逃げるは恥だが役に立つ(8) (KC KISS)

著者 :
  • 講談社
3.99
  • (40)
  • (81)
  • (37)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 693
感想 : 46
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063409987

作品紹介・あらすじ

ある日、ふたりで飲みにいった帰りに思いがけず、風見さんの前で涙が止まらなくなってしまった百合ちゃん。百合ちゃんの涙の理由は?そして、風見さんのその後の行動は?みくりと津崎さんの別居生活の行方もあわせて、見逃せない最新刊刊行!

ある日、ふたりで飲みにいった帰りに思いがけず、風見さんの前で涙が止まらなくなってしまった百合ちゃん。百合ちゃんの涙の理由は?そして、風見さんのその後の行動は?みくりと津崎さんの別居生活の行方もあわせて、見逃せない最新刊刊行!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 珍しくドラマにはまってしまい、6巻から購入。ドラマとは違う展開になりそうだけど、キャラ1人ずつの考え方や人生が興味深い。で、やっぱり平匡さんが可愛かった。

  • 題名はハンガリーの諺からつけたらしく、実は漫画の全ての回に諺がついている。
    みくりの家族は全員「実栗」とか植物系だし、ヒラマサさんの家族は魚系だし、この作者かなり「小賢しい」。でも、ヒラマサさんはみくりの好きなところを「楽しく暮らす工夫をする所と、打てば響く頭の良さかな」(8巻149p)と評価し、全面肯定してみくりのトラウマを解消する。

    私も、作者のことをそう思っています(^-^)/。(←今更遅い?)

    テレビドラマが面白くて(「重版出来」の野上亜紀子脚本)、マンガも8巻まとめて読んでみた。8巻まで読むと話は終わっていないが、物語はそろそろ佳境を迎えつつある。第一巻のあとがきに作者は「お仕事漫画なので、ゴールは結婚ではなく(もうしてるし)、「出世」かなと思っています」と書いている。先が見えて来ました。果たしてテレビはどう着地するのか、愉しみです。それらを含めて、意識高い系の最近の独身男女の心情がよく描けていて、とっても勉強になりました。その他の決着の付け方も、キャストの配置でほぼ予想してます。


    それにしても、原作にないことでテレビで描かれていることや、テレビでは尺の関係で描かないだろうけど原作の面白いエピソードがあって、興味深いものでした。例えば、派遣切りの具体例はテレビでキチンと描いたし、フレックスタイム制の残業代つかないのにトンデモナイ労働強化になる部分も、テレビは描きました。また、原作の中にあるみくりの思い付きの、高校生出産適齢期奨励制度などは、通い婚制度の実現含めてむつかしいだうけど、とっても面白いと思いました。

    「結婚て、めんどくさいでしょ」という風見さんの呟きは、現代の若者(だけじゃなくて、私)への大きな問いかけになっていると思う。
    2016年11月19日読了

  • 百合さんなぜ行かぬっ!!

  • 201610/ゆりちゃん風見さん、そうなるかあ…な巻。風見さんの過去エピソードよかった。今までみくりには「じゃあ外で働けばいいじゃん…」としか思えなかったので、半分ボランティア的とはいえ、今回はみくりにイラつくことはなかった。みくりが責任と仕事と対価についてまっとうなこと言ってるのに、商店街の人が「俺達だってただで~」って言ったのには私も呆れた。

  • みくりの青空市のエピソードは仕事と賃金の在り方について考えさせられた。自分の労働をお金に換算して考えることは大事だね。そして、その労働をしっかりと評価して、信頼の架け橋になるのがお金なんだと。お金が発生することでお互いに仕事としての責任感も生まれるわけで。こういう意識を見習っていきたい。

    風見と百合の物語もよかった。百合への言葉の真意。
    「他人のお手本になんかならなくてもいいって思ったんですよ だめだったり恥ずかしいことしちゃっても 他人にあきれられてもいいじゃないですか 自分の人生なんだから 僕は百合さんの恥ずかしい顔好きですよ 自分のことを好きな自分でいてください」
    百合の返事にもあったけど、正直で誠実でやさしい言葉で好き。こんな言葉をかけられる人になりたいね。
    その後の「あなたは男というものを甘く見すぎですよ」も痺れる一言だよね。二人の恋はどうなってしまうのか。

    そして、平匡がみくりの小賢しい呪いを解いた場面に胸を打たれた。
    「楽しく暮らす工夫をするところと打てば響く頭の良さかな そういうところすごいって思います」
    「えー 小賢しいとか思いません?」
    「小賢しい?それって相手を馬鹿にする言葉ですよね 僕はみくりさんを馬鹿にしたことはないです」
    相手を尊重するってこういうことなんだと。平匡も誠実で素敵だった。この言葉だけでも、ここまで読んできてよかったなと思わせてくれる。

  • みくりと平匡との今後について気になる。みくりは、シングルマザーの友人とともに、商店街のお祭りを手伝い、そのことがきっかけで就職活動に意欲的になる。地頭が良いのもあり、商店街のイベント企画もユニークな発想で商店街の人たちを感心させるというアイディアマンな面もあり、対価や達成感を大事にする仕事好きな面もあるかと感じる。みくりの決断が契約結婚にもどう影響するか気になる。百合と風見の関係について百合が思うこと、年の差恋愛で引っかかる部分があるのではと悩んだりして切ない。こちらの今後も気になる。

  • 読了。女の人の気持ちのわかる風見さんが、どのようにしてできあがるのか、わからなかったので、漫画で少し理解できた。

  • か、かざみさーーん!! 涙涙……。
    平匡さん、本当に大人になったなあ、とまるで親のような気持ちに。みくりちゃんを支える、いい男になりましたなあ。
    みくりちゃんのワンピース6枚論にぽんと手を叩く。確かに。

  • はーここにきてせつなめ!
    すごーいな
    群像劇だな
    ドラマはこれらを再構成しているのだな、とよくわかった

  • 風見さんとユリちゃんの回。主役2人よりも気になってしゃーない。

全46件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

8月9日、しし座生まれ。B型。兵庫県出身。1989年、第8回なかよし新人まんが賞入選の『お月様にお願い』で「なかよしデラックス」(1989年秋の号)よりデビュー。代表作は、『逃げるは恥だが役に立つ』『回転銀河』『後宮』など。

「2021年 『Travel journal』 で使われていた紹介文から引用しています。」

海野つなみの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×