山賊ダイアリー(5) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 429
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063545265

作品紹介・あらすじ

岡本が猟師になって早1年。禁猟期でも狩猟本能は止まらない。春には山菜、夏にはアメリカザリガニ、秋には猟期に備え、自給自足の訓練!? 今冬は、ついにヌートリアの捕食に成功する。その一方で、岡本は狩りの最中、目を負傷してしまう。師匠の佐々木さんに救助されるが……。慈愛溢れる狩猟エッセイコミック第5弾!

感想・レビュー・書評

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  • 本作最大の事故と言っていい滑落しての笹の枝が目に刺さる事件。読んで見ているだけでゾワゾワしてきた。その後、隻眼で猟に出る岡本くんを戒めた佐々木さんとのやり取りが心温まる。今回、狩猟に関わるリスクの話題が多い巻だったが、読者が増えてスタイルだけに憧れる安易な輩が猟師になることに危惧を抱いたのだろうか?

  • 食いやがった、ヌートリアを!(笑) いや、それよりも岡本赤木コンビの現地調達鍋はヤバイっしょ。なにその食材?のオンパレードは。。。無理無理無理ーーー! 目の怪我とその現場に一緒に行った佐々木さんとの話はじんわり来ちゃった。年配の人は余計にそう感じちゃうよね。でも目の怪我はまじ怖い。いや、目だけでなく、他の怪我もだけどね

  • 獲って、食べて、描く。
    猟師兼漫画家による狩猟コミック第5巻です。

    前巻までで1回目の猟期(通例、11月15日から翌年2月15日まで)が終わり、今回は休猟期から始まっています。休猟期でも著者が自分で食材を調達する姿勢は変わらず。
    春は山菜の季節。種々の山菜を見つけて食べる著者の知識や工夫に感心します。ただ、野生のものは成分が強かったりするので、毒のあるものはもちろんですが、そうでなくても食べ過ぎには注意が必要なようです。
    動物性タンパクとしてはアメリカザリガニ。ザリガニ釣りでたんまり釣って食べてみています。可食部は意外に少ないようですが、それなりにおいしいようですね(ちょっと興味がわきますが、うちのザリガニ、もう1匹しかいないし食べちゃうわけにもなぁ・・・)。
    さらには元自衛隊員の先輩猟師さんと川に出かけるのですが、そのときのサバイバル鍋(?)の中身がすごい。アカミミガメにウシガエル、トノサマガエル、アメリカザリガニ、マムシ。・・・何ですか、それ? マクベスの魔女の鍋ですか・・・?
    黒い色に染まったスープは食欲ではなく不安をあおったようです。お味は、読んでのお楽しみということにしておきましょう。

    いざ、猟期が始まりますが、著者は初日にハプニングに見舞われてしまいます。その際に同行していた先輩老猟師とのその後のやり取りが心に響きます。

    ところで、表紙のネズミのお化けみたいなものは・・・?
    はい、ヌートリアです。
    近年、特に関西を中心に増え続けている外来種です。個人的には本シリーズを読み始めたきっかけはこの生きものです。
    著者がこれまで何度かニアミスしながら、食べる機会がなかったヌートリア。この回ではついに食べています。焼いたものに岩塩を添えて、あっさりとした食べ方ですが、なかなかおいしかったようです。大きめの個体で優に大人4人分取れたとのこと。ほぅ。意外においしいのですか・・・。

    その他、鳥の狩りや道具についての話など、今回も盛りだくさん。
    野生動物を食べる際には、やはり加熱はしっかりした方がよさそうですね。

    自分でできる気はあまりしないのですが、このシリーズ、いつも感心させられ、いつもおもしろく読んでしまいます。

  • 本日、アマゾンから到着。山賊ダイアリーも気づけば、すでに5巻。アメリカザリガニも食べる、ミドリガメ(アカミミガメ)も食べる、ヌートリアまで食べる・・・いずれも外来種、勇気ある・・・。
    次回6巻は、春頃に刊行らしい。

  • 初版 帯

  • 免許更新の話やら編集さんにカラスをごちそうする話やらありますが。

    そんなのがかすむほどの話はやはり、岡本さんと佐々木さんのケンカですか。

    岡本さんが目に怪我をしてしまったことが元で起きてしまったわけですが、この話は実話なんですかね、話が出来過ぎている気がしますが。

    まあ、どっちにしろ佐々木さんはいい人なんです、はい。

  • ヌートリアとかカラスとか、食って大丈夫なのか?的心情が先に来る生き物をアレする話と、山歩きでの怪我や動物と人間に共通するウイルスや寄生虫などに気をつけないとねの話。

    扱っている道具も少し間違えば命を失うことになる『銃』だし、病気感染や怪我でも死亡してしまう可能性がある訳で、自給自足の猟師生活って気ままで愉快だな!だけでは済まないんだよな…と改めて思ったりとか。

  • タラの芽 コシアブラ 独特の芳香 梅肉和え 葛根湯 ザリガニ 要注意外来生物 泥抜き 海老と蟹と中間のような味で特有の旨味があります ミシシッピアカミミガメ=ミドリガメ 大量に野生化 目は粘膜じゃけんすぐ治るんで保護用のコンタクトしてればええわ 麻酔は30分で切れるでまぁ今日は寝れんと思うわ 大事なのは繰り返さない事だ 遮光性 岡本君あしたのジョーに出てた? 回転納刀 ヌートリア=巨大鼠 重めのワインとか合いそうですね 百舌モズの早贄はやにえ 乳白色の出汁 ツツガムシ病リケッチアという人獣共通の菌 川鵜の駆除 蟯虫検査 キャストアイアン=鋳鉄鍋 自由や権利に危険や責任が生じるように

  • 岡本が猟師になって早1年。禁猟期でも狩猟本能は止まらない。春には山菜、夏にはアメリカザリガニ、秋には猟期に備え、自給自足の訓練!? 今冬は、ついにヌートリアの捕食に成功する。その一方で、岡本は狩りの最中、目を負傷してしまう。師匠の佐々木さんに救助されるが……。慈愛溢れる狩猟エッセイコミック!(Amazon紹介より)

  • 表紙のヌートリアが可愛すぎる。しかし、巨大ネズミ。実物をY川で何度も見た事があるが可愛い。巨大ネズミだが。しかし、ヌートリアが食べれるとは思ってもいなかった。あと、アカミミガメ(通称ミドリガメ)やアメリカザリガニも。アカミミガメを解体し、食べるシーンはアカミミガメを飼っていた事もあり、顔が引きつってしまった。まさか、食べるとは思っていなかったので衝撃的であった。

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著者プロフィール

弁護士、米ニューヨーク州弁護士、証券アナリスト。
岐阜県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。一橋大学法科大学院及びペンシルバニア大学法学修士課程修了。ロイター通信(当時)勤務を経て、弁護士登録。現在は骨董通り法律事務所(東京)パートナー。神戸大学客員教授、JCBI(ブロックチェーン・コンソーシアム)著作権流通部会長などのほか、著作権、Web3などに関する関係省庁の委員も務める。趣味はリズムタップと茶道(松尾流)

「2024年 『著作・創作にかかわる法律 これでおさえる勘どころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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