たんさんすいぶ(2) (イブニングKC)

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著者 : 上条明峰
  • 講談社 (2014年12月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063545517

たんさんすいぶ(2) (イブニングKC)の感想・レビュー・書評

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  • 漫画読みの、単純な幸せを満たしてくれる
    深く、漫画に潜ってしまうクセのある私だけかもしれないが、「これは読み返す場所に気をつけた方が良さそう」と思った
    コミカルな場面が多く、噴き出してしまう恐れがあるから、そう言っている訳じゃない
    とんでもない握力で首根っこを掴まれ、同じくらいに強い腕力で押し倒され、組み伏せられるので、気付かない内に息をするのも忘れて読み耽り、終わって余韻が押し寄せてくると同時に、止めていた呼吸を一気に吐き出してしまうものだから、家以外で読むと、恐らく、周囲の人に白い目で見られる
    だから、自室で読むべき。もちろん、チキンな私と違い、周囲の眼を気にしていて漫画を読めるか、って猛者は電車内でも読めるだろう
    この『たんさんすいぶ』って題名の、吹奏楽部マンガのどこが凄いのか、私には正直、判らない・・・・・・イイ所ばかりすぎて、褒める取っ掛かりを、漫画の感想を書きたい人が見つけられない点はある意味、減点対象だが、それ以上に加点対象でもある
    自信がないが、ホント、一つだけに限定するならば、絵柄とストーリーにズレがない所だろうか。上条先生の線が名刀のように鋭さと青春の爽快さを併せ持つ絵柄と、誰の心の中にもある火を猛らせる風を感じられるストーリーは、本当にベストマッチしている。漫画家としての経験値の差だろうが、やはり、『たんさんすいぶ』は『SOUL CATCHER(S)』に大きく勝っている気がする。もちろん、私は主人公・神峰が、個性の強すぎる部員と真正面からぶつかり、彼らの問題を素人同然の自分にしか出来ない荒業で解決し、絆を深めていくストーリーも大好きだ・・・しかし、これはこれ、それはそれだ。今現在、私の中で神峰がマークⅣにジャーマンスープレックスをかまされている
    音楽って言う表現方法が異なる芸術を、漫画でここまで魅せられるものなのか
    改めて、上条先生に対して思ったが、ホント、重い過去を背負っているのに、それでも、不器用なりに前を見て、少しずつ進んでいこうとするキャラクターを生み、動きを邪魔しないのが巧い!! 全体的なトコはともかくとして、その一点は『ONE PIECE』の尾田先生、『からくりサーカス』の藤田先生に劣っていない
    この2巻では、進太郎がサックスのマークⅣとの絆を強め、また、部員とも打ち解けて行き、合奏に挑む事で、一つ壁を乗り越えている。けれど、進太郎らの合奏は、生徒らを熱くさせる事に成功し、最高と讃えてもいいレベルであったはずなのに、兄・幸太郎はそれまでの胡散臭い仮面を剥がし、素の苛立ちを剥き出しにする
    一体、進太郎の演奏のどこが、彼の癇に障ったのだろう
    うーん、気になるラスト。こういうトコも、『たんさんすいぶ』を好きになれる理由
    今回、引用にこの台詞を選んだのは、クールを通り越して、無感情・無機質だった進太郎がいくらか空回り気味にしろ、本気で自分の問題と向き合い、実に人間らしい意地を感じさせてくれたから

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たんさんすいぶ(2) (イブニングKC)の作品紹介

音楽が、かわいらしく見える吹奏楽コミックが開幕!無表情高校生・滝進太郎が出会ったのは、風変わりな吹奏楽部員&古ぼけた星色のサックス。そしてなぜか進太郎にだけ、サックスが女の子に見えるのでした。
「SAMURAI DEEPER KYO」「CODE:BREAKER」上条明峰の最新作では新境地に挑む!バトルはないけどキャラはたくさん登場します。

滝進太郎はどんどんサックスに夢中になっていく。一方、吹奏楽部は体育祭で全校生徒に演奏を披露することに――。あ!あとマークシックスちゃんに異変が起きたりもします。変人ばかりの吹奏楽部。その部活の日常はくだらなくて。でも、やる時は真剣に音楽に向き合います!

たんさんすいぶ(2) (イブニングKC)のKindle版

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