- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063408423
感想・レビュー・書評
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長屋が舞台の人情もの…しかも、ストーリーのベースは古典落語なのね!こりゃあ面白そうと思い、読んでみた。舞台を現代に移し替えても、特に違和感なく楽しめる。各話の最後には、元となった落語のあらすじとプチ解説付き。ひうらさんのアレンジ加減も絶妙で、ツイッターやホストなど、現代の設定の取り入れ方もうまく、ひうらオリジナル作品のように楽しめる。なんかすごく新鮮!落語をこんな形で楽しめるなんて。
そして、人情味あふれるキャラも魅力。なんたって舞台は長屋だし、和気藹々とした雰囲気がよい。心地よいお節介っていうのかな。どこか昔懐かしいホームドラマのようです。是非、この長屋の間取りが知りたい。長屋の大家さんがどんな人物なのかも気になるし、個性的な住人がどう話を広げてくれるかも気になるし、続きが楽しみ!そして、落語にもちょっと興味が湧いてきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
派生して落語も聞きたくなりました。
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落語がベースで面白い。けど、再読したいとはあまり思わないカモ。
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長屋暮らしの中で生まれる“人情”が感じられる物語。
落語をベースに作られた物語で、知ってる落語とかピンと来た落語がベースのものはとても楽しく読めます。
他のマンガなどよりインパクトが少ないですが、
読み進めていくうちにいつの間にか長屋の人情に包まれます。
最後まで読んで、「人との関わりっていいな。」って思えたら、
見事にハマッた証しかと思います。
引用は、2巻の「まんじゅうこわい」より。
主人公の女の子が恐かったものにとても共感できました。
“夢”こわいです。でも恐れてないで、「どんどん持ってこい!」って気持ちにすごく元気がもらえました。
何かが吹っ切れた。って場面がすごく印象的でした。 -
落語をモチーフに とある長屋に関わる人たちの短編集 …っていい方であってるかな? まさに今のネタと落語ネタをうまくあわせてて面白かった。 1話目出だしが個人的にちょっといたかったけどw
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落語をモチーフ(?)にした漫画のようですが、予備知識0でも全然大丈夫。普通に読めます。
とある長屋を舞台にそこの住人と住人に関わる人の日常話です。
1話ごとに主人公(語り手)が変わっていくので、読んでて飽きはそんなにこないですが、大きな盛り上がりもなくホントにサラサラと読み進められるので物足りないと感じる場合もあるかも。
私は2話の35年間ただ真面目に生きてきた女の話が割と好きです。 -
落語を聴く時に感じる「テンポ」を、漫画からも感じる事ができました。
江戸も現代も、人情にかわりはないんだよねぇ。登場人物の個性が面白かったり、魅力的だったりすろとこも。
2巻以降も楽しみです。 -
1話読みきりのオムニバスタイプの漫画です。
なのでとってもあっさり風味。
もっと読みたいな、もっと濃厚に描いてほしかったな‥
と思う話も何本かあります。
落語をモチーフに話の組み立てをしてみた、という
新しい取り組みは好きです。
2話目の明烏が好きでした。
ホストの話。
これはもっと引っ張ってくれたほうがもっと面白くなるのにー
と思ったひうら先生の十八番なマンガ。