバスで贈る切なく温かいリアル女子ストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 『みんな”おひとり様”』

    *****

    読みきりタイプ、色んな”おひとり様”の物語。
    おひとり様は楽しい?さみしい?
    あなたは毎日、”わくわく”していますか?

    谷川先生のコミック読者にはおなじみ、巻末の”告白物語”(あとがき、エッセイ的なページ)にて、今回の『おひとり様物語』における”おひとり様”の定義に関して触れられています。
    一般的に定義されがちな”独身”、”特定のパートナーなし”だけではなく、”パートナーはいるけど物理的に離れている”、”パートナーはいるけど心が離れている”といった人々も含まれているそうです。
    帯に書いてあった、”みんな、おひとり様”の意味が分かりました。

    ひとつ目の作品の主人公の職業が書店員だったので、そこでつかみはオッケー!されてしまいました、単純。
    しかし、社販”7掛け”(3割引)で本が買えちゃうなんて、一体どこの書店??関東は物価が高いというから、割引も大きくなるんやろうか…と、全く本編と関係ないところでストップする私。
    ひとりごはん、私もけっこうします。
    今は実家なんだけれど、自分の部屋というものがほとんどないような状態なので、一人の時間に憧れが強いのかも。
    ひとりでランチ、映画、ぶらっと買い物、というのは、就職してから定番コースになりつつ…土日お休みでないので、あんまり友達と予定が合わないということも大きいのだけれど。
    色んな意味で1作目の主人公に共感しておりました。

    2作目以降はなんだかんだで恋バナが絡んでくるのですが、相変わらず、胸キュンの内容で、「ん~~!」とジタバタしちゃいました。
    ひとを好きになるって、胸がじんわりすることだよなぁ…と、改めて。

    ふと下を向いちゃうことがあっても、作品に出てくるキャラクタと一緒に、「よっしゃ、がんばるぞ」と思える。
    思わず、「よっしゃ~!」って小さく叫んじゃうくらいに気合いをもらっています(笑)。
    ますます、谷川コミックに夢中。
    ドラマチックに走らないところが、魅力。
    ゆったり、お茶を飲みながら読みたくなるコミック。

  • 谷川史子先生の漫画はこれが初。
    なるほど、こういう感じか。

    この感じ好きです。
    感性勝負というか、雰囲気勝負というか…。

    この本はおひとり様な女子達が主人公。
    おひとり様は彼氏とかパートナーが居ないとか、遠距離恋愛中とか、まぁ、すぐ隣に現在は温もりが無いって女の子と思っていいのか?

    そんなおひとり様達が主人公です。

    こう…、上手いところついてると思います。
    普段は大丈夫でも、ふと寂しくなることだってあるよね!
    一人飯も一人居酒屋も行けるけど、ふと誰かと行きたくなることもあるよね!

    それぞれみんなおひとり様だけど、無理にパートナーを作ろうともしてなくて、みんなそれぞれ頑張って生きてます。

    ガチガチの恋愛漫画もいいけど、こういう寄り添ってくれる系の漫画もいいと思える歳になったんだなぁ。
    そんな私もおひとり様です。

  • 20代~30代の女性達を主人公とした、谷川史子先生による短編集。「おひとり様」という単語から恋愛に対してネガティブな女性達のストーリーかと思っていたのですが、全くそんなことはありませんでした。結婚を考える31歳OL、遠距離恋愛中のカップル、恋が終わったばかりの大学生など、様々な「おひとり様」の形が描かれます。オムニバス形式ですが世界観は繋がっている様で、登場人物同士が知り合いだったりします。

    ひとりでいるからこその楽しさ、寂しさ、幸せというものがあると思うんですが、それが谷川先生独特の柔らかいタッチで表現されています。パートナーの有無は関係なく、精神的に自立し、幸せになる努力を惜しまない女性はかっこいい。第一話の主人公山波さんのライフスタイルは、読書好き独身女性の憧れだなあと感じます。週末は仕事が終わるとまっすぐ家に帰り、借りてきた映画をのんびり見る。あついお風呂にゆっくりつかった後は、ワインとクラッカーを片手にお気に入りのソファで読書をする…。こんなおひとり様になってみたいものです。

  • 谷川節健在。

    しかし、真の意味での「おひとり様」度はさして高くはないんだよなー。

    相手がいるのに(遠恋にしても何にしても)ひとりで過ごすことを「おひとり様」とは言わねえ。断じて言わねえ(泣)

    まあ谷川好きなんで何でもいいんですけどね(笑)

  • 「この星のどこか離れた場所でだれかが私のことを考えている」
    「あたし変われるかな 変わりたいな」
    「カレシの携帯なんかいじるもんじゃない。もめごとのタネをわざわざ見つけることないじゃない」
    「そんな目で見始めるとなにもかもがあやしく見えるから不思議だ。行動は今までと同じはずなのに」
    「なんであたしすきなひとのことうたがってんの…?」
    「へこんでんだからへこませてくれたっていいじゃん。男だってな まともな言葉でハッパかけられるより甘やかされて受けとめられたい時もあんだよ」

  • レンタル

  • 彼氏がいない人、遠距離の人など、「おひとり様」が主人公の短編集。

    1人でいても楽しい、というだけなのに、彼氏がいない=劣ってる、何か難ありみたいに見られるのが嫌です。
    そういった葛藤だったり、結婚したい!でも誰でもいいのか?結婚て?みたいに考える話だったり、色んなバリエーションが楽しめてとても満足です!

  • こういうの大好きであるうちは結婚できないのでしょうか

  • 【あらすじ】
    おひとり様ライフ満喫中の書店員・久里子(くりこ)さん、初めての彼氏に振られてどうしていいかわからない女子大生・未和(みわ)ちゃん。恋人と同棲中ながら、生活時間帯がまったく合わない0L・悠希(ゆうき)さん……。恋物語の名手がオムニバスで贈る切なく温かいリアル女子ストーリー!

    【感想】

  • 朝食のおともに。ちょっと色々刺さるけど、結末が温まるものであるのはありがたい。
    甲子園の話とお見合いの話が好き。

    あと告白物語の「逃げ道をたくさん作った」というぶっちゃけもいいw

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著者プロフィール

5月8日生まれ。長崎県出身。1986年に「ちはやぶるおくのほそみち」(りぼんオリジナル)でデビュー。可愛くて親しみやすい絵柄とストーリーで、男性にもファンが多い。2007年12月発売のアニメーションDVD「東京マーブルチョコレート」のキャラクターデザインを担当。現在Kissで「おひとり様物語」シリーズ連載中の他、Cookie、コーラス(共に集英社)などで執筆中。

「2011年 『おひとり様物語(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷川史子の作品

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