オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063522648

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  • 一巻のみ読了。
    特別な才能も無く、かといって特別熱意があるわけでもない高校生が総合格闘技「修斗」のジムに通い、練習し、時々試合に出て割とあっさり負けたりするという、格闘漫画としてはド肝を抜く地味でリアルなストーリー展開にまずびっくりする。

    ひたすら地味なストレッチや体力づくりをこなし、試合に対して特に熱くなることもなく、しかしやる気がないわけではなく、色々やってみるが、あっさりと敗北し、負けて涙を流すこともなく、試合で見つけた小さな課題と発見を持ち帰り、また坦々と練習を積み重ねる日々に戻っていく…。

    僕は格闘技をやったことがないので細かいところは分からないが、それでも、このくらいの熱意でジムに通って苦しい練習をひたすら反復し、試合で勝ったり負けたりしている人は実際沢山いるんだろうなあと、そんな風に思わせるリアリティがある。

    そしてその中で特に突出した才能を持つわけでも、強い熱意があるわけでもない"リアルな"主人公がどんな風に自分が戦う理由というものを見付け出すのか。これは結構気になる問題で、その道程をじっくり描いてくれるのならしっかり見守りたい。

    一言で言えば、格闘技をやるということがどういうことなのかを疑似体験できる漫画。


    個人的に、考えながら戦う描写の多い漫画が好きなのだが、この漫画そういった表現が多くて、その点でも面白かった。

    専門用語多め。

  • もっと強くなりたい そうすれば舐められずに済む ピストルとかの方が強くね? オマタの緩い母親持った同士で 彼は僕よりも遥かに自分が負けることを許せないタイプだった 思想のない力は己を滅ぼす… 山吹木喬やまぶきたかし 高柳廻 右利きサウスポー? キャッチ こんなご時世では兎に角打ち込める物を持っとかないとヤバいので格闘技のジムに通ってます プロ練 胴クラッチしてリフト 塩漬け 補強 黙想 力がなきゃ技なんか掛かんねぇし逆に力があれば相手の技を潰せる プロとアマの差はそこだよ基礎体力が違う! 武蔵境すきっぷ通り商店街 タックルと見せかけて右のロング・フックかあ… 三日月蹴り 修斗は1984年、初代タイガーマスクとして一世を風靡した佐山聡によって創始され 打・投・極 枚挙に暇がありません

  • ケンジさん顔の喬くんの行く末が気になります。そして普通にアクション絵の資料になりそう。続きが楽しみです。

  • かつて、これ程リアルな格闘技漫画があっただろうか?(いや、ない。)

  • 「EDEN」でも殺陣表現が丁寧だったので、格闘技漫画になっても丁寧さは変わらない。そして今回もヤクザ屋さんが出てくる。

  • 全巻
    格闘技モノは余り好きではないが、これはイイ。
    ほどほどの笑いが良い。女性のキャラも総じて良い。

  • 総合やりたい

  • 総合格闘技 漫画。今まで読んできた中で静かで地味な格闘漫画じゃないかな?
    けど、主人公はどこにでもいるような普通の高校生
    アマチュアとしてのデビュー戦で見事に敗北する。
    格闘する熱意も勝つ欲もフワフワしていたが、周囲に感化されプロを目指す。

    総合格闘技 「修斗」っていうのは初めて聞く。
    専門用語が多く、格闘知識がないと読むのは、ちょっとツラいかな。
    けど試合の運びかたや練習風景は、その場にいるような臨場感があり読みごたえがある。

  • 絶対に自分でやらない、
    やらないけど興味があるものってありますよね。

    バレーボールなんて自分でやるのに観戦しない。

    やることとみることって違いますよね。

    裏稼業をやってみようと思わないし、
    格闘技だってやってみようと思わない。

    なのに総合格闘技漫画みちゃうんですよね。
    一時期より下火になったのでしょうか、
    テレビではやらないけど、実際に体を動かす
    プレイヤーは増えているのでしょうか。

    グラップラーバキのような荒唐無稽の格闘漫画ではなく
    理屈のある格闘漫画です。

    面白い。

  • 二回読むと面白さが増したように思った。スルメ漫画かな。
    格闘技なのに派手じゃなくて、主人公は少々無気力。
    これからに期待。

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著者プロフィール

1970年、秋田県生まれ。大学在学中の1995年、『カラスと少女とヤクザ』がアフタヌーン四季賞秋のコンテストで入賞し、デビュー。1997年より同誌にてSF長編『EDEN』を初連載。以後、『オールラウンダー廻』『ソフトメタルヴァンパイア』を発表。2019年より月刊少年マガジンにて『愚者の星』を連載中。

「2022年 『愚者の星(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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