羊の木(4) (イブニングKC)

  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063524796

作品紹介・あらすじ

犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘更生事業の舞台となった魚深市。
市長・鳥原秀太郎は一般市民には何も知らせずに過去を隠し元受刑者11人を受け入れた。
市長の不安が増す中、償った罪の重さとは関係なく元受刑者たちがそれぞれの人間性を露呈し始め、それに呼応するように住民たちにも不穏な動きが・・・・。

犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者11人を地方都市へ移住させる政府の極秘更生事業の舞台となった魚深市。その事業を受け入れた市長・鳥原秀太郎の不安が増す中、元受刑者たちと住民たちが不気味に呼応する!山上たつひこ氏の書き下ろし小説「キヨミ」収録!

感想・レビュー・書評

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  • 薬局店主をめぐる二股不倫騒動が一段落ついたと思ったら、今度は教育委員長・白尾の妻が消防士の米松と不倫。白尾は妻の浮気癖を知りながら容認しているが、潮干狩りイベントでついに三者激突。しかしこの夫婦の関係相当歪んでるなあ。妻はもはや夫をおちょくって面白がってるし。

    一方で、のろろ祭りの際の因縁を晴らすべく月末理奈と杉山がタイマン。しかし元殺人犯の凶悪なおっさん相手に対等に戦える女子高生って・・・もうある意味彼女がこの町で最強なんじゃない?(笑)

    巻末の短編小説今回は栗本清美の過去編「キヨミ」。この巻末短編シリーズ、毎回クオリティが高くてすごい。独立した短編として読んでも、どれもゾッとする怖さもあり、幻想的でもある。死体を嗅ぎ当てる清美の特殊能力は、本人にとっては不幸だろうけど、警察と協力しあえれば未解決事件のいくつかは解決できそう。

  • こ…こわいーーー。
    1巻はこんなに不気味な話になると思ってなかったけど、徐々に怖さが増していって、本巻は私の中で限界かも…。
    ストーリー自体は面白くて興味深いんだけど、怖くて不気味な描写はこのくらいでとどめてほしいです。
    新住人以外も変な人増えてきたし、話がドンドン膨らんでるけど、まだまだ続くんだろうか…。

    巻末の小説も怖かったよ〜。
    今回は本編と関係ない話かと思ったけど、栗本清美さんの話だったのね。
    最後に気付きました(遅)。

  •  読んでいると、まるで自分が作中の地方都市「魚深市」にいるような気分になってくる。舞台や小道具は現代だが、そこはかとなく昭和的な空気を感じる。

    今回はかなりきわどい、また悲惨な描写がある。読む際にはご注意を。

    市長が好き。市長がんばれ。

  • ストーリーがどんどん膨らんで展開していく。でも、話がバラバラにならずにまとまってる。根っこの主題がはっきりしてるからかな。どことなく不気味で、シリアスでちょっと恐いマンガやけど、ところどころにブラックな笑いも織り交ぜられてて、他ではなかなか味わえない空気感。既に次巻が楽しみです。
    巻末の書き下ろし短編は、今回は本編とは関係ないお話。。。っぽい。関連あるのを期待してたんだけど。もし、これからのストーリーで、実はリンクしてましたーとかだったら面白いんだけどなー。。。勝手に期待しちゃってます。

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著者プロフィール

1955年宮城県中新田町(加美町)に生まれる。24歳で漫画家デビュー。代表作に「あんたが悪いっ」(1983年漫画家協会賞優秀賞)、「ぼのぼの」(1988年講談社漫画賞)、「忍ペンまん丸」(1998年小学館漫画賞)、「I(アイ)」、「羊の木」(2015年文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞)、「誰でもないところからの眺め」(2016年漫画家協会賞優秀賞)など。現在「ぼのぼの」がフジテレビ系列でアニメ放映中。仙台市在住。

「2023年 『IMONを創る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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