パーフェクトワールド(3) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 165
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063409802

作品紹介・あらすじ

車イスに乗る初恋の人・鮎川 樹と付き合い始めた川奈つぐみ。しかし周囲の厳しい視線のなか、つぐみは体調を壊し駅のホームから落下、大怪我を負ってしまう。つぐみは療養のため故郷・松本へ帰る。さまざまな試練の中で、樹はある決意をする。それは――。

車イスに乗る初恋の人・鮎川 樹と付き合い始めた川奈つぐみ。しかし周囲の厳しい視線のなか、つぐみは体調を壊し駅のホームから落下、大怪我を負ってしまう。つぐみは療養のため故郷・松本へ帰る。さまざまな試練の中で、樹はある決意をする。それは――。

感想・レビュー・書評

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  • 骨節した主人公
    別れてくれ!(土下座)by父
    空洞症疑い→大丈夫だった
    是枝と付き合ったほうが良いと思った鮎川は主人公に別れを告げる

  • 久しぶりに女性コミックで泣いた。
    主人公も親も樹の気持ちもわかりすぎて。
    別れはお互いのためにとって最善の選択のように思えた。ここでこの漫画終わってもいいのでは?と思った。
    脊髄損傷患者についても勉強になった。
    北大発ですぐ治療することで効く治療法があったような。

  • 川奈の親の対応が自分にはちょっと理解できない。
    勿論、大変なんじゃないかと心配する気持ちはわかるが
    元々同級生だった訳だし、ホームで転落事故が起きたのは
    鮎川のせいでも、鮎川が車椅子に乗っているからでもない。
    なのにまるで鮎川が健常者ならこうなっていなかったかのような話の流れになるし、
    土下座までして別れてくれというのが、いくら父親が体が悪いからといって正直全く意味がわからなかった。
    繰り返すが健常者なら100%守れるというのだろうか?
    けしてそんなことは無い。

    焼却炉に捨てた絵を是枝がコンクールに応募してくれていたというのは、そんなに前から本当に好きでいてくれたのだなと思い切なくなる。

    車椅子に乗っていると鮎川の気持ちに近づける気がする、それは傲慢かもしれないけど、と川奈が言えるところは良いと思った。

    鮎川が急病なのを心配するでもなく
    「だから言ったんだ」と言う父親、流石にどうかしている。
    その上心配だから東京に戻りたい娘を我儘だと言って引っ叩くとは。
    自分なら殴り返して望み通り二度と戻らないと思う。
    是枝が間違い電話というのが嘘だと察して戻るところがすごい。

    長沢も彼を動揺させるなと言って明らかに私情で態度も悪いし、障害云々言うのも自分が独り占めしたいだけのようにしか見えない。
    具合が悪い人にわざわざ起きて窓の外を見させ、失望させて諦めさせようとするところ、自己中過ぎて気持ちが悪かった。

    お腹減ったから機嫌悪いの、と言う是枝、雰囲気を悪くしないようにしてくれていて、利用していいほっとけないとまで言ってくれて本当に良い人だと思う。

    デートを最後に別れようとする2人だが、個人的にはお互いの幸せのために別れるというのは傲慢でしかないと思っているので、くじけないで欲しいと思う。

  • 車イスに乗る初恋の人・鮎川 樹と付き合い始めた川奈つぐみ。しかし周囲の厳しい視線のなか、つぐみは体調を壊し駅のホームから落下、大怪我を負ってしまう。つぐみは療養のため故郷・松本へ帰る。さまざまな試練の中で、樹はある決意をする。それは――。

  • 3,4瀬戸君は出てきた。テレビとほぼ同じようないようになってきた。

  • 3巻辛すぎて泣いた。

    そりゃキレイなことだけ見ていられない。
    ちゃんと強くなって支えなきゃいけない。
    長沢さんの言うことはもっともだけど、つぐみと、鮎川のこと邪魔しないで欲しかった。
    介護の資格取ろうと思ったりすごく前向きだったのに。

    是枝の存在、本当に救われるな。
    長沢さんにも宣戦布告されちゃったし。看護師として有能なんだろうけど、怖いよ

  • ひたすら辛い………

  • 是枝告白巻。是枝強引説があるけど、この強引さがたまらん。てかそんなに強引かなぁ。
    長沢さんはいけ好かん。

  • 樹から「別れよう」のセリフが出てしまうのではないかと気掛かりで、読み進めるのが苦しかった。そして、案の定…。
    周りの人達の支えがないと心を強く保つことは難しい。しかし、今2人の側にいる人達は2人の未来を否定するばかり。誰か何とかならないものか。

  • ヘルパー(長沢)が病院に付き添うのは請求できんやろ。自費か?とか、
    川奈がいきなり摘便やろうとしたり、摘便の話をしたあとに介護の資格を取ろうかなと言い出すのは、疑問符がついた。
    なぜなら摘便は医療行為でヘルパーはしないから。
    長沢は元看護師設定だからボランティアとしてできる。

    しかしこういう突っ込みってナンセンスだろうな。

  • 難しい問題が山積みなんだろうなっと思いながらずっと読んでたけど、今回は切なすぎる!
    二人とも本当に相手を想ってそして優しさがあるからこんな結果になっちゃったのかな?
    今後のことは予想できないけど、二人には一緒に幸せになってほしいなと思う。

  • ネタバレあり

    前巻から引き続き、読んでいて心が苦しくなる。
    つぐみと樹はお互いのことを想いすぎて、がんじがらめになっている。長澤と是枝がかき回している。ここまで読んでいて、全然結末が見えない。

    つぐみ、樹、是枝はそれぞれのことを考えているのに、長澤だけが自分のことしか考えてないようで、好きになれない。
    樹からつぐみを引き離して、自分なら理解できると思っているみたいだけど、それが=樹のしあわせには繋がらないんだけど。

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著者プロフィール

2011年「Kiss」の新人賞にて、『天体観測』でゴールド賞を受賞しデビュー。その後2014年から「Kiss」で『パーフェクトワールド』の連載を開始。2019年には同作にて第43回講談社漫画賞少女部門を受賞。実写映画化、TVドラマ化などのメディアミックスでも人気を博し、単行本は累計200万部を突破した。2022年現在「モーニング」にて新シリーズ『有賀リエ連作集 工場夜景』を連載中。


「2022年 『有賀リエ連作集 工場夜景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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