あさきゆめみし(3) (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社 (2001年7月31日発売)
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本棚登録 : 720
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063600520

作品紹介・あらすじ

超ベストセラー「あさきゆめみし」文庫化!永遠のベストセラー・源氏物語をコミック化して1600万部を売り上げた「あさきゆめみし」の文庫化、統一デザインを施し、保存しておきたい作品です!

感想・レビュー・書評

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  • 何気に末摘花とか六条の御息所とか、そういうウケキャラ悪キャラが好きな私。末摘花関連の話、大体面白い付き人が出てきてはいからさんを思い出してしまうんだけど、今回もそうでした。
    ホントに、今回も源氏に振り回されてばっかの女の人たち。でも凛とした見ごたえもあって面白いです。

  • 源氏は自分の女達を集めて後宮を造る始末。やれやれ。全巻通じたテーマではあるがこの巻は特に女のやるせなさが醸し出されている。
    子ども達が大きくなり世代交代し始めると、以前のような憎めないプレイボーイが厭らしいオジサンに見えてくるから不思議だ。
    夕霧が父の二の舞をしそうな気配、歴史は繰り返される。

  • 須磨、明石から戻ることになったのが前巻の終わり。
    この巻の冒頭は久々の末摘花とのお話。
    その次が空蝉。伊予の介という夫のいる人妻です。過去の出来事を思い出すという内容でした。

    それを踏まえて?、本宅の隣に二条東の院を建てて、
    西の対には花散里、
    北の対には末摘花、空蝉を、
    東の対には明石の上と姫を住まわせるつもりの様子。
    と思っていたら、明石の入道が手配したのは京からすこし離れた場所(大堰ってどこだ)に家を用意。さすが明石の入道さま。あ、桂って書いてるな。確かにすこし離れてて良さそう。
    そしてちい姫は紫の上の元へ。

    とか思っていたら、藤壺の宮(女院)がご薨去。
    冷泉帝が自身の本当の父が光源氏と知ってしまう。
    冷泉帝は光源氏を親王に戻せないか打診するけれど、光源氏は断る。

    その次が槿(あさがお)の君のお話。光源氏との結婚を何度も打診されても断り続けた孤高の方。光源氏のことを好きだし愛してるとも思っているのに、他の方に恨まれるのはイヤだと貫くのすごいな。

    光源氏と葵の上の息子の夕霧と、雲居の雁の幼い頃からの恋のお話。まだ成就はせず。

    昔、一度の逢瀬の後に他界した、ライバル頭の中将の妻である夕顔の、残された姫である瑠璃君をようやく保護。玉鬘の君と名付けられる。

  • 《目次》
    其の十七
    其の十八
    其の十九
    其の二十
    其の二十一
    其の二十二
    其の二十三
    其の二十四
    其の二十五
    其の二十六

  • 15帖蓬生の途中から28帖野分まで。回想で、2帖帚木、3帖空蝉も。

  • 私は玉鬘界隈のエピソードがあまり好きじゃないんだけど、ちょっとわかりにくかった人間関係が、よくわかった。あと空蝉と伊予之介のエピソードが泣けて何回も読みかえした。「あさきゆめみし」という漫画は素晴らしいです。

  • 紫の上は明石の君にめちゃくちゃ嫉妬してる。
    母の愛情を知らない紫の上が、明石の姫君を愛情持って育てている様子にぐっとくる

  • 紫の上:六条の院南東の町、源氏の二人目の正妻
    花散里:六条の院北東の町、夕霧の義母
    明石の上:六条の院北西の町、姫を産む。
    夕顔:源氏の初恋の人?
    槿の君(あさがおのきみ)
    空蝉
    末摘花

    秋好中宮:六条の院南西の町、六条の御息所の娘、冷泉帝の中宮

    桐壺院:源氏の父
    朱雀院:源氏の兄。先帝。
    冷泉帝:今上天皇。桐壺帝の子だが、実の父は源氏。
    頭の中将:源氏のライバル

    夕霧:源氏と先妻葵の上の子の長男。
    雲居の雁:頭の中将の娘。夕霧とは従兄弟で仲睦まじい。
    玉鬘(たまかずら):頭の中将と夕顔の娘。

  • 時が巡り、次の世代のお話が重なりはじめました。私達読み手の女性の年齢や立場や人生の境遇によって、季節の花のように咲き乱れる姫達への共感度も違ってくるのでしょうね。

  • 六条が退場してしまい、ちょっと読む気が失せていたのですが再開。

    末摘花が可愛らしい……。もっと美しく、もっと賢ければ。
    1巻で出てこなかった空蝉はここで登場。
    夕顔の遺児、玉鬘を引き取ったものの、手を付けたくて仕方のない源氏の君。ここまで来ると病気。
    当時の人たちはどんな気持ちで読んでいたのかしら。

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著者プロフィール

3月13日生まれ、札幌市出身の魚座。O型。1966年、「週刊少女フレンド」より『どろぼう天使』でデビュー。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』は、少女漫画の枠を超えて高い評価を得ている。他に『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』『ベビーシッター・ギン!』『紅匂ふ』など人気作多数。

「2001年 『漫画文庫あさきゆめみし全7冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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