BUTTER!!!(6) 限定版<完> (プレミアムKC アフタヌーン)
- 講談社 (2013年5月23日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063622508
作品紹介・あらすじ
青春の息苦しさとまばゆさを描く社交ダンス部群像劇、いよいよ完結! ネット上で自分達を嘲笑するコメントを発見し動揺する夏。悪意に負けず、新歓公演で本気の踊りを披露できるのか!? 限定版は、48ページの豪華小冊子付き! 雑誌の表紙を飾ったイラストなどの単行本未収録カラーイラスト約20点に加え、描き下ろしカラーイラストや、10ページを超える描き下ろしキャラクター設定集、制作秘話など、大充実の内容です!!
感想・レビュー・書評
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あぁ、この上なく清々しいラスト。
卒部までじゃなくて、これから、というところで終わる。
面白かった。
にしても、自分が高校生のときに読んだら、痛さがじかに伝わって素直に読めなかっただろう作品。
だけど、あのとき読んでたら何か変わったのかなぁなんて思ってもしょうがないことを考えさせられた作品でもある。
とりあえず全6巻読み返そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最終巻。やー、よかった!もだもだする青春期。あの台詞回しがほんとにおしゃれ(と表現するかどうか。言葉にならないきもちになる誰もがきっとぎゅーっとなるシーンがいっぱい。)で大好きな作家さん。ハバくんかっこよかったよー。小冊子もとってもよかった、あ〜このポスターとPOP覚えてる〜!ってなった。すごく嬉しいこういう付録。なかなか見られなかったものもあるものね。
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高校社交ダンス部の青春物語最終巻。十代の初々しい悩みの描き方が良いなあ。そして、日常の延長にある、ほどほど良い終わり方。
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数年ぶりに読み返した。
ダンスよりは人の成長にスポットを当てたお話で、ダンス漫画が読みたい人には物足りないと思う。
キャラがみんな魅力的だったけれども、ネガティブで内気で冷笑的だった端場くんが、すっかり仲間と打ち解けて素直になり、最後には熱っぽい表情で夏を見つめダンスを踊るところ…ぐっときました。
この先がずっと見たくなるけど、余韻を残して終わってるのがいいところなのだろうとも。 -
ダンス漫画というよりはそれぞれのコンプレックスと向き合う内面のお話だった。ヤマシタ先生特有の好きなことを他人にバカにされることに対する怒りが詰まってた。おまけの二宮兄が可愛い。
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わたしのかわいい後輩たちが泣いてるし怒ってる
リア充のパンチが重い -
最終巻。潔い終わり方に納得しつつ、ちょっとアッサリし過ぎてて寂しい気も。
要はまだまだダンス部のみんなの日々を見たいんですよ!! -
ヤマシタ先生はひとのコンプレックスを描くのがすごく上手い。人間関係における気まずさやグサッとイラっとくる場面を描くのが、すごく上手い。すべてきっぱりと決着がつくわけじゃないところもリアルで、ご都合主義にウンザリするようなことはなかった。
ただ、個人的にヤマシタ作品はすごいハマるときとハマらないときとあって、これは正直なところ、ハマらない方でした。その理由はうまく文にできないんだけど…なんなんだろ。作者の萌えが透けて感じるからかな。 -
友人の漫画
熱血過ぎないのにものすごく熱くて
思い当たるふし、というかたぶん万人に共通の悩みとか出てきて
きっと大抵誰でも共感できる本、かも -
終わっちゃうのが嫌だあ~ともがくような終わり。端場くんの勇姿に涙…
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読んでてすごい分かる!!って共感しちゃうシーンがたくさんあって、良いなあと。
最後端場くんが踊りながら考えてることとか感じたことあるし、なっちゃんの自信ないけど認められたい~みたいな面倒くさいところも分かってしまっていい意味でグサグサくる漫画でした。 -
発売から数日後、何件本屋を周ってもすでに限定版は売り切れ。泣く泣く通常版を購入しました。しかし最近、出先でたまたま入った本屋にありました!思わずガッツポーズ!そしてレジへ!
二冊目でも後悔はありません。フルカラーの小冊子は、ヤマシタトモコさん独特のやわらかくも毒のあるタッチと、カラーセンスの良さを存分に味わうことができます。キャラごとの解説や脇キャラの描き下ろしも多く大満足です。 -
少年誌のように派手な展開があるわけではなく、平凡な高校生が平凡なまま終わる物語。
でもそこにドラマがないわけではけしてない。
最後の周辺の人々の一ページ漫画がかわいいなぁ。
ヨネちゃんカワイイ結婚しな。
秦くん頑張れ結婚・・頑張れ。 -
いつのまにか終わっててびっくり・・・特典の小冊子がとてもよかった!
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ラストにやられました。終わりのようで始まりなダンス部を応援したいです。限定版についてきた冊子面白い!あーこんな風に設定とか作るんだな~って読んでいて楽しかったです。
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完結。
booklogには1000件以上登録してるけど、6冊の中で☆5が2回だなんてすごいことだよ。(俺調べ)
とにかく、真っ直ぐな漫画だった。
もちろん途中には紆余曲折あって、立ち止まってしまうこともあって、転んでしまうこともあって。
けど、振り返ってみると、真っ直ぐ歩いてきたんだなぁ、ってわかる。
そんな漫画。
木の周りを走る虎たちは、曲がってるけど、曲がってない。彼ら(?)の中ではひとつの目標に向かって真っ直ぐ走ってたんだと思う。曲がってても、走ってるそのときは曲がってない。
さぁみんな、あの夕日に真っ直ぐ走ろう! バターになるまで!
こんなテンションになる漫画。 -
ついに最終巻。
夏を見てるといらいらしてしまうけれど、そうなってしまうのはすごくすごくすごくわかる。
尊敬されたいけど実力が伴わなくて、目立ちたくないけど見出されたくて、才能のある人と仲良くしたいけど接し方がわからなくて、思いやりたいけど正解がわからない。
挑戦して失敗して恥かいて、学んで学べなくてまた失敗したりして、それがあるべきハイティーンのすがたなのだー。多分。
一年生四人が、部活仲間で友達同士っていう関係性なのがいいなあ。BUTTER!!!で描かれるのって、リアルな感情なのだけど、それが恋愛に着地する安易な青春ものでないところに、非リアの私は安心する。笑。
でも、恋愛も、ふつうに発生する青春のイベントだから、先輩たちとか、秦君とか、ヨネちゃんとか、ちらっほらってあってその話もみんな好きなんだけど。
端場くんの成長が見れてほっとしました。られてる、なんて、ほんとネタにしたもん勝ち。
あ〜でも、2ページくらいの番外編もっと見たいよ。脇役も気になる子いすぎ! -
通常版を買って読んで、どーしても後悔しそうだったので限定版も購入。 バカだけどイイのだ。
キャラクターがホントみんな愛しい。 まだみんなに会いたいよー(´・ω・`) -
最終巻。端場くん、カッコ良くなっちゃって!青春こじらせた人間からみると眩しいくらいだ。個人的には鬼田先生のお言葉が好きです。まだまだ読みたかったな。スピンオフとかでもう一冊くらい出ないかな。