- Amazon.co.jp ・マンガ (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063400021
感想・レビュー・書評
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前巻の感想で、ぼくは本作は「ミュージック・ビデオ」的であると書いた。最小限の説明と、歌詞の印象的なリフレイン。CLAMPは、音楽のような漫画を描こうとしたのではないか。
物語としてはポスト・エヴァ的な印象を受ける。「最終兵器彼女」などを想起する人もいるだろう。セカイ系的な世界観だと言えるのかもしれない。
だが、おそらく本作はそれらと一線を画す。エヴァともちがうだろう。
本作の特筆すべきところは、「葛藤」が言葉になっていないことである。
本来、葛藤とは言葉でないのかもしれない。きっと、葛藤を表現できるのは「余韻」だけなのだ。
そして、余韻とは音楽のだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
切なすぎる。
和彦タイプ(百目鬼とか桃矢とか)の男よくCLAMP作品出てくるよね。すき。 -
「苦しみを忍びほほえみを学ぶのが人生」って、ヘッセが言ってたな。サムエル・ウルマンもだ。詩人はみんなそれぞれのやり方でおなじ場所を目指しているのかな。
目次
羽根
ホワイトアウト
おなじだけどおなじじゃない
夜
わたしのこと
記憶
移動装置
たどりついた場所
妖精遊園地
三つ葉
こころ
天馬
影絵
殺意
最後の
変わる
そして
心
葉 -
01291
Z006
K-9999999-006 -
スウの切ない願いも、初めて好きになった人が出来た気持も痛いくらい切なくなる。
背負わなくてはいけない運命があまりにも残酷で、その中でスウが見つけた幸せは涙を誘います。
四葉のクローバーを見つけたら幸せになれる。
けど、四葉の幸せは?
本を手に取ると薄すぎて読み応えないんじゃないかと思うけれど、すごく考えさせられる深い作品です。 -
目的地――妖精遊園地へ着いた時、“四つ葉のクローバー”であるスウの目的が明らかになる。各人の思惑と幸せになりたいという思いが交錯する。
トーンがあまり使われておらず、ベタ塗りで、余白が美しく感じる白と黒のコントラストが印象的です。 -
一巻の続き
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クランプの中で唯一好きな漫画。打ち切りはほんと残念でした。
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綺麗すぎて痛い。