溺れるナイフ(17)<完> (講談社コミックス別冊フレンド)

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  • 講談社 (2014年2月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063419016

溺れるナイフ(17)<完> (講談社コミックス別冊フレンド)の感想・レビュー・書評

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  • 「男の人と同士で恋人になりたくて、でも男の人は女の人にそんなものを求めてない...云々」といったのはよしながふみだけど、最終巻を読んでいてその言葉を思い出した。
    コウと夏芽のかんけいは一言では言い表せないけれど、同性でも成立する。ように思う。というか同性の方がうまくいくように思う。
    去年はまった、途中までナイフと似た展開のマンガで、最後に作者が提示した答えは
    「わたしたちは大人にならないといけない」
    という方向のものだった。
    逆にこのマンガは、大人になること、ならなければいけないこと、その過程で失うものに関して、ノーを言ったように思う。
    もちろんコウも夏芽も、大友やカナだって大人にはなるのだけど、成熟することばかりがいいものではない、
    何かに執着することは、必ずしも否定的なものではないのだ、と。どちらがいいとか悪いとかじゃなく、そこが興味深かった。

    ただのアドレッセンス喪失潭に陥らなかったことに拍手。
    好きで読んでて、かつ、常にこの先に何があるのか、わくわくさせられる数少ないマンガだった(苦しくもあったが...)。

    タイミングがどうとか、(ネームに詰まると)愛のテレパシーとやらでつながろうとしたり、ジョージ朝倉の描いているものが、少なくともこの10年変わっていないこともわかった。ブレない。
    蓮目自体がそもそも蛇足だったんじゃないかとか、
    つっこみどころや不満もあるのだけれど、それを補ってあまりあるくらい美しくて残酷で、何をしたいのかが伝わる、個人的にど真ん中で好きなマンガでした。


    その光があれば、生きていける。

  • 十代の頃の危うさと儚さと美しさが、駆け抜けるように過ぎて行って、遠回りではあったけれども、最後には落ち着くところに落ち着いたのではないかと思いました。

    多分きっと、何が正解だったかなんて数年後、十数年先にならないとわからないのかもしれないけれど、間違いを繰り返していくことは大事なんだろうと改めて考えさせられました。

    熱量がすごくて読むのに気力も持っていかれそうになりましたけど、夏目の美しさに憎くも憧れを抱くカナちゃんの気持ち、女としてめっちゃわかります。。。
    あと、大友が好きです笑

  • 一気読みしたらめちゃくちゃ疲れたんですけど……。とにかくこのエネルギー量、半端ないなぁ。最早「少女漫画」というくくりにするにはちょいと重すぎる。
    なんだか難しすぎて、何回か読まないとハッキリ分からないかも。その前に、合う合わないの好みも激しそう。よくこんなものを描き続けられたな……作者。
    夏芽にとっても読者の私にとっても大友くんがずっと明るい輝きでいてくれて嬉しかった……。

  • 終わったあと、なにそれーとつぶやいてしまった。悪い意味で。
    結局二人の縁は切れないっていうのはすっごくわかったんだけどさ・・。そういう縁があるっていうのも重々承知だけどさ・・。

    若い時のひたむきさは素晴らしかったです。青春のキラキラ感満載も好きでした。闇の部分もどんどん大きくなっていったけど。

  • すごく好きだったけれど、好きだったからこそ、終わり方に不満。

  • 良かったよお〜><

  • やっとここに辿り着けた!

    すごい回り道をしたものだなぁ。

  • 十代の煌めきというやつを堪能させてもらいました。
    美しい時間は一瞬。
    汚濁を飲み込み覚悟を決めて、それぞれの人生を生きていく。
    家と浮雲町という重荷を背負うコウ。
    熾烈な芸能界で光を求める夏芽。
    もう二度と交わることのないだろう2人の人生。だけど…。
    いろいろあった末に結ばれた熟年カップルという結末も余韻があって良かったと思います。

  • 読むのが怖い、けど続きが気になると毎巻ドキドキさせてくれる漫画だった。

    カナも大友も2人とも、ナツメとコウにとって切っても切れない存在だったことが最終話のシーンから伺えたことが印象的だった。特にカナは読者には嫌われるキャラクターなんだろうけど、結局はナツメとコウの1番の理解者で信者で、最終巻でのカナはそういうあたりが見えて嫌いにはなれなかった。

    ナツメを「衝撃」と信じていることは、コウにとっての最大で最高の愛の告白だなと。コウにとってナツメがどれだけ大きな存在かってことが、好きとか愛してるという言葉を使うよりも、そういう言い回しのほうがよっぽど伝わってきた。

    そして最後のシーンからナツメの生涯を想像しても、きっと激動の人生だったんだなあと。この漫画で描かれるナツメとコウ、そして2人の関係はすごく特殊で、少女漫画というよりは文学的で、そういう世界観がぶれずに幕引きしたところがよかった。

  • ついに完結です。
    止まっていたふたりの時間が動き出しました。今回はカナちゃん、大友の描写にすごく感動しました。
    また海のシーンでは、16巻でも見れたコウちゃんの笑顔がキラキラ輝いていて素敵でした。

    わたしの十代も後一年で終わります。この主人公たちといっしょに成長してこれたことが嬉しいです。

    コウちゃんの言動、行動がキツくて読むのが辛い巻もありましたが、その分 大友という魅力いっぱいの太陽のような存在に出会えましたし、最終巻をぜーんぶ踏まえた上でまた読み返そうと思います。


    『刹那よ 止まれ、おまえはいかにも美しいから』

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溺れるナイフ(17)<完> (講談社コミックス別冊フレンド)の作品紹介

間一髪、救いに現れたコウはついに「ヤツ」の息の根を止めた。歓喜のうちに見届けた夏芽だが全ては夢!? 火付け祭りの夜の森で、「長い夢」から覚めた夏芽。「コウちゃんが全てを終わらせてくれた?」。真相を確かめようとするも、コウの答えは夏芽を混乱させるばかりで…。出会い、焦らし、傷つけ、共鳴し合いながら気高くあやうい十代を織り上げた、類なき魂の物語、ついに完結!! それは炎となり、鮮烈の眩い光となる――。

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