亡装遺体ネクロマン(2) <完> (マガジンZKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 16
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063493856

感想・レビュー・書評

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  • こんなに面白いのに、HXLでも一、二を争う面白さなのに、なんで最終回だよ! ネクロマンの単行本を買ってくれ! 例えその気持ちが何百回裏切られようと。それが私の最後の願いだ!

    まあこういうギャグパロディ枠という本来ワキを固めるべき位置のネクロマンがHXLで一、二を争う面白さというあたりにHXLの弱さが表れているとも思う。
    ギャグパロ枠は難しいことを考えずに話とネタをぽんぽん進められるから、読みやすいしテンポもよく見えるというアドバンテージは当然あるとして、それでもなお小ネタの巧さ(適切さ)や意外に凝った伏線をネタにからめて自然に小出しにする技巧、マンガとして一級品ものなのは確かだろう(あの「家」の庭にちらっと影が見えることに気付いた時は鳥肌立った!)。

    もっとも一級品されどB級、というのがあるのはマンガも特撮も一緒で、このマンガがB級であるのもまた確か。わかんないよあんなネクロマンのウソ必殺技!
    どうしても読者に濃い知識(それでもそうとう分かりやすいところを選んでいるとは思うが、少なくとも特撮知識ゼロの初心者には辛かろう)を要求してしまうハードルの高さがA級マンガにない欠点であり、2巻打ち切りの理由なのだろう。よりによってそこが肝心かなめの面白さなだけに難しいところだ。
    少なくとも人に薦めて面白いと思ってもらえるか微妙なマンガなのは事実で、……ああだから単行本売れないのかなあ……。

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著者プロフィール

松本久志(まつもと ひさし)
1962年、愛媛県出身。ヒーローものや格闘ものを中心に、数々の少年マンガを手がける。講談社「コミックボンボン」では『小さな巨人 ミクロマン』2作のほか『クラッシュギア』シリーズ、『メトロイドプライム EPISODE OF AETHER』などのコミカライズを担当したほか、オリジナル作品も多数発表。「コミックボンボン」では連載作品の扉絵、著者クレジットに“ボンボンの最強漫画家”と書かれたことも。

「2023年 『小さな巨人 ミクロマン マグネパワーズ編+レッドパワーズ編 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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