シガテラ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063611939

感想・レビュー・書評

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  • 「ヒミズ」は確かにエポックメイキングだが、古谷実のさわやかさと毒味の両者が共存した全盛期は「シガテラ」「ヒメアノ〜ル」の2作だと思う。ヒロインを本当に「可愛く」描けているかは疑問が残りつつ、「あんな可愛い子が?!」みたいな説明がかなり入るので問題はない。いじめられ仲間の「田島」と、「実は友達ではなくてただいじめられていた同士だっただけかも」という興味深い考察が繰り広げられる。

  • ギャグ漫画『稲中卓球部』でおなじみの
    古谷実が放つシリアス路線。



    女優の成海璃子ちゃんも大好きな漫画みたいですね。


    『シガテラ』という変わったタイトルは、
    熱帯の魚が持つ
    神経を狂わせる毒によって起こる中毒症の名前。


    平凡な普通の男子高校生におこる
    恋愛やイジメ。


    普通の生活の中に足を潜めて、
    少しずつ少しずつ忍びよってくる
    ワケの分からない恐怖を
    静かに笑いと共に描いた作品です。



    ハッキリ言って怖いです!


    読んでいて背筋がゾクゾクしてきます。


    思春期の
    誰からも共感しえる幸せな日常の1コマ1コマの中にも、
    得体の知れない恐怖が見栄隠れしていて、
    読む人をワケの分からないまま
    絶望の世界へ誘ってくれます(>_<)



    それにしても
    南雲さん可愛い過ぎっ!!(^O^)



    思春期だった頃の
    痛みや不安定な心を知る
    大人にこそ読んで欲しい作品。



    全6巻。

  • これも古谷実の作品の中で一、二を争うくらい好きな作品。
    ヒミズと違って、日常に潜む非日常を、主人公は知らないところでギリギリでかわしている。その歪さがすごく好き。
    終わり方も唐突で、でもその唐突さがシガテラっていう作品に似合っていた気がする。今じゃもう唐突なラストにも慣れたけど、当時は新鮮だったな。

  • 元稲中。

  • 青春童貞漫画

  • 古谷実さんの漫画は
    「わにとかげぎす(2006-2007)」しか読んだことがないんですよね。
    実写化された「ヒミズ(2012)」や「ヒメアノ〜ル(2016)」は観て大好きなんですよね。

    なので、普段見ないタイトルだったので・・・
    読んでみましたー。 

    この青春は素敵だ。 
    おいらもあの頃に戻りたいですわ。
    早く、次の巻、2巻を買ったので、読みたいですねー。

  • 出来過ぎた話、ハッピーエンドよりも。

    といった感じですね
    とにかく南雲ちゃんは、彼氏これでいいの…?と何度思ったことか…意外な組み合わせ、多いよね古谷さん…多くはないのか…?

    谷脇はあいつをどーしたんですかね
    わたしの読解力がないせいで

    高井だって多分ふつーに幸せでそんなもんで、結局荻野も南雲ちゃん谷脇もふつーにこんなもんか、って生きてるんですかね…
    古谷さんって本当にいろんなの描きますね…絵がうまいだけじゃ漫画なんて描けないのは当たり前だけど…すごいな、ヒミズもこれも稲中も
    ぶっとんでるよね、何か

  • 古谷実作品で一番好き。一番苦しい。一番狂おしい。アプリリアRS250は僕が大学生の時にすごく乗りたかったバイクだったが糞高かったのであきらめたよ。RS250に乗っていたら僕はもう死んでいる。

  • 古谷実の鬱漫画の中ではこれか『ヒミズ』が良い。活力を全部持っていかれる感じ

  • 古谷お得意?の毒の効いた思春期全開マンガ。
    冴えない主人公に美人の彼女ができて…っていうやつです。
    共感は多分できない。けどなんかひっかかるものがあります。
    南雲さんが好きです。

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