CLOVER(1) (Amie KC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063400014

感想・レビュー・書評

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  • CLAMP作品ではかなり好きなタイプの話。
    スチームパンクというか、SFといか、メカニックの描写がゴリゴリに気合入ってるタイプのロマンを感じる。
    正直この一巻だけではわからないことだらけなので、どういう意味なのか理解しそこねるセリフばかりなのだけれど、こういうすりガラス越しに見ているような世界観が好みというのがあって、雰囲気だけを楽しめてしまう。そこがCLAMPの力量なのだろう。
    続きがたいへん気になる状態で十年近く経ってしまったが、まだ続巻を入手できずにいる。

  • 本作は衝撃だった。おそらく本作はCLAMPという作家の一つの到達点と言って良いだろうと思う。ぼくは一気に4巻まで読んでしまったので、遡行的に各巻ごとの感想を書かなくてはいけなくなった。
    まず、ある曲の歌詞を挟みながら、なんの説明もなく物語は始まる。擬音がフォントなのも違和感があった。ただしこれも本作の世界観を構成する上で重要な要素なのだ。
    また余白、というより白色が目につく。同時に黒の濃さが際立つ。これは大きく取られた余白が時間の経過と、説明的なシーンを省いている、という事を意識的に表現している。
    この技は矢沢あいのイメージに近かったので、少女漫画ではありがちなのかもしれない。

    まだ語りたいがここまでにしておく。
    最小限の説明と、リフレインする歌詞。ぼくは本作は非常に「ミュージック・ビデオ」的だと感じたのだ。

  • 絵も可愛くて、雰囲気のあるお洒落な話。ストーリーよりも詩的な雰囲気を楽しむかんじ。

  • しあわせになりたい
    しあわせになりたい
    あなたとしあわせになりたい
    あなたのしあわせになりたい

    、、だったかな?
    何度も出てくる歌。
    もっと長ーい歌詞があるのですが、そこが特にあたまん中に残る。


    なんだか依存心が強い女性の話みたいですこし厭になるときがあるけれど、まっすぐに心に届く時もある。


    けっきょくのところ、わたしはこの話が好きなんですけれどもね!w

    コマ割りや絵の細部が繊細で、でもシンプルで、素敵。



    ねえ、あれでおわりなのかな?なんだかすっきりしないよ。

  • 不思議な切ないお話です。
    まだ未完らしいので、完結したらもう一度読んでみたいです。

  • 透明感、不穏感、
    崩れゆく世界でわたしとあなたのふたりきり。

  • スゥにもっといい方法はなかったのかと思わなくもない
    常に和彦は難儀な目に遭っていた気がします

  • 全4巻
    淡々としてて、でも、何か残るものがあるお話。
    ハッピーエンドとは言えないですが、読後感は悪くなくて、また読みたいなと思う作品。

  • (全4巻)絵が綺麗、話の一つ一つが切なくてたまらない。

  • 2巻までしか読んでないけど。正直くらんぷのマンガって設定やキャラはいいのにラストがひどいというかもったいないなーってのが多くて。これは読めるラストでした、って2巻までしか読んでないのにwww世界観がすごい好きです。あと、この頃のくらんぷはデジタル処理を一切やってないらしく、ワープ装置でぐにゃっとなる表現を、コピー機に原画を載せてコピーする瞬間に動かして再現した、という裏話が印象的だった。

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