逃げるは恥だが役に立つ(5) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 781
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063409543

作品紹介・あらすじ

母親のケガで急遽実家に帰っていたみくりが久しぶりに帰宅する。内心大喜びの津崎さんだが、素直に嬉しさを表せない。

そして迎えた月2回の「ハグの日」。やっぱり自分からは言い出してくれない津崎さんだが…!? 契約結婚を描いて話題の本作も、ついに5巻!

母親のケガで急遽実家に帰っていたみくりが久しぶりに帰宅する。内心大喜びの津崎さんだが、素直に嬉しさを表せない。そして迎えた月2回の「ハグの日」。やっぱり自分からは言い出してくれない津崎さんだが…!? 契約結婚を描いて話題の本作も、ついに5巻!

感想・レビュー・書評

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  • 風見の「ちゃんと恋したことあるの?」に対する「そんなのその人の主観でしょう」という返答と、百合の「深い喜びなんて結局それぞれの感じ方次第で千差万別だと思わない?」の返答は対応していて、他人から勝手な思い込みで傷つけられた二人だからこそ共通した意識をもっているのだと感じた。

  • お互いに恋愛感情を自覚する平匡とみくり。ハグした後の「えへっ」って笑うみくりや、布団でゴロゴロもだえるシーンも可愛い。ラブコメの魅力が詰まってる流れに。
    「感情って相手の行為そのものより自分の心の中の要素によって動くもんなんだなあ 怒りも相手にこうしてほしかったのに!っていう言動への一方的なギャップから生まれるのかもしれないな」という平匡の思考もいい言葉だよね。

    しかし、傷つくことへの不安や自分の気持ちを持て余したことから、二人の関係性はぎこちなくなってしまう。傷つけないように距離を取ろうとする行動が相手を余計に傷つけてしまったり、人間関係は本当に難しい。

    風見と百合の関係性の変化も見どころだよね。風見をイケメンという偏見で見続けていた百合。それを見透かしていた「僕みたいな男 嫌いだったでしょ」という風見の言葉が鋭いけど関係性の軟化があってこその言葉でよかった。「あなたみたいな男は嫌いだけど あなたのことは嫌いじゃないわ」という百合の返事も素敵だった。

    「あたしが彼に対して抱いていた偏見って 自分が若いころ抱かれていたものと同じだったのかもしれない」という百合の独白も好き。自分が嫌悪していた偏見のループに知らずのうちに入り込んでいる怖さ。これは自分もそうで、もしかしたら決めつけているかもしれないって疑問を持つことが大切なんだろうね。

  • 両思いの2人だけど曖昧な関係。ハグやキス、ちょっとの会話にそれぞれがアンテナを張り巡らせて自意識の中で悶々とする回。でもそうだよね。あまりに色々なことを考えすぎてにっちもさっちもいかなくなって疲れるのが恋愛だなぁ。って思う。

    生活において大切なのは、愛より信頼関係っていう後書きが沁みる。

    百合ちゃん「いつまでも「イケメン」なんて記号で呼ばずにちゃんと「風見さん」として接しないとな」

  • どんどん気持ちが盛り上がっていく感じが伝わってくる。

  • いやもう、何だかきゅんきゅんです(笑)。
    みくりさんはかわいいし、津崎さんはもどかしいし、
    風見くんと百合さんはいい人たちだし…。
    この先どうなる!? 最終ページのアレは何か意味あるのか!?
    気になって仕方ありません(^^;。

  • "「でも一度そういう最初に嫌われてた人と
    その後仲良くなったことがあって
    その人はひねくれてたけど
    仲良くなってみるとすげー面白い人だったんですよね
    それからは 最初の印象で切らずに
    こっちが興味を持てる人にはアプローチし続けようって思って
    そうすると
    こんな風にふと 心を許してもらえることがあるし
    それが 嬉しい」"[p.81]

  • みくりが平匡の家に戻ってきて、一気に距離を縮める2人。中学生のように浮き沈みする2人がラブコメしていて微笑ましい。

  • 相変わらずの“むずキュン”。
    百合ちゃんと風見さんがちょっと接近。

  • 平匡さんがーー可愛すぎる件についてーーーー!

  • ハグの日がお互いを刺激し合っていい感じにまとまってきてのかな? なんて思った矢先に平匡さんは扉をぱたりと閉じてしまいました。…何やってんだよ! 平匡さんの馬鹿! そうじゃねーだろよ!

    一方、固有名称「イケメン」から「風見さん」(時折若造)に気持ちと呼び方が変化した百合ちゃん。もしかして、む?む⁇ な展開なのか?

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著者プロフィール

8月9日、しし座生まれ。B型。兵庫県出身。1989年、第8回なかよし新人まんが賞入選の『お月様にお願い』で「なかよしデラックス」(1989年秋の号)よりデビュー。代表作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『回転銀河』『後宮』など。

「2021年 『Travel journal』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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