あさきゆめみし(7) (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社 (2001年7月31日発売)
3.79
  • (46)
  • (39)
  • (71)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 644
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063600568

作品紹介・あらすじ

超ベストセラー「あさきゆめみし」文庫化!永遠のベストセラー・源氏物語をコミック化して1600万部を売り上げた「あさきゆめみし」の文庫化、統一デザインを施し、保存しておきたい作品です!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 出たよ、生き写しパティーン。
    桐壺の更衣の生き写しの藤壺の宮に藤壺の宮の生き写しの紫の上ときて今度は大井君の生き写しの浮舟ときたか!笑
    それにしても宇治、ていうのがいい味出てる。雪の宇治かぁ、いつかいきたいなぁ。宇治でみた浮舟と匂の宮像を思い出します。
    本編とまた違い、宮中みたいな華やかさがあふれてる感じじゃなくて、宇治みたいな静かでしっとりとした雰囲気がすごく好み。ああ、茶団子が食べたい

  • 宇治十帖のヒロイン浮舟は二人の男の間で揺れ動き結果的には決めかねて不幸になる。
    源氏と朱雀帝の両方から思われた朧月夜は源氏に未練は残しながらも、自分を本当に大切にしてくれる相手を自分でしっかり選ぶ。こういう本能的に幸せになる方を選べる女っていい。
    浮舟も最後は匂の宮よりも薫に気持ちが傾く。紫式部の好みがわかる。

  • 文庫版をちみちみ収集中です。
    原作と違った盛り上がり方が面白いですね。
    そしてやっぱりビジュアルのほうが話が頭に入りやすい(笑)
    全7巻

  • 大学受験で大変お世話になりました。

  • 源氏物語の粗筋すら知らなかったのですが、この漫画のお陰で大略を知ることができました。次は現代語訳版の源氏物語を読んでみようと思います。

  • 最終巻。素晴らしいマンガでした。それにしても源氏物語のエンディングは本当に凄いよね。これを女性が平安時代に書いたとは信じられないです。

  • 連載完結は1993年。
    というわけで、実は高校生の頃には宇治十帖はまだでておらず、この巻は再読ではなく初見ということになる。
    50帖東屋から54帖夢浮橋まで。

    当時の価値観のもと、匂宮と薫の板挟み(+異母姉中の君への立つ瀬のなさ)で苦しむ浮舟不憫(そりゃ消えたくもなる、朧月夜や玉鬘のような才覚がないというより、安定した後ろ盾のない寄る辺なさが大きい)。
    浮気ながらも出会ったからにはそれなりに誠実に世話をした源氏、最終的には意外と落ち着いてた頭の中将やまじめな夕霧とくらべると、若い匂宮と薫は女性との関係づくりがいちいち身勝手で、女を同じ人と思っていないような感じなのがムカつく(いまのおじさん社会もたいして変わってないのがかなしい)、という点で高3長女と意見が一致。

  • 浮舟が素性を明かさなかった場面、泣いてしまいました。悲しいですね。浮舟と薫はいつか会えると思います。

  • 宇治十帖に入ってから描写が変わった?リアリティが増したような印象でした。

    匂宮によって成熟した浮舟を、薫が感心する様子がなんともいえない。薫は気づかず読者にしかわからない。

    浮舟は、心では薫を、身体では匂宮を求めていたのだろうか。

  • 薫の大将、匂の宮、浮舟の三角関係。
    突然話が終わる「開けたままの終結」

全39件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

3月13日生まれ、札幌市出身の魚座。O型。1966年、「週刊少女フレンド」より『どろぼう天使』でデビュー。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』は、少女漫画の枠を超えて高い評価を得ている。他に『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』『ベビーシッター・ギン!』『紅匂ふ』など人気作多数。

「2001年 『漫画文庫あさきゆめみし全7冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大和和紀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×