コゼットの肖像 1 (マガジンZコミックス)

著者 :
  • 講談社
3.25
  • (7)
  • (11)
  • (62)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 143
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784063491838

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アニメ版(OVA)コゼットの肖像は制作に新房昭之さんらが関わっていて、舞台のデザイン、音楽からも「魔法少女まどかマギカの原点」なんて言われたりして、私の好きな部類に入る作品ですが、今回はそんな「コゼットの肖像」漫画版を読みました。アニメ版とは主要キャラクターから結末まで、ちょいちょい違いがあります。どっちが良いかと問われれば悩みますが、漫画の話だとどうしても打ち切り感がするというか、そういった意味では、「雰囲気と音楽を楽しむだけのアニメ版」と揶揄されていたとしても、アニメ版の方が好きです。

    ただ、漫画版は絵にしたってセリフにしたって、エッシャー、ビアズリー、ヴェルディのレクイエム、ボードレールの詩等々のイメージを借用しながら、丁寧に世界観が作り込まれている印象、つまりは硬派な印象を受けて、「なるほど確かにゴシックロマンスって感じはするかも」とはなります。近年の漫画作品でこのような要素を含めた作品を私は寡聞にして知らないので、そのような点では「これこれ、こういうのが読みたかった」と頷いたのも事実です。特に最終話に向かうに連れてのイマジネーションの飛躍と展開は面白かった…!

    近いテイストのものにローゼンメイデンとかウテナとか色々ありそうですが、やっぱり「コゼットの肖像」にはワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』に通じる、どこか文学的、幻想的な退廃美がありますね。よかったです。

  • コミック

  • 白と黒の非グラデーションの絵柄がよい。

  • 個人的に描いている永遠の少女像に一番近いのがコゼット。
    詩的セリフ・ホラー・純愛の要素が好きであればおすすめ。
    漫画版・アニメ版では結末が大きく異なるが両方とも好き。
    特にアニメ版ではタイトルに大きな秘密があり、音楽も美麗。

  • アニプッレックスアニメ「コゼットの肖像」の漫画版です。
    アニメ版とはまた違ったストーリーになっています。
    美しくも恐ろしい、滅びの美学を追求したゴシックホラーです。

  • ごしっくろまん

  • 全2巻

  • 最新刊まで所持

  • アニメのコミック版。…と思っていたら、結末が違います。このコミック版の結末はわりと好み…v

  • これは、怖かった・・・!
    でも、コゼットが可愛かったです。骨董品も、ドレスも細かく描かれているし、素敵でした。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

TVシリーズをコミック化した少年エース連載の「BLOOD+」や「花やしきの住人たち」、週刊アスキー連載の「ハニカム」「わくらばん」など手がける。このほか講談社では「ビリオネアガール」、スクウェア・エニックス刊「神話ポンチ」など。

「2016年 『レディ・ハニカム Side story of “Honey Comb” 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桂明日香の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×