なりひらばし電器商店(2) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
4.11
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本棚登録 : 150
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063524734

作品紹介・あらすじ

舞台は、環境保全意識が高まる40年後の東京・なりひらばし。森初音は実家のそば屋の手伝いから解放され、大学生活をエンジョイするはずだった。しかし、東京都墨田区の下町にある、母方の祖母の店『なりひらばし電器商店』では、下宿の条件として店を手伝う事を課せられた。はじめての町、はじめての家で訪れる新たな出会い。そこで、見つけたのは忘れちゃいけない大切なココロ。初音は家電を通じ、下町の商店街に住まう一癖も二癖もある住人達と出会い成長して行く!

時は21世紀後半の日本、3R(リデュース・リユース・リサイクル)法が施行され、世の中は徹底したリサイクル社会になっていた。大学進学のため上京した森初音は、下宿先である祖母の経営する電器店の手伝いを介して、様々な下町の住人達と出会って行く。

感想・レビュー・書評

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  • 徹底したリサイクル社会になっている未来のお話。
    どこか昭和感が漂うノスタルジックな雰囲気に好みが分かれるかやも知れぬ。

  • ネカフェにて全巻読了です。

    え、これで終わっちゃうのか……という感じ。もっとつながりの輪が広がっていくのを見守っていたい気もするんですが、2巻完結なんですねぇ。毎回いい話というか、味がある話で、結構読んでて楽しい作品でした。これは一冊手元に置きたい。

  • 大きなストーリーの流れはなく、基本的にいい人ばかりなので「土星マンション」より落ち着いて読める。というより、土星がこの人にしては「えぐい」作風だったということなのか。

    ちょっぴりノスタルジアっぽい面があるのだが、話としてもう少し拡がると面白いかなぁ。

  •  自分がやってきたこと、やりたいことを認められたときの喜びが光る2巻。

     わかってもらえる喜び。たとえ、その一言がなくても平然と生きていけるかもしれないが、その一言でどれだけ救われる人がいるか。鞄職人、パン屋、サラリーマン、切り子職人、大学生の女の子、それぞれが自分たちの普通を過ごしている。そんな日常を親しい人、知らない人に認められる喜びが今回描かれていました。自分のパーソナルな部分を褒められるとなんだかムズムズしちゃいますが、嬉しいもんです。特に波・駒の会話は相手をまるごと認めるという器の大きい話のようでいて、その些細な認め合いが友達なんだろうなと思いました。認めてもらうことが目的になったらダメだと思いますが、やはり認められることはそれなりに嬉しいことですよねぇ。

     良いところを理解してもらうにはその人の現実な情報がないとムリです。そんな良いところを伝えるために初音たちが創りだしたフリーペーパーはあります。初音が言った温度を伝えるという言葉はこのマンガのテーマもしくは岩岡先生のポリシーも入っていそうで良かったです。商店街に住まう人々の温度を伝え、みんなが色んなことの良い部分を知ってもらえたらとてもハッピーでしょうね。相変わらず岩岡先生のマンガはココロがホッコリできて嬉しいな。

  • 良かった

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