- Amazon.co.jp ・マンガ (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063600513
作品紹介・あらすじ
超ベストセラー「あさきゆめみし」文庫化!永遠のベストセラー・源氏物語をコミック化して1600万部を売り上げた「あさきゆめみし」の文庫化、統一デザインを施し、保存しておきたい作品です!
感想・レビュー・書評
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ここに来て面白さがわかってきた私。
前の巻で、「平安時代の恋愛観ムリ!」と言ったように、どーしてもプレイボーイ★源氏を好きになれず、女性目線で読んできたのですが、、、なんだか、源氏はともかく女性の気持ちならすごい共感できる。事実、女性の心情描写率がスッゴい高くて、やはりそこは大和センセのウデなんだろうな~と思いました。
と、思うと。紫式部センセが書いた本編もみたくなってきた。あっちはがっつり平安時代の色をしているんだろうなーなんてどーでもいいことを読みながら考えるのがすごい楽しいです。
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源氏はずいぶんと勝手な男だけど、それでも憎まれないのはやはり美しさ故?
源氏と関わる女達は不思議と自立した女性が多い。その中にあって紫の上は自立しているとは言えない。美しさと共に幼さも男心をくすぐるものなのかもしれない。
この巻に出てきた中では朧月夜が良かった。大胆で情熱的で一際素敵な女性と思えた。彼女の最後に下した選択も正しいと思う。相対して花散里もなごみ系で好感度高い。
これまで懇意にしてきた親友の頭の中将に変化の兆しが‥‥この先どうなるのか楽しみ。 -
言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。
高校受験や大学受験の際、古文のお供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。 -
《目次》
其の九
其の十
其の十一
其の十二
其の十三
其の十四
其の十五
其の十六 -
9帖葵の途中から15帖蓬生まで。須磨からもどって六条院造成、紫の上の裳着〜藤壺の死、玉鬘をむかえる。
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他の漫画と比べて、一冊当たりの情報量の多さ、密度の濃さに満足。
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明石の上の話まで。
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今まで色んな方の現代語訳で読んできた中で、私が少しも好きになれなかったのが六条の御息所。この漫画で初めて彼女にたくさん共感してしまった。特に1巻の終わりからこの2巻にかけて。他の女人との事についても色々と新しいことに気付かされる。漫画というだけあってとても読みやすい。
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天皇に入内する予定の女性に手をつけて左遷で住むだけなんて、なんて大らかな太平の時代だったのだろう。
葵の上:源氏の一人目の正妻。父は左大臣、兄は頭の中将、夕霧の母
藤壺の宮:源氏の父・桐壺帝の中宮。源氏の子(春宮)を産む。
紫の上:藤壺の宮の姪。10歳のころから源氏に育てられ、14歳の時、源氏の二人目の正妻となる。
六条の御息所:八歳年上、斎宮の母、伊勢神宮へ。
朧月夜:朱雀帝の尚侍、父は右大臣、姉は弘徽殿の女御
明石の上:配流先の明石の娘。源氏の姫を産む。
末摘花:器量の悪い女